くらし情報『エアバス最新機A350XWBのすごさが分かる10のポイント - "ライバル機"のボーイング787と徹底比較』

2014年11月27日 11:00

エアバス最新機A350XWBのすごさが分かる10のポイント - "ライバル機"のボーイング787と徹底比較

と呼ばれる飛行制限を受ける。これは、分かりやすくいえば洋上を飛んでいる時に片方のエンジンが停止してしまった場合、緊急着陸できる空港まで1基のエンジンで飛び続ける必要があり、その1基のエンジンで飛べる制限時間のこと。

A350(-900)はすでに欧州航空安全庁(EASA)から180分超のETOPS承認を受けており、初号機の就航(商業飛行)前にここまでのETOPSが認可されたのは初めてのこと。同機の信頼の高さがうかがわれる。ETOPSの時間が長ければ、それだけ陸地から遠い洋上の飛行が可能になり、就航路線や飛行航路の選択肢が広がる。ということは、乗客の利用機会もそれだけ広がるということだ。

このほかA350XWBは、同社のひとつ前の新型機A380のアヴィオニクスを改良した電子機器が使われ、パイロットや客室乗務員の休憩スペースの位置を工夫しより多くの座席を設置できるようにしているなど、多くの最新技術の採用と工夫がされた旅客機。2014年末から順次、航空会社に納入されて行くので就航路線を調べて実際にその乗り心地を体験してみるといだろう。


○筆者プロフィール : 緒方信一郎
航空・旅行ジャーナリスト。

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