2014年11月27日 11:00
エアバス最新機A350XWBのすごさが分かる10のポイント - "ライバル機"のボーイング787と徹底比較
より燃費効率を約25%も向上させた。一方のボーイング787も、燃費効率を従来の同規模機(767など)より約20%向上させている。
○その8)静か過ぎる!? エンジン
燃費効率の向上に多大な貢献をするのがエンジンなのだが、A350の「トレントXWB(ロールスロイス社製)」は騒音もかなり低く抑えられている。ICAO(国際航空民間機関)が定める騒音レベルでいえば「チャプター4」を大きく下回る。チャプター4は100人乗りの小型機の騒音レベルであり、それよりも16EPNデシベルも低い。騒音レベルが低ければ、それだけ機内は静かで、より快適になる。
○その9)排ガスを25%削減し環境に配慮
エンジン音が低ければ、それだけ環境にも優しいといえる。また、前述した燃費効率の良さも環境問題への配慮に直結する。
その点、「トレントXWB」のCO2排出量はボーイング777-200ERと比べると約25%も少ないとされる。CO2の排出量についてはボーイング787も大きく削減されており、767などの従来機に比べると20%ほど少なくなっている。
○その10)より多くの航空路を飛べる優れた能力
A350はエンジン2基の双発機だが、双発機の場合、「Extended-range Twin-Engine Operation Performance System=ETOPS(イ―トップス)」