2014年11月27日 11:00
エアバス最新機A350XWBのすごさが分かる10のポイント - "ライバル機"のボーイング787と徹底比較
と広めになる。両壁の角度もエアバスA340などのように内側に急カーブを描く設計ではなく、それにより両窓側席の圧迫感がなくなった。
○その4)広くなった窓とすっきりした足元
窓は今までのエアバス機のなかで最も大きくなった。総2階建ての大型機A380よりも広い。そのため外光が入りやすく、日中の機内はより明るい。ただ、サイズをボーイング787と比べた場合、横はほぼ同じだが縦は787の方がかなり長い。なお、787の客室窓はUV(紫外線)をカツトする機能を合わせ持つ。
また、客室の配線をすべて床下に納めることで、床がすっきりし不快な出っ張りがなくなったのもA350の機内を快適にしている一因。
さらに、エンターテインメント用のボックス(箱型)がシートの座面の裏側に設置されることもなく、足元が広く使えるようになっているのも乗客にはうれしい。
○その5)スーツケースが5個も入る手荷物棚
客室の手荷物棚もかなりの大きさだ。自分の席の真上にある棚にスペースがないと、離れた棚に荷物を入れることになり何かと不便だが、A350の場合、客室両端の棚はスペースひとつあたりに、機内持ち込み可能で最大のキャスター付きスーツケースを5個収容でき、中央側の棚は同サイズのスーツケースを3個と中型のバッグ2個が入る。