蒼井優、映画デビュー20年目の現在地「人生は楽しいほうが絶対いい」
――反省点が出てきてしまう? それはどの作品でもですか?
毎回です。
○■笑いジワで目じりがしわくちゃになっていきたい
――映画デビューから20年目になりました。これから先へ抱えている思いを教えてください。
20年目ですか。はあ~(苦笑)。昔より、すごくいろいろと考えるようになりましたね。もっともっと喜びだけに溢れた映画作りができないものかと自分を恥ずかしく思ったり、情けなく思ったりしています。たとえば塚本晋也監督(『斬、』)みたいに映画の現場にいられたらすごく幸せだなと思うんです。
――それはどういうところが?
すっごく楽しそうなんですよ。どれだけ大変な現場でも。早朝から「今日は内臓が出るシーンを撮りますよ。ここをバッて切ったら、ここにピピピって内臓が出ますから」みたいなことをとても楽しそうに話していて。なんてステキな人なんだと(笑)。どうしても責任や不安といったものにがんじがらめになりがちですが、そうならずに楽しく撮影していけたらと思っています。
――大人の女性として目指したいところはありますか?
友人たちと、笑い転げながら、そのまま歳を重ねていきたいなと思います。