笑い飯・哲夫、仏教通が語る“煩悩”との向き合い方 コロナ禍で心に響く教えも
煩悩の塊だと思いますよ。煩悩だらけです。
――煩悩とは、どんな付き合い方をしているんでしょう?
「この煩悩で、誰かを傷つけてなかったら、まあ、ええんちゃうん?」っていうような。人が嫌な思いをしてなかったらいいんかなあという感じですかね。
――周りの芸人さんで、煩悩を抑えきれていないなと感じる方はいますか?
「この人はめちゃめちゃ煩悩あるなあ…」と思う人は、多々いますね。そうやなあ…ギャロップの林ですかね。「『こいつ、絶対髪の毛生やしたいやろなあ』っていう煩悩あるやろなあ」と思いますよね。それでええのに(笑)。
フサフサでありたいっていう煩悩が。
――相方の西田さんの煩悩はいかがでしょう?
どうかなあ…。めっちゃ口臭い時があって。彼が歯を磨いているところを最近は1回も見たことがないんですけど、その臭さっていうのが、お墓の花を立てるところの水を、1年間代えてなかった時の匂いがするんですよ。だから「ああ、ちょっと仏教の匂いしてるなあ」と(笑)。臭い言うても、仏教的に臭い奴やからなあ、奈良の人やなあと思います。
●災厄に対する考え方
――仏教には夫婦以外の人間と肉体関係を持つことを戒める「不邪淫戒」