日向坂46小坂菜緒、センターの重圧と戦いながら成長「気持ちは強くなった」
「当時中学3年生で、受験や部活などいろいろ悩んでいたんですけど、ライブビューイングを見ていたら自然と笑顔になって、気持ちが軽くなっていて、アイドルのパワーは人の気持ちを変えるくらいすごいんだと感じました。自分は前に出るのがあんまり好きなタイプではありませんでしたが、自分が与えられるものって何だろうと考えたときに、だれかを喜ばせることはできないのかなと思って、けやき坂46を目標にアイドルを目指したいって思って応募しました」
引っ込み思案だった小坂にとってものすごく勇気のいる挑戦だったと思うが、「そのときあまり夢がなくて、将来このまま普通に高校に行って、大学に行って、就職して……という風に進んでいくのかなと悩んでいた時期でもあって、本気で目指したいと思った夢を見させてくれた瞬間だったので、ここでいくしかない! と思いました」と、当時の心境を明かす。
見事オーディションに合格し、2期生として加入すると生活は一変。「大阪出身なので上京する形になり、親元を離れるという、家に帰っても親がいない空間も初めてですし、全国から集まった女の子たちがいるグループに飛び込んだものの、人見知りでしゃべれないしどうしようって不安ばっかりでした。