2020年7月17日 19:00
古川毅、『FAKE MOTION -卓球の王将-』で「自分の中の究極」を追い求めて
――第2部では少し慣れてきたのかアドリブが増え、特にトビーのギフテッドを開眼させるべくコウ様が迷走し始めるくだりは「生」を感じました。ドラマの撮影時もアドリブは入れていたんですか?
八王子とダブルスで戦ったとき(第4話)、リッツと言い合いながら絆を深めるシーンがあったじゃないですか。対戦相手にはカラージャッジ(相手の感情を色で読み取るギフテッド)で"友愛の橙"が見えているという。あの口喧嘩はアドリブでした。だから、「お前ギフテッド持ちだったらもっと先の未来見えねえのかよ」みたいなことを言いながら二人でやり合って、カメラが自分たちに向いていないときはずっと笑いをこらえてて(笑)。でも、今日ほどのぶっ飛んだアドリブはなかったですね。僕がザッハトルテのくだりをぶち込んで、あとはモンキーが立て直すしかなかったところを、モンキーが笑っちゃって、僕も笑っちゃって……(笑)。
――生配信なので、その様子が全部放送に乗ってしまうんですよね。
「生だったんだ」って、あそこでやっと気付きましたもん。ゾッとしました。
――持ち直すのは大変じゃなかったですか?
ほんとに大変でしたよ。しかも僕、そのあとセリフがないから流れに身を任せるしかなくて。