2014年11月27日 11:00
エアバス最新機A350XWBのすごさが分かる10のポイント - "ライバル機"のボーイング787と徹底比較
なお、ボーイング787の場合、最大で荷物スペースひとつあたり同サイズのスーツケースを4個とバック1個の収納力である。
●A350 VS 787、燃費・騒音・クリーン設備でジャッジ
○その6)機内の空気をクリーンに保つ設備
機内の空気をクリーンに保つ工夫もされている。バクテリアや有機化合物、オゾンなどを吸収・除去する空気清浄フィルターが設置され、換気は2~3分ごとに行う。従来の金属中心に設計された旅客機は腐食を防ぐために常に換気しておく必要があったが、その換気とは違い、空気を清潔に保つ目的がある。座席の一定ゾーン(エリア)ごとの温度調整も可能になっている。
ボーイング787も従来は2カ所だった給気口を4カ所にしてより空気をクリーンにする工夫をし、さらに787は機内の湿度を従来機の2~3倍の高さに保つ、ほかの機種にはない優れた機能も持つ。○その7)燃費効率が25%も向上
海外旅行で飛行機を利用すると必ずと言っていいほど燃油サーチャージを徴収されるが、それは飛行機を飛ばすのに必要なジェット燃料の価格が高くなったから。そのため、燃費効率が良い旅客機ほど航空会社に喜ばれる。
そこで、A350はカーボン素材の多様、最先端の空力性能、工夫されたエンジンなどで同規模機(ボーイング777)