くらし情報『笑い飯・哲夫、仏教通が語る“煩悩”との向き合い方 コロナ禍で心に響く教えも』

笑い飯・哲夫、仏教通が語る“煩悩”との向き合い方 コロナ禍で心に響く教えも

だから、やっぱり予防ってすごいなと思いました。

――買い占めなどで、思いやりを忘れた人の利己主義が露見することもありますよね。

仏教はとりあえず、みんな一緒だと。特に大乗仏教はそういう考え方なんですよね。人の苦しみは自分の苦しみであって、人の喜びも自分の喜びになる。みんな一緒だっていうような感覚で言ったら、自分だけがモノをためておこうという感覚にはならないですよね。皆がある程度、同じだけ、モノを食べることができてとか、皆が同じだけマスクを使うことができてとか、そういう感覚になるので、買い占めっていうのは、仏教的にはなかなか考えにくいですね。

――「みんな一緒」という意識は大事ですね。


考え方の一つの指針ですからね。聖徳太子がなぜ仏教を政治に取り入れたかったかと言ったら、十七条の憲法の一番最初に「和を以て貴しとなす」と言っているんですけど、仏教観で和って言うのは和やか。そういうものを、日本人一人一人、持っとかなあかん、それを尊いものとせな。ほんま、優しい教えやなと思います。

■哲夫(笑い飯)
1974年12月25日生まれ。奈良県出身。吉本興業所属。2000年7月に相方の西田幸治と笑い飯を結成。

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