2015年2月10日 10:33
猫好きも知らない東京隠れ猫スポット"招福民芸館"は見た目も中もスゴかった
外観はさておき人間同様、肝心なのは中身。ここはためらうことなく中へ入ってみよう。
○来館者は"月に10人"
入館料は無料。
靴を脱ぎ、一段上がった展示スペースに上がると、招き猫がこちらをジッと見ている。
ここは、本民芸館の運営会社代表者でもある牛丸忠二館長が20年以上に渡り集めてきた招き猫の博物館であり、同時に同社が販売するオリジナル招き猫商品の販売店でもある。
その牛丸館長であるが、多角的なビジネス(後述)で成功を収めた実業家でもあり、「めちゃくちゃ忙しいので……」という事で現在はほとんど当館に姿を現すことはないのだそう。
したがってこの日は「雇われですもので……」とやたら腰の低い女性が店番。コーヒーまで出していただいた上、招福民芸館の今を「分かる範囲でいいなら……」ということで、聞かせていただいた。
「月にどのくらいいらっしゃいます?」という質問には「うーーーーん」という長考の末、「月に10人来ればいいほうですねえ」という寂しいアンサー。会話が続かずコーヒーをすする。
○招き猫にも地域差が
かつてはかなり気合の入った2,500種もの品ぞろえで気軽にインした来場者を圧倒していたこの博物館も今はいくらか落ち着き、店番の女性いわく「いくつあるか分からない」