2015年1月6日 07:00
生理の時は下痢も起こりやすい!? 正しい予防法&対処法を知ろう
一方、生理が始まると黄体ホルモンが減少するため便秘症状は解消されるが、その反面、子宮を収縮させる「プロスタグランジン」の分泌により腸が異常収縮し、下腹部痛を伴う下痢が起きやすくなるという。また、生理の時は心理的にも不安定な状態が続くので、ストレスから下痢を起こすこともあるとのこと。
○予防法&対処法は?
生理周期によるの下痢の予防法として、まずは体を冷やさないようにすることが大切だという。衣服や防寒具などに気を配り、腹部を温かくすることに気をつけたいとのこと。
次に下痢を起こしやすい食品を控えることもポイント。具体的には、甘味剤や果物や豆類に含まれる糖類は水分を腸内にためる作用があるため、下痢を引き起こすことも。また、辛い食べ物やアルコール、コーヒー、冷たい食べ物や飲み物なども、消化管への刺激によって下痢を引き起こすことがあるため控えたいという。
また、生理の時に限らず、食べ過ぎや早食いは消化不良を起こし、その結果発生したガスが腸の粘膜を刺激して腸が異常収縮するため、下痢が起こりやすくなるという。
食事はよくかんで、ゆっくり食べるように心がけたいとのこと。
下痢になった場合の対処法として、生理周期による下痢は、食中毒などによる下痢とは違い、"悪いものを外に出す"という役割がないため、症状が続く場合は市販の下痢止め薬を使用するのもひとつの方法だという。