2014年12月5日 09:00
ワクチンはインフルエンザ予防に万能ではない? - 効果の継続期間などを知る
と思ってしまうかもしれないが、それは間違い。インフルエンザは高熱や関節の痛み、だるさなどの全身症状がひどくなることもあり、体力の無い子どもや高齢者においては重篤な症状が出てしまう危険性も考えられる。症状が軽ければ回復も早く、危険な状態にもなりにくくなるため、メリットは大きいのだ。
○効果はどれくらい続く?
また、インフルエンザには流行しやすいタイプがあるのはご存じだろうか。インフルエンザには「A型」「B型」「C型」の3種類があり、A型とB型が流行しやすいとされている。ワクチンはそれぞれの型に適合するもののほか、混合ワクチンもある。その年の流行なども考慮して、どのワクチンを接種するのかを医師と相談するとよい。
「ワクチンの効果は接種した2週間後から5カ月程度までなので、毎年接種したほうが予防には効果的です。
流行の始まる前に接種するとよいでしょう」。
インフルエンザは毎年12月から3月にかけて流行が見られる。今冬分のワクチンをまだ接種していない人は、早めに医療機関を訪れた方がよいだろう。○持病持ちや投薬中の場合は必ず医師に確認
インフルエンザの予防接種は保険適用外となるため、病院によって料金も異なる。