俳優・菅田将暉主演、黒沢清監督の映画『Cloud クラウド』(9月27日公開)のために[Alexandros]が書き下ろした楽曲「Boy Fearless」の映画版スペシャルミュージックビデオ(MV)が解禁となった。本作は、世界中がネットでつながる“いま”しのびよる日常と隣り合わせの恐さを描くサスペンス・スリラー。転売で稼ぐ主人公・吉井良介を菅田、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じている。MV映像では、主人公・吉井(菅田)の「転売屋」としての日常の姿と、知らない間に“狩りゲーム”の《標的》となり、どんどん日常が壊されていく姿が、交差するように映し出される。吉井を狙う“匿名の集団”の姿も一部明らかに。彼らが手にしているのは「銃」。窮地に追いやられる吉井はやがて壮絶な銃撃戦へ巻き込まれていく…。誰が誰を狙っているのか!?どこから狙われているのか!?スリルにあふれる映像が、映画の世界を拡張させる楽曲とともに展開していく。MVのラストには、吉井の心情を表現した楽曲のワンフレーズ「I won’t hesitate to shoot(俺は容赦なく撃つ)CLICK(クリック)」とリンクさせ、吉井が銃を構えた菅田で完結する。これまで怯え逃げ惑っていた姿から一変、銃口を向けた吉井の鋭い表情に注目だ。前半はひたひたと冷徹なサスペンススリラー、そして後半はソリッドなガンアクションと、劇中でテイストが変態する構成で観客を呑み込んでゆく本作の映像世界の一部が体験できるMVに仕上がっている。今回の解禁に際して、90年代に黒沢清監督の『CURE』と出会って以来の黒沢作品の大ファンという[Alexandros]の川上洋平は「光栄でした。この映画の曲を作るのかと思うと興奮してすぐに地下室にこもり作り始めました」と、オファーを受けた喜びを回想。楽曲「Boy Fearless」については、「この映画の不気味さをどう表現しようか、と考えた時にまず思ったのが『捲(まく)し立て』でした。主人公が転げ落ちていく様をヒップホップというよりはグライムと呼ばれる英国特有のラップの風味を取り入れてみました。さらに不協な音を所々まぶしております。ライブでもアガるようなトラックになりました。ぜひぶち上がってください」と説明している。「最高に不気味なアクションムービー。ジワリジワリと危険に晒(さら)されていく主人公にいつのまにか自分を重ねてしまいました。そしてこの映画は怖さに加えてとにかくカッコいい。そこが黒沢清監督としては新鮮でしたね。そして役者さんたちがとにかく良い味出してましたね。菅田将暉さんをはじめ、役者さんたちの新たな一面が観れるはずです」と絶賛している。主演の菅田は、今回のインスパイアソングについて「軽快な低音から始まるスリルと色気のある声が脳みそに直接語りかけてきて頭から離れません。ノレたり怖くなってきたりまた踊れたり、、。映画『Cloud』とのセッションが楽しみです」とコメント。予告編で楽曲の一部が披露された際、黒沢監督は「凄いスピードで物事が次々と進行する快感と不安とを同時に感じました。もっと先が知りたい、でも知るのが恐い… それはまさに私がこの映画で観客に味わってほしかった感情そのものです。見事というほかありません」と称えていた。
2024年09月19日黒沢清監督最新作『Cloud クラウド』が9月27日(金) より公開される。このたび、[Alexandros]が手がけたインスパイアソング「Boy Fearless」と本作がコラボしたスペシャルMVが公開となった。第81回ヴェネチア国際映画祭でのワールドプレミアに続き、第49回トロント国際映画祭での北米プレミア、そしてアジア最大級の映画祭・釜山国際映画祭などへの出品が続々決まり、第97回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品にも選ばれ、ますます盛り上がりをみせている本作は、世界中がネットでつながる“いま”しのびよる日常と隣り合わせの恐さを描くサスペンススリラー。転売で稼ぐ主人公・吉井良介を菅田将暉、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じる。公開されたMVでは、吉井の「転売屋」としての日常の姿と、知らない間に“狩りゲーム”の《標的》となり、どんどん日常が壊されていく姿が交差するように映し出される。吉井を狙う“匿名の集団”は銃を手にしており、窮地に追いやられる吉井はやがて壮絶な銃撃戦へ巻き込まれていく……。MVのラストは、吉井の心情を表現した楽曲のワンフレーズ「I won’t hesitate to shoot(俺は容赦なく撃つ)CLICK(クリック)」とリンクさせ、吉井が銃を構えるシーンで締めくくられる。これまで怯え逃げ惑っていた姿から一変、銃口を向けた吉井の鋭い表情にも注目だ。[Alexandros]の川上洋平は、今回のオファーについて「光栄でした。黒沢清監督は『CURE』からのファンです。今までの作品ももちろんですが、本作も大好きでした。この映画の曲を作るのかと思うと興奮してすぐに地下室に篭り作り始めました」と喜び、楽曲「Boy Fearless」については、「この映画の不気味さをどう表現しようか、と考えた時にまず思ったのが“捲し立て”でした。主人公が転げ落ちていく様をヒップホップというよりはグライムと呼ばれる英国特有のラップの風味を取り入れてみました。さらに不協な音を所々まぶしております。ライブでもアガるようなトラックになりました。ぜひぶち上がってください」とコメント。そして本作について「最高に不気味なアクションムービー。ジワリジワリと危険に晒されていく主人公にいつのまにか自分を重ねてしまいました。そしてこの映画は怖さに加えてとにかくカッコいい。そこが黒沢清監督としては新鮮でしたね。そして役者さんたちがとにかく良い味出してましたね。菅田将暉さんを始め、役者さんたちの新たな一面が観れるはずです」と絶賛した。■主演・菅田将暉 コメント全文軽快な低音から始まるスリルと色気のある声が脳みそに直接語りかけてきて頭から離れません。ノレたり怖くなってきたりまた踊れたり、、。映画『Cloud』とのセッションが楽しみです。■[Alexandros] 川上洋平 コメント全文(黒沢清監督作品へ楽曲提供することについて)光栄でした。黒沢清監督は『CURE』からのファンです。今までの作品ももちろんですが、本作も大好きでした。この映画の曲を作るのかと思うと興奮してすぐに地下室に篭り作り始めました。(本作『Cloud クラウド』をご覧になったご感想)最高に不気味なアクションムービー。ジワリジワリと危険に晒されていく主人公にいつのまにか自分を重ねてしまいました。そしてこの映画は怖さに加えてとにかくカッコいい。そこが黒沢清監督としては新鮮でしたね。そして役者さんたちがとにかく良い味出してましたね。菅田将暉さんを始め、役者さんたちの新たな一面が観れるはずです。(今回の楽曲制作について)この映画の不気味さをどう表現しようか、と考えた時にまず思ったのが「捲し立て」でした。主人公が転げ落ちていく様をヒップホップというよりはグライムと呼ばれる英国特有のラップの風味を取り入れてみました。さらに不協な音を所々まぶしております。ライブでもアガるようなトラックになりました。ぜひぶち上がってください。[Alexandros]×映画『Cloud クラウド』スペシャルコラボMV<作品情報>映画『Cloud クラウド』2024年9月27日(金) 公開映画公式サイト: 「Cloud」 製作委員会
2024年09月19日黒沢清監督の最新作で来年の米国アカデミー賞国際長編作品賞の日本代表作品にも選出された『Cloud クラウド』のジャパンプレミアが9月10日(火)に開催。黒沢監督をはじめ、主演の菅田将暉、古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝が舞台挨拶に登壇した。転売屋として暮らす男の身に突如として降りかかる恐怖を描いた本作。菅田さんをはじめ、この日の登壇陣は全員が黒沢組初参加となった。菅田さんは黒沢監督の現場について「毎日楽しかったです。スタッフさんがみんなイキイキされている印象で、助監督さんがエキストラの方の首の振り方を直しに行ったりして、黒沢監督は『どっちでもいいんだけどなぁ』と言いつつ、スタッフさんが頑張っている感じでした」と現場の雰囲気の良さを明かす。窪田さんは「どこかに魔物が潜んでいるような感覚が、お芝居していていつもありました」と独特の言葉で黒沢組の空気を表現する。そんな、窪田さんについて、黒沢監督は「強烈に印象の残っているのが、TVや映画では物静かな印象の窪田さんが、実はこんなに陽気で面白く、楽しい人なのかと(笑)。お芝居では残酷で悲惨だったりするんですけど、窪田さんがいるだけで、カットがかかった瞬間に楽しい現場になって、どの現場にも窪田さんがいてほしいなと思いました」と驚きの一面を明かし、これには窪田さんも「明るかったですか?恐縮です。そんなにハシャいでいたかな…(笑)?」と照れくさそうな表情を見せていた。この日は、映画の「気づいたら標的」というコピーにちなんで、「気づいたら○○」というお題に登壇陣が挑戦したが、窪田さんは先日、自身のインスタグラムで、コリをほぐすために行ったハリ治療の様子を投稿したところ、ニュースで取り上げられて大きな反響を呼んだことに言及。「(気づいたら)スピ認定」と書かれたフリップを掲げ「ハリをいっぱい打ったのを上げただけで『あいつはスピリチュアルの世界に行ってしまった』とニュースになってバズって、“オカルトのやべぇヤツ”認定されて、気づいたら標的になっていました…。怖い怖い! SNS怖いです」と苦笑を浮かべていた。菅田さんは「緊張」と書いたフリップを見せ、本作への出演に際して、無意識のうちにかなり緊張していたことを告白。「クランクインの前日にピーラーでサツマイモをむいていたら、指の肉ごとバーッといっちゃって…(苦笑)。『明日、インなのにどうしよう…?』と思ってたら、今度は飯を食いながら奥歯が割れました…。すごい力を入れて噛みしめていたんでしょうね…。現場中には一度、ヒゲを半分、落してしまって…。(撮影のためにヒゲの長さを調節する)アジャスターを着けて剃っていたはずが、ある日、それを着け忘れて剃ってしまい…。緊張してたんですね」と明かした。『Cloud クラウド』は9月27日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Cloud クラウド 2024年9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2024 「Cloud」 製作委員会
2024年09月10日歌手で俳優の黒沢年雄が7日に自身のアメブロを更新。弟で男女デュオ・ヒロシ&キーボーの黒沢博さんが亡くなったことを明かした。この日、黒沢は「博が…亡くなった…。」というタイトルでブログを更新し「僕にはふたつ違いの三人の弟がいる…三番目の弟が博」と説明。「大ヒットした“三年目の浮気”のヒロシ&キーボーの博である」とつづった。続けて「僕ら兄弟は大変な時代に生まれ育った…特に僕が16歳その下が14歳…博は12歳その下が10歳の時に…母親が40歳の若さで亡くなりました」と母親が亡くなった当時を回想。「高校を辞め弟達の為に必死に働きました…。不純ですが…動機はスターになって金持ちになりたかった…」と振り返った。さらに『3年目の浮気』が大ヒットした博さんの当時の活躍について「とても嬉しかった」と明かしつつ「しかしそんな状態がいつまでも続くわけがありません…その後は大変だったと思います…」とつづった。また「昨夜…口の聞けない博にいっぱい話しかけました…」「とても喜び僕の手を強く握り返して涙を流し喜びに溢れていました」とコメント。「数時間いて少し元気になったから大丈夫だろうと、一旦引きあげました」と明かすも「4時間後」に博さんの容態が急変したそうで、病院に駆けつけるも医師から「臨終です」と告げられたことを説明。「今は幼い頃の博が頭に蘇って涙がとまりません」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「心よりご冥福をお祈り申し上げます」「悲しいです」「本当に信じられない」「お辛いと思いますが、どうぞお体を大切にお過ごしください」などのコメントが寄せられている。
2024年09月08日「3年目の浮気」の大ヒットで知られるヒロシ&キーボーのボーカル、黒沢博さんが7日、亡くなったことが明らかになった。実兄で歌手の黒沢年雄(80)が同日、自身のブログで報告した。黒沢年雄はブログで「博が…亡くなった…。僕にはふたつ違いの三人の弟がいる…三番目の弟が博…。大ヒットした"三年目の浮気"のヒロシ&キーボーの博である」と書き出し、悲しみをつづった。続けて「僕ら兄弟は大変な時代に生まれ育った…特に僕が16歳、その下が14歳…博は12歳、その下が10歳の時に…母親が40歳の若さで亡くなりました」と、幼少期の苦しい日々を振り返り、「想像を絶する波瀾万丈の日々でした…僕は高校を辞め弟たちのために必死に働きました。スターになって金持ちになるという不純な動機でしたが、それが現実となり、弟たちの就職先も決まっていきました」と回顧した。黒沢博さんが「3年目の浮気」でヒットを飛ばすことになった経緯についても触れ、年雄は「ある時、仲間の作詞作曲家・佐々木勉さんから、僕が結婚して三年目の頃に“黒ちゃんにぴったりの曲ができたから歌ってくれ”との要望があった。それが“3年目の浮気”だった。聴いて直ぐに気に入らず断った」と明かした。しかし、「暫くして弟の博が歌っているではないか。それからは皆さんがご存知の大ヒットだった」と綴り、博さんの成功を喜ぶ一方で、その後の困難な状況も語った。博さんの最期の瞬間にも触れ、「昨夜、口の聞けない博にいっぱい話しかけました… 博がいつも、兄貴はスーパーマンだと言っていたので、耳元で冗談に“俺はスーパーマンだから全て任せて安心しろ”と言ったら、彼はとても喜び、僕の手を強く握り返して涙を流していた」と振り返る。しかし、その後、病状が急変し、年雄が病院に駆けつけたときには、すでに博さんは亡くなっていたという。最後は「今は幼い頃の博が頭に蘇って涙が止まりません」と結んだ。
2024年09月07日カナダで開催中の「第49回トロント国際映画祭」で現地時間5日、黒沢清監督(69)の映画『Cloud クラウド』が上映された。北米プレミアとなった今回の上映は、約353人収容の会場(TIFF Bell Lightbox Cinema 2)が満員になる盛況ぶりだった。同映画祭は、カナダ最大の都市・トロントで開催、北米最大規模の来場者数を誇る映画祭であり”オスカーレースの前哨戦”としても世界中からの注目を集める。黒沢監督作品としては、1998年に『CURE』(1997年)で初めて同映画祭に選出、99年に「Spotlight: Kiyoshi Kurosawa」として特集上映が開催されて以来、『回路』(2001年)、『トウキョウソナタ』(08年)、『贖罪』(12年)、『岸辺の旅』(15年)など、黒沢監督が新しい作品を発表するたびに招待を受けている。今回は、国際映画祭で高い評価を受けた作品や、才能あふれる監督のプレミア作品、世界に影響力のある巨匠の最新作などを紹介するセンターピース部門に選出された。同部門には、日本から奥山大史監督の『ぼくのお日さま』、空音央監督の『HAPPYEND』も選出された。イタリアで開催中の「第81回ベネチア映画祭」に参加後、トロントに直行した黒沢監督。上映前には、映画祭アソシエイト・インターナショナル・プログラマーであるジューン・キム (June Kim)氏から「現代の日本映画界で最も異彩を放ち、爆発的な人気を誇る映画監督」と紹介された黒沢監督は、「トロント映画祭に最初に来たのはもう25年前になります。その間何度も呼ばれて、今日また参加することができ感激しております」とあいさつ。あわせて、「第97回アカデミー賞」国際長編映画賞の日本代表になったことが紹介されると観客から歓声と大きな拍手で歓迎を受けた。上映終了後に行われたQ&Aでは観客からさまざまな質問が飛び交う中、「登場人物たちにとって『天国』とはどのようなものだと思うか?」と哲学的な質問が向けられると、「ちゃんとした答えは考えておきますが、撮影現場はとっても楽しく、殺される側も殺す方もカットがかかったら皆で笑い合い、天国のように楽しい撮影現場でした」とキャストと過ごした撮影現場について振り返り、会場の笑いを誘う一幕もあった。同映画は、“転売ヤー”の主人公・吉井良介(菅田将暉)が、ネット社会に知らず知らずのうちにバラまいた憎悪によって生まれた “集団狂気”が、実体をもった匿名の集団へと姿を変え、吉井を標的とした“狩りゲーム”がはじまる、“誰もが標的になりうる”日常と隣り合わせの恐怖を描いたサスペンス・スリラー。
2024年09月06日菅田将暉主演、黒沢清監督・脚本の『Cloud クラウド』が開催中の第49回トロント国際映画で北米プレミア上映され、黒沢監督が登壇した。来たる第97回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に選ばれた本作は、日常と隣り合わせの恐怖を描くサスペンス・スリラー。現地時間9月5日(日本時間9月6日)に同映画祭にて開催された北米プレミアは、353人収容する会場「TIFF Bell Lightbox Cinema 2」にて満員の観客から歓迎を受けた。トロント国際映画祭といえば、カナダ最大の都市・トロントで開催される北米最大規模の来場者数を誇る映画祭であり、“オスカーレースの前哨戦”としても世界中からの注目を集める映画祭。黒澤監督作品としては、1998年に『CURE』で初めて同映画祭に選出、1999年に「Spotlight:Kiyoshi Kurosawa」として特集上映が開催されて以来、『回路』『トウキョウソナタ』『贖罪』『岸辺の旅』など黒沢監督が新しい作品を発表するたびに招待されている縁の深い映画祭。今回、本作が上映された「センターピース部門」は国際映画祭で高い評価を受けた作品や、才能あふれる監督の待望のプレミア作品、世界に影響力のある巨匠の最新作などを紹介する部門となっている。第81回ヴェネチア映画祭への参加後、そのままトロント入りした黒沢監督。上映前には、映画祭アソシエイト・インター ナショナル・プログラマーであるジューン・キム(June Kim)に「現代の日本映画界で最も異彩を放ち、爆発的な人気を誇る映画監督」と紹介され、「トロント映画祭に最初に来たのはもう25年前になります。その間何度も呼ばれて、今日また参加することができ感激しております」と挨拶。あわせて、第97回アカデミー国際長編映画賞の日本代表になったことが紹介されると観客から歓声と大きな拍手で歓迎を受けた。上映終了後に行われたQ&Aでは観客から盛大な拍手で迎えられた黒沢監督。さまざまな質問が飛び交う中「登場人物たちにとって『天国』とはどのようなものだと思うか?」と哲学的な質問が向けられると、「ちゃんとした答えは考えておきますが、撮影現場はとっても楽しく、殺される側も殺す方もカットがかかったら皆で笑い合い、天国のように楽しい撮影現場でした」とキャストと過ごした撮影現場についてふり返り、会場を笑いに包む一幕も。その後もQ&Aの質問は絶えまなくつづき、時間内に全て答えることはできなかったが、会場を出てからもサインや写真を求める大勢のファンに囲まれ、大充実の北米プレミアとなった。『Cloud クラウド』は9月27日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Cloud クラウド 2024年9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2024 「Cloud」 製作委員会
2024年09月06日俳優の菅田将暉主演、黒沢清監督の映画『Cloud クラウド』(9月27日公開)が、「第97回アカデミー賞」国際長編映画賞の日本代表作品に決定した。イタリア現地時間30日に「第81回ベネチア国際映画祭」でのワールドプレミアを控えた黒沢監督は、この吉報に「純粋な娯楽映画として作った作品にこのようなチャンスが与えられ、大変な驚きです。ひょっとして菅田将暉の存在が来年、全米に知れ渡るかもしれないと想像すると、これほど痛快なことはありません」とコメント。菅田も「ありがとうございます。おめでとうございます。映画の中とは真逆で、うれしいニュースだらけの映画『Cloud』。作品がどんどん広がっていくこと、うれしく思います」と喜んでいる。同映画は、ネット社会に拡がる見えない悪意と隣り合わせの“いま”ここにある恐さを描いたサスペンス・スリラー。転売で稼ぐ主人公・吉井良介を菅田、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じている。今後、米国アカデミー会員の審査を経て、最終選考の15本(ショートリスト)が発表され、さらにそこから5本に絞られたノミネート作品が発表される。受賞作が発表される「第97回アカデミー賞」授賞式は、2025年3月2日に行われる。前回は、日本代表作品として役所広司主演、ヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECT DAYS』が選出され、見事、ノミネートを果した。同賞を受賞したのは、米・英・ポーランド合作の『関心領域』だった。
2024年08月31日舞台をパリに移したセルフリメイク『蛇の道』、第81回ヴェネツィア国際映画祭に正式出品された『Cloud クラウド』(9月27日公開)と、2024年は黒沢清監督イヤー。その内の一本であり、メディア配信プラットフォーム・Roadsteadでの独占販売という新たな形態に挑んだのが『Chime』である。本作は、45分という長さで黒沢が脚本・監督を手掛けたオリジナル作品。料理教室の講師・松岡(吉岡睦雄)の周囲で異変が次々に発生するサイコスリラーであり、黒沢独自の恐怖演出が全編にわたって冴えわたっている。4月に全世界999個限定のオーナーライセンスを販売し、8月からは劇場上映も行っている本作。『Cloud クラウド』のオフィシャルライターを務めるSYOが、黒沢監督の過去作品も絡めつつ、『Chime』の舞台裏と黒沢流・恐怖演出を聞いた。『Chime』 ©Roadstead――自分は『Chime』の配信直後に購入し、PCをテレビにつなぐ形式で観賞しました。黒沢監督は制作時、こうしたユーザーの視聴環境について意識はされましたか?配信という形でのスタートですが大きな映画館で上映されることもないとはいえないので、そのような場合に見劣りしないように、とは意識していました。いまや、スマホで観る方もいれば今おっしゃったようにテレビで観る方もいて、様々な見方が普及していますよね。僕だってそんな形で映画を観ますし、「どういう形でもお好きに観てください」という気持ちで特にこだわりませんでした。ただ、45分という長さは僕にとってほぼ初めてに近いもので、普通の映画の半分くらいだけれどいい加減にやると凄く退屈したものになってしまうし、色々盛り込もうとしてもあっという間に時間がなくなるし、どれが正解かは未だにわかりませんが試行錯誤しながら作ったつもりです。といっても、たかだか45分しかないので適当なところで終わっても観た人は怒らないだろう、と思ってもいました(笑)。これが2時間の映画だったら「結末をちゃんと作れ」とか言われちゃうのでしょうが、突然終わるのは45分ならではの自由だと信じて、作っていきました。――45分に収めるにあたって、脚本執筆や編集段階等で取捨選択は多かったのでしょうか。ある程度はありますが、シークエンスを丸ごとばっさり無くした等はないかなと思います。長すぎるシーンをちょっと短くする程度でしょうか。――となると、45分という初めての挑戦でもある程度は計算通りに進んだのですね。計算通りは計算通りなのですが、観た方がどう思うのかはさっぱりわかりません。内容も内容ですから観て幸せになれるものではないですし、こういうものを面白がってくれればいいなと願うばかりです。「本当にこれでいいのかしら」という想いは、いつまでも付きまとっています。――黒沢監督は本作に「幽霊の怖さ」「自分が人を殺してしまうのではないかという怖さ」「警察に逮捕されるのではないか。法律、秩序が自分にひたひたと近付いてくる怖さ」という“3大怖いもの”を盛り込まれたそうですね。僕はこれまで作ってきたドラマや、通常のホラー映画やサスペンス映画などで「映画の中でハラハラドキドキする/ぎょっとする」パターンはいくつかに絞られると考えています。それらは大体別の映画で扱われるものですが、『Chime』においては1本にまとめてみました。――『回路』ではインターネットが異界に繋がっていて、『Cloud クラウド』ではインターネットが狂気を増長させる装置として描かれています。黒沢監督ご自身は、人間が感じる怖さは時代と共に多様化したとお考えでしょうか。難しいところですね。根本は変わっていないと思いますが、ぱっと見の具体的な表現としては多様化してきた印象です。特に、怖い映画で使われる“音”については下手したら50年以上大きく変わっていないのではないでしょうか。もちろん、全く新しい怖さを追求している映画もあるのかもしれませんが、少なくとも僕はまだ観たことがありません。――しかし『Chime』には多様な怖さが詰め込まれていますよね。個人的にゾクッとしたのは、料理教室でカメラが何かに憑りつかれたかのように激しく動き出す部分です。その先に映るものというよりも、カメラワーク自体に恐怖したのは新鮮な体験でした。こういうものは脚本段階から想定されているのでしょうか。いえ、脚本段階ではそこまで具体的には考えていません。場合によりますが、多くはロケハンの中で決まっていきます。というのも、脚本に「料理教室」と書いたとしても、どんな場所か全くわからないからです。撮影に際して実際の料理教室を使わせていただけることになり、自分の目で見て「ここで撮るんだったらこうしたら面白いかも」という発想が生まれてくる形です。やはり現物を見ないと、文字だけではほとんど何も浮かばないものです。――主人公の妻が不自然なほどに大量の缶をしかも脈絡のないタイミングで捨てているシーンも鮮烈でしたが、あれはどういった発想から生まれたのでしょう。実はあれにほとんど近い人が近所にいるのです。そんなに狂った人ではないのでしょうが、毎週決まった時間にゴミ捨て場に「ガラガラガラ」と周辺にものすごく響くような大きな音を立てて大量に空き缶を捨てていて、「若干ストレス解消もあるのかしら。面白いな」と思い、使わせていただきました。――お知り合いの方に転売屋がいたことから「贖罪」や『Cloud クラウド』の設定に繋がったというお話も以前されていましたが、黒沢さんご自身の経験から引っ張ってきた部分もあるのですね。それを基に大きなドラマを作ることはそうそうありませんが、ちょっとしたアイデアで「これ使えそう」というものは身近なところから拾ってくることもあります。――『Chime』の料理教室で顕著な“ステンレスが持つ怖さ”は、クリント・イーストウッド監督の『ヒア アフター』の影響もあったそうですね。そうですね。実はもともと、料理教室から発想したわけではありません。「若い人たちに教えている」というアイデアを具現化できる場所として、「塾や大学にするか?もっと何か面白いものはないかな」と考えていく中でふと『ヒア アフター』を思い出しました。料理教室は撮りようによってはすごく無機的で不気味だし、刃物が平気で置いてある怖い空間だなと感じ、脚本に反映させていきました。ただ、実際に貸してくれるところは少ないんじゃないか、どこも貸してくれなかったら別の設定に書き直さざるを得ないかなと危惧もしていました。幸い、中野にある料理教室が内容も分かったうえで気軽に貸してくださって、有難かったです。――となると、電車の音や光が急に入ってくるような不気味な演出は撮影地が決まったことで生まれたのですね。そうですね。中野の料理教室を見に行き、実際にやたらと電車が通るので劇中でもそうした設定にしました。最初から狙っていたわけではなく、ああいうことが雑然とした都会の真ん中で起こるのはなかなか良いなと思い、加えた形です。――黒沢監督は以前、恐怖演出の方法論の一つで「タイミングをずらす」というお話をされていましたよね。『Chime』にもそうした要素を随所に感じました。何かが突然バーン!と起こる怖さよりも、「何かが起こりそうな感じがするけれどこれは怖いんだろうか?」と観ている人が判断できないような間(ま)は、上手くやると1番怖いのではないかと考えています。不思議なもので、怖いものがバーン!と起こると、怖いは怖いのですが安心もするように思います。あくまで映画の中の出来事で現実ではないものですから「ああ怖かった」とどこか安心しているんですね。対して「どっちなんだろう」と判断に迷うのが1番嫌な時間帯なので、その感じはなるべく長引かせてあります。ただ――あんまりやりすぎると結果として怖くも何ともならず訳が分からないものになってしまうので、「大丈夫です、怖いです」というものをどこかで入れるようにもしています。非常に感覚的なものですが、その塩梅は毎回難しいと思いながらも楽しんでいます。――『クリーピー 偽りの隣人』公開時に「田舎と都会の境目で事件が起きやすい」と話されていたのが記憶に残っています。松岡(吉岡睦雄)の家も、その系譜にあるのではないかと感じました。『クリーピー 偽りの隣人』では怪しげな人が住んでいる変な住宅地として表現しましたが、今回は脚本に「家を出たら何の変哲もない普通の住宅地が広がっている」と書きました。それをどう表現するか、あんまり交通量が多いと撮影できないし、田舎に行きすぎるととても東京郊外には見えないし――と悩んだ末に、国立の辺りで撮りました。雰囲気はまさにぴったりだったのですが、意外と車が通っていて車止めが大変でした(笑)。実際の場所を撮るときは、イチかバチかだと感じます。こっちは東京郊外の何でもない住宅地のつもりですが、にぎやかだと感じるか田舎と感じるか、これぞ東京と感じるかは観る方に委ねられていて、意図通りに伝わるかはわかりません。しかしそこが映画表現の危なっかしいところであり、面白いところでもあります。僕はアニメーションをやったことがないため滅多なことは言えませんが、アニメで「なんでもない町」を描くとなったら大変だと思います。でも実写だと、案外なんとかなってしまうんです。まだ中野あたりだと、誰が観ても大体同じイメージになりますが、国立辺りは観客次第でどうとでも見えてしまう。そうした雰囲気が、「本当に何でもないところにこんな人がいてこんなことが起こったんです」というこの映画にとってはプラスに働いてくれたようにも感じます。――黒沢監督はこれまでにも映画祭などでご自身の作品をお客さんがご覧になる瞬間を目撃してきたかと思いますが、「どういう反応をするか」は未だに“怖い”ものなのでしょうか。それはもう怖いです。どんな形にせよ喜んでくれたらそれに越したことはありませんが、経験を積んでいくなかで必要以上に考えないようになりました。「訳が分からない」とか「つまらない」と言う人もいっぱいいるでしょうし、様々な方が観てくれている以上、ああだこうだと反応されるのは仕方がないことだとも思っています。発表してしまったからには不可能だとわかってはいますが、「面白いと思ってくれる人だけ観てほしい」という夢はあります。観てみないことには面白いかどうかわかりませんから不可能な夢ではありますが、もしそうなったらとても健全だなとは思います。――ただ同時に、黒沢監督は映画制作において作り手側すらも「わからない」ことを愛していらっしゃるようにも感じます。おっしゃる通りです。映画とは文章などと較べると本質的にわけのわからないメディアであり、わかる方が不思議で仕方ありません。もちろんいくつかのことは苦労してわからせようとしていますし、最低限わかってもらえるのですが、ほとんどのことはわからない。しかしどうやらそれで許されてしまうようなのです。例えば2時間の映画というのは、ある人々が出てきて何やかやを繰り広げて最終的には何かしらの結末を迎える――というものかと思いますが、「この人たちはどこから来たのか」が必ずしも説明されるわけではありません。ちょっと混み入った話かもしれませんが、脚本で「シーン1」「シーン2」となっているものを実際に撮って編集で繋ぐと、時間も場所も別々なのに物語として繋がって見えてしまうんです。もちろんオーバーラップさせたり「3カ月後」とテロップを入れたりして説明する場合もありますが、「シーン1が会社」「シーン2が喫茶店」と場所が違っても会話が続いていたら受け入れられてしまうし、もっと言うと場所が変わったことに気づかない人もいる。脚本上には日時も場所も明確に記されていますが、映画では説明しなければ観客は次の日なのか1週間後なのかもわからない。しかしどうやら、わからなくても別にいいようなんです。こちらが説明のために衣装を替えたりしていても、誰も気づかなかったりしますから。つくづく映画って訳がわからないけれども、多くの場合人はそれでも構わないようで捉えどころがありません。――“わからなさ”でいうと、黒沢監督の作品では一貫して犯罪の動機を「周囲はおろか本人もわからないもの」として描いているように感じます。『CURE』でもそうした言及がありますし、『Chime』も同様に、明確には明かされません。本物の殺人犯に会ったことがないため実際どうなのかはわかりませんが、色々と本を読んだりドキュメンタリーを観たりすると、大変なことをしでかす人に限って「たまたまそこに包丁があった」「魔が差した」といったような理由が案外多く、本人もなぜそうしたのかがよくわかっていない場合が多々見受けられます。物語的にそれじゃあ困るというので「誰それに腹が立っていた」等々のドラマを設けていますが、実際はそんなもののようです。自殺の原因もいまでこそ色々と言われるようになりましたが、明治時代なんかは自殺の原因は「錯乱」でそれ以上の追求はありませんでした。でも皆さん「どうして錯乱したのか」を知りたがるものですし、これは殺人についてもそうです。「ついやってしまった」「なぜかわからないけど錯乱した」では、自分の中で処理できないんでしょうね。「そんなはずがない」という想いから一つの殺人に対してストーリーを創り上げる――警察とか裁判といったシステムにはそのような役割があるのではないかと思います。『Chime』においても、「45分だから許してほしい」と思い切って動機はほぼ描きませんでした。「頭の中でチャイムが鳴った」という「なんだそれは?」な説明だけなのですが、吉岡睦雄さんがその辺りはよくわかっていて「突然凶行に及び、その後は妙に落ち着いている」という状態を巧みに演じて下さいました。――『Cloud クラウド』の吉岡さんも絶妙でしたが、『Chime』においては何かお二人で話されたのでしょうか。いえ、特に何も話しませんでした。向こうも色々と聞きたかったかと思いますが、僕が何も言わないから聞いてこなかったし、聞かれたとしても僕がうまく答えられなかったと思います。ただ、吉岡さんとは以前から何度か組んでいましたし、他の方の作品も観ておりましたので不安はありませんでした。彼は切羽詰まったがけっぷちにいるキャラクターを演じると絶品ですよね。「この人は危ない、瀬戸際にまで行っている」というギリギリな感じを実に上手く出して下さるので、後は何をやっていただいても大丈夫だと思っていました。ご本人は全然そういう方じゃないので、不思議ですよね。――本日は貴重なお話の数々、ありがとうございます。黒沢監督は『蛇の道』『Chime』『Cloud クラウド』で「自分の“好き”を追求させてもらった」とお話しされていましたが、今後の創作欲について、最後に教えて下さい。映画はやっぱり奥が深くて、まだまだ撮れていない・やりたいものが山のようにあります。ここ最近は暴力的な作品が続きましたが、そうではないものもやりたいですね。特に自分は、たった一つのテーマをずっと追い続けるタイプの監督ではありませんから。スティーヴン・スピルバーグは次に何をやるのか全くわかりませんよね。自分もそうで、ただただ映画を作りたいという想いは尽きません。とはいえ、映画は予算がかかるものですから自分がやりたくても「じゃあやろうか」とパッとできるものではありません。プロデューサーなのか原作なのか俳優なのか、いい出会いがあってこそだと思っています。今回の『Chime』もRoadsteadさんが「45分で何をやってもいいです」と言って下さったから「これは滅多にないチャンスだぞ」とやらせていただきました。そうした出会い次第でどんどん可能性が広がっていくはずだ、いつもそんな気持ちでいます。(text:SYO/photo:You Ishii)■関連作品:Chime 2024年8月2日よりStrangerほか全国にて順次公開©Roadstead
2024年08月10日黒沢清監督が菅田将暉を主演に迎えた映画『Cloud クラウド』が、ヴェネチア国際映画祭につづき、「第49回トロント国際映画祭」へ正式出品されることが決定した。日本時間8月6日23時ごろ、映画祭からラインアップが発表され、センターピース部門への正式出品が決定。同映画祭は、北米最大規模の来場者数を誇り、オスカーレースの前哨戦として世界中からの注目を集めている。黒沢監督作品としては、1998年に『CURE』で初めて選出、翌年に「Spotlight: Kiyoshi Kurosawa」として特集上映が行われて以来、『回路』『トウキョウソナタ』『贖罪』『岸辺の旅』など、作品を発表するたびに招待されている縁の深い映画祭だ。本作が上映される「センターピース部門」は、2022年までは「Contemporary World Cinema部門」という名称で、国際映画祭で高い評価を受けた作品や、才能あふれる監督の待望のプレミア作品、世界に影響力のある巨匠の最新作などを紹介する部門となっている。トロント国際映画祭プログラマーのジョバンナ・フルヴィは「『Cloud』の魅力的な物語は現代的な恐怖と共鳴しており、いかにして些細な恨みが制御不能な暴力にエスカレートしていくかを描いています。主演・菅田将暉さんの説得力ある演技によって、この映画は一種の教訓的な話でありながら、ネット上の悪意に実生活を脅かされる恐怖が存在している、現代のメディア環境の“カオス”を、スリル満点に体験できる作品に仕上がっています。黒沢清監督の最高傑作!」とコメントしている。なお、本作のノベライズの発売も決定した。ライター・佐野晶によって、映画の世界が豊かに拡げられている。『Cloud クラウド』のノベライズは9月4日(水)発売。『Cloud クラウド』は9月27日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Cloud クラウド 2024年9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2024 「Cloud」 製作委員会
2024年08月07日黒沢清監督作『Chime』より新たな予告映像が解禁された。本作は、メディア配信プラットフォーム・Roadsteadオリジナル作品第一弾として作られた黒沢清監督の中編作品。今年の第74回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門にも出品された注目作だ。この度到着したのは第2弾予告映像。不気味さと狂気を纏った主人公・松岡(吉岡睦雄)がゆっくりと振り返るとともに、謎めいた表情を浮かべているのが印象的だ。さらに不穏さを煽る音楽が重なり、これから起こる恐怖を予感させる映像となっている。さらに、黒沢監督からステートメントが発表され、本作について「私の妄想から生まれた。とりたてたジャンル性も娯楽性も作家性も持たない、たった45分のむき出しの映画だ」と解説。さらに、「どこにでもいる平凡な中年男である主人公がチャイムによって突き動かされ常識と非常識のあいだを行き来する様を描いてみた」と語っている。また、劇場上映開始日にはプレミアトーク付き上映も決定。8月2日(金)には本作の全国劇場上映開始を記念し、東京:菊川 Strangerにて主演の吉岡睦雄、黒沢監督登壇による特別上映が実施される。《黒沢清監督ステートメント全文》チャイムが鳴り、あなたはこれまでずっと続いていた何かが終わって次の何かが始まるその時が来たことを知る。心の中に不安と期待が同時に押し寄せるが、もう引き返すことはできない。あなたはそれを受け入れるしかないのだ。またチャイムが鳴り、あなたは戸口の外に誰かが立ったことを知る。その誰かがもたらすものが恐怖なのか祝福なのかは、ドアを開けてみるまでわからない。あなたはどうするか?何もしないでいると絶え間なくチャイムは鳴り続けるだろう。この映画は以上のような私の妄想から生まれた。とりたてたジャンル性も娯楽性も作家性も持たない、たった45分のむき出しの映画だ。私は、どこにでもいる平凡な中年男である主人公がチャイムによって突き動かされ常識と非常識のあいだを行き来する様を描いてみた。彼は終始不安だ。しかし確信もしている。この非常識こそが、彼をがんじがらめに縛り付けている現代社会のモラルや正義や良心の隙間からするりと抜け出すことのできる、一種の自由でもあるのだと。『Chime』は8月2日(金)よりStrangerほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Chime 2024年8月2日よりStrangerほか全国にて順次公開©Roadstead
2024年07月30日日清食品株式会社(以下、日清食品)のロングセラー商品である『カップヌードル』。毎年夏になると登場する『レッドシーフードヌードル』をご存じでしょうか。通常の『シーフードヌードル』も人気ですが、こちらは辛くてうまい味わいで人気だそうです。本記事では『レッドシーフードヌードル』で、夏にぴったりのアレンジを試してみたいと思います。日清食品が紹介!『夏にぴったり爽やかカップヌードル』用意するのは『レッドシーフードヌードル』とレモン、粗びきコショウのみ。材料カップヌードル1個レモン1/6かけ粗びきこしょう適量日清食品グループーより引用パッケージには辛さレベル『2』と表示されています。蓋を開けると具材がたっぷり入っているのが分かりますね。具材の種類はイカ、キャベツ、たまご、カニ風味カマボコなど『シーフードヌードル』と同様のようです。お湯を入れて3分待つ間に、レモンを6ぶんの1にカットしておきましょう。3分経ったら蓋を開けて、レモンを搾り入れてください。スパイシーなスープの香りに、レモンのさわやかさが加わります。最後に黒コショウを挽いてでき上がり!ポークと魚介のうまみをきかせたシーフードスープに、レモンが加わることで、ほんのり酸味が加わり軽やかな味わいになりました!もともとスープが濃厚なので、さっぱり食べたい場合は、レモンはたっぷり搾るのがポイントかもしれません。夏にはスパイシーな『レッドシーフードヌードル』をレモンで味変するのがおすすめです![文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2024年07月24日黒沢清監督が、菅田将暉を主演に迎えた映画『Cloud クラウド』の「第81回ヴェネチア国際映画祭」正式出品が決定した。現地時間8月28日から9月7日まで開催される「第81回ヴェネチア国際映画祭」。黒沢清監督作品としては、『大いなる幻影 Barren Illusion』『叫』『贖罪』『スパイの妻』に続く5度目の選出だ。中でも、『スパイの妻』では銀獅子賞(監督賞)を受賞している。今回本作は、アウト・オブ・コンペティション部門にて上映。昨年の同部門では、ウェス・アンダーソン、ハーモニー・コリン、リチャード・リンクレイターらの監督の最新作が上映されており、A24製作・配給の『Pearl パール』(タイ・ウェスト監督、ミア・ゴス主演)、『デューン/砂の惑星』(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ティモシー・シャラメ主演)など、エンターテインメント性の高い作品を紹介している華やかな部門。なお日本作品では、北野武監督の『BROKEN RAGE』と本作が上映される。行われた記者会見では、黒沢監督は「シンプルな娯楽映画を目指した作品がヴェネチアに選ばれたと聞き、たいへん驚いています。菅田将暉の善人とも悪人ともつかない絶妙な両義性が、この幸運を引き寄せてくれたのでしょう」と喜び、菅田さんも「黒沢監督の作品で、海外の映画祭に行くことをずっと夢見ていました。感謝です。大いに楽しんでもらえることを願っています」とコメントした。『Cloud クラウド』は9月27日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Cloud クラウド 2024年9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2024 「Cloud」 製作委員会
2024年07月24日日清食品株式会社(以下、日清食品)が発売する『日清のカップメシ』シリーズ。『日清カレーメシ』などが有名です。お湯を入れて5分ででき上がるため、手早くご飯を食べたい時に重宝しますよね。そんな『日清のカップメシ』シリーズで、思わず二度見しそうになる新商品が発売されました。大豆から作られた『謎うなぎ』の味は…?2024年7月15日より、日清食品は『日清謎うなぎ丼』を発売しました。価格は税別369円。日清食品いわく「『うなぎ丼』 を食べているかのような風味と食感が楽しめる」とのこと。本品は、過去に同社が発売した『プラントベースうなぎ 謎うなぎ(以下、謎うなぎ)』を『カップメシ』に仕上げたものです。『謎うなぎ』は、大豆たんぱく加工技術を駆使して、うなぎの蒲焼きに近い食感と見た目を再現した食品。2023年7月に発売開始した際には、わずか1分で1千セットが完売し、大きな話題となりました。『謎うなぎ』が『カップメシ』の具材となった『日清謎うなぎ丼』は、どのような味がするのでしょうか。購入し、実食してみました!堂々と『謎うなぎ丼』と銘打たれたパッケージ。中央には「うなぎ不使用」の文字が並んでおり、本当にうなぎの味がするのか気になります。カップの上には、『特製甘辛たれ』が付属していました。カップのふたを開けてみると、『謎うなぎ』の姿がありました。細長い形をしており、小さい豆腐のようにも見えますね。表面にはうなぎの身、裏面には皮らしきものを確認できました。作り方は簡単。ふたをはがし、カップを横に振った後、熱湯を内側の線まで注いで5分待ちます。ふたをはがして、『特製甘辛たれ』を入れ、よく混ぜ合わせたら完成です!たれと山椒の香りが、まさにうな丼!中身はリゾットのようになっており、スプーンで食べるのにちょうどいいです。『謎うなぎ』は、ふっくらと膨らんでいて、よりうなぎに近い見た目に。イメージとしては、ひつまぶしに入っている、小さくカットされたうなぎの蒲焼きでしょうか。スープは醬油をベースに、白身魚の旨味が加わっているため、『謎うなぎ』とお米との相性がよさそうです。『謎うなぎ』を1つ口に運んでみると、あまじょっぱくてコクのあるスープが染み込んでいました。山椒のさわやかな風味も口の中に広がります。ただ噛んでいくうちに、高野豆腐に似た食感から、大豆を強く感じるように。大豆の風味が好きな人はクセになるかもしれません。続いて、お米を食べてみるとびっくり。スープを十分に吸っているためか、たれのあまじょっぱさと白身魚の旨味がダイレクトに伝わってきました。『謎うなぎ』と一緒に食べることで、本物のうな丼のような味わいが楽しめます!日清食品の技術が詰まっている新商品。ぜひ一度手に取ってみては、いかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2024年07月22日『カップヌードル』や『チキンラーメン』などの、即席麺でおなじみの、日清食品株式会社(以下、日清)。商品だけではなく、ユーモアあふれる宣伝にも力を入れており、テレビCMなどが記憶に残っている人は多いのではないでしょうか。2024年7月8日、日清が販売する『日清焼きそばU.F.O.』のXアカウントが写真を投稿。会社に設置されている『あるもの』を公開したところ、11万件を超える『いいね』が集まりました。「天才の発想」「センスがすばらしい」と称賛された、投稿をご覧ください!ご自由にお使いください。 #レンタル湯切り傘 pic.twitter.com/Iu5y6A8Ux5 — 日清焼そばU.F.O.公式 (@nissin_u_f_o) July 7, 2024 会社の受付と思われる場所にあるのは『日清焼きそばU.F.O.』を巨大化したオブジェ。湯切り口には、お湯に見立てた水色の傘がかかっているではありませんか!投稿には「ご自由にお使いください。#レンタル湯切り傘」と添えられており、来訪した人への気遣いとユーモアがうかがえます。遊び心のある仕掛けは注目を集め、絶賛のコメントが相次いで届きました。・センスが抜群ですね!これは借りたくなります。・これは使ってみたい!・こだわりがすごい。・ちょっとしたアイディアで、世界がこんなに楽しくなる。素敵です!過去にも、ユニークな発想で、印象的な広報を行ってきた、日清。次は、どのようなアイディアで私たちを驚かせてくれるのか、楽しみになりますね![文・構成/grape編集部]
2024年07月11日調理に手間のかからない手軽さが魅力の、チルド製品。チルド製品は冷蔵状態で温度管理されているため、保存する際も冷蔵庫に入れるのが一般的でしょう。そんなチルド製品を、興味本位で冷凍庫で保管してしまったことはありませんか。チルド製品の麺は冷凍保存していいの?日清食品グループ(以下、日清)の『よくあるご質問』ページには、「チルド製品は冷凍保存できますか?」という質問が記載されています。日清が販売するチルド製品の中でも高い人気を誇るのが、チルド麺。普段からよく口にしているチルド麺が冷凍保存できるかどうか、気になる消費者は多いようです。日清の回答は、以下の通り。冷凍での保存は避けてください。家庭用冷凍庫内でゆっくり凍らせますと、麺に均一に含まれる水分が大きな氷の結晶となり、解凍した際にめんから水分が抜け出てしまうため、めん組織の空洞化が起こり食感を悪くする恐れがあります。日清食品グループーより引用日清は、チルド麺の冷凍保存を避けるようにうながしています。チルド麺を家庭用の冷凍庫に入れた場合、麺に均一に含まれる水分が、大きな氷の結晶に変化するといいます。そのため、解凍した際は水分が抜け出てしまい、麺の食感が悪化する恐れがあるそうです。チルド麺を保存する際は、誤って冷凍庫に入れてしまわないように、注意が必要ですね。日清の呼びかけを正しく守り、食感を損なわずに、おいしい状態でチルド麺を味わいましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年07月06日カップ麺を食べようと、外装フィルムを剥がした瞬間に、家族が自分のぶんのお弁当を買って帰ってきた…なんて経験はありませんか。そんな場面に遭遇したら、誰もが「今、ちょうどカップ麺を開けたところなのに!」と、ダブルブッキングにショックを受けることでしょう。包装されている食品は、基本的には開けたらすぐに食べないと、品質が損なわれてしまいます。しかしカップ麺の場合、「上蓋を開けていなければセーフなのでは?」とも考えられますよね。カップ麺はフィルムを剥がしたら保存できない?『カップヌードル』『日清のどん兵衛』などのブランドで知られる、日清食品グループ(以下、日清)は、ウェブサイトで以下のように回答していました。Q.カップめんは外装フィルムを剥がした後、すぐに食べないといけないのですか?A.カップめんは、外装フィルムを剥がした後も上蓋を開封しなければ賞味期限まで美味しく召し上がれます。なお、上蓋を開封された場合には品質が損なわれるおそれがありますので、賞味期限にかかわらずできるだけ早めにお召し上がりください。日清食品グループーより引用カップ麺は上蓋を外していなければ、賞味期限までおいしく食べられるとのこと!一度フィルムを剥がしても、後日食べる用に保存しておくことができます。ただし、上蓋を開けてしまったものに関しては、品質が損なわれてしまうため、できるだけ早めに食べるようにしてください。日清の回答に「知らなかった」「そうだったのか」と思った人もいるかもしれません。もし、家族が急にその日中に食べなければいけないようなお弁当などを買って帰ってきても、上蓋を開けていなければセーフ!「カップ麺を食べようとしたけれど、やっぱり今じゃないかも…」という時でも、上蓋を外す前なら、引き返すことができそうです。[文・構成/grape編集部]
2024年07月03日黒沢清監督が手掛けた中編作品『Chime』が8月2日(金)より劇場上映されることが決定した。本作は、メディア配信プラットフォーム・Roadsteadオリジナル作品第一弾として「自由に作品を制作してほしい」というオーダーからつくられた黒沢監督の初の中編作品。Roadsteadで限定販売された本作が、この度劇場公開される。「映画の中の三大怖いものを詰め込んだ」という本作は、今年の第74回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門に出品され場内ではスタンディングオベーションを浴び、話題を呼んだ。世界的に注目を集めることになった『CURE キュア』(1997)をはじめ、黒沢監督の初期作品である『カリスマ』『蛇の道』『蜘蛛の瞳』の原点を彷彿とさせる現代の“いびつ”さが全編にわたって描かれている。料理教室の講師として働いている松岡卓司(吉岡睦雄)。ある日、レッスン中に生徒の1人、田代一郎が「チャイムのような音で、誰かがメッセージを送ってきている」と、不思議なことを言い出す。主演は、名バイプレイヤーとして数多くの作品に出演してきた吉岡睦雄。黒沢監督作の初主演を飾る。チャイムとは何なのか、どこから聞こえてくるのか、人を狂わせるサインなのか…。説明過多にならないことで恐怖のその先を想像させ、観客は例えようのない恐怖に包み込まれる。ホラーでもサスペンスでもない、どのジャンルにも属さないながら極めて純度の高い“黒沢清”監督特有の恐怖を描く本作。大きな注目が集まる。なお本作は、東京東にある唯一のミニシアター「Stranger」が初の配給作品として手掛ける。『Chime』は8月2日(金)よりStrangerほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Chime 2024年8月2日よりStrangerほか全国にて順次公開©Roadstead
2024年06月28日柴咲コウ主演、黒沢清監督作『蛇の道』より本編冒頭ノーカット映像が解禁された。黒沢監督が自身の作品をフランスを舞台にセルフリメイクした本作。自ら「最高傑作ができたかもしれない」と公言するほどのクオリティで放つリベンジ・サスペンスだ。パリで働く日本人の心療内科医・新島小夜子を柴咲コウが演じ、小夜子に助けられながら殺された娘の復讐を目論むアルベールをダミアン・ボナールが演じる。この度解禁されたのは、冒頭3分半の本編映像。アルベールと小夜子が事件にからむ元財団の関係者たちを拉致監禁しようと動き出す、物語の始まりのシーンだ。パリの裏通り。無言で立ちすくむ小夜子が静かに振り向き、待ち合わせをしていたであろうアルベールに「寝てないの?」と問いかける。目が泳ぎ、落ち着かない様子のアルベールに対して「今日はやめておく?気にしないで。また都合をつけるから」と、気遣う様子を見せる小夜子。これから行おうとしている計画をおくびにも出さず、あまりにも冷静なその姿はどこか不穏さが漂う。小夜子役をフランス語で熱演した柴咲さんについて、「彼女の鋭く妖しい眼差しと、野獣のような身のこなしが、この映画をオリジナル版にもましてミステリアスで深みのある作品に格上げしてくれました」と称する黒沢監督。共演したダミアン・ボナールも「彼女と一緒に1000もの顔を持つこの探求に飛び込むことができたことは大きな喜びです」と絶大な信頼を寄せている。復讐のため、関係者たちを次々と拉致していくアルベールと小夜子。明らかになっていく真相と、その先に待つ真実とは…?2人を待つ物語の行方が気になる冒頭映像となっている。『蛇の道』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:蛇の道(2024) 2024年6月14日より全国にて公開© 2024 CINÉFRANCE STUDIOS – KADOKAWA CORPORATION – TARANTULA
2024年06月14日日清食品株式会社(以下、日清)が販売する、人気インスタント麺の『チキンラーメン』。「すぐおいしい、すごくおいしい」のフレーズでなじみがある人も多いでしょう。お湯をかけて待つこと3分、煮込む場合は1分で簡単に調理できるので、忙しい日にありがたいですよね。日清のウェブサイトでは、『チキンラーメン』を使ったさまざまなアレンジレシピが公開中です。中でも、余った味噌汁で作る『味噌汁で味噌バターラーメン』というレシピが気になったので、試してみました!日清が公開中!『味噌汁で味噌バターラーメン』日清のレシピによると、必要な材料は以下の通りです。今回は、前日に作りすぎてしまった豆腐とわかめの味噌汁を使いたいと思います。材料チキンラーメン 1袋味噌汁 200ml水 200mlバター 10gコーン 30g日清食品グループーより引用まず、鍋に味噌汁2003、水2003を入れて沸騰させます。沸騰したら麺を入れて3分煮込みましょう。煮込んでいると、『チキンラーメン』に含まれる鶏ガラと味噌のよい香りがしてきました。どんぶりに移して、バターとコーンをトッピングしたらでき上がり。なかなかおいしそうな味噌ラーメンができました!出汁の効いた味噌汁に『チキンラーメン』が加わったことで、濃厚な香りが漂います。食べてみると、細麺に濃厚な味噌スープが絡んでとてもおいしいです。味噌汁の具材が入っているので、少し豪華な感じもしますね。簡単にできて、しかもエコな『チキンラーメン』の味噌バターラーメンアレンジ。味噌汁が余った時などに試してみてはいかがでしょうか。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2024年06月13日黒沢清監督の最新作『蛇の道』が6月14日(金)から公開になる。本作もこれまでの黒沢作品同様、映画的な魅力と面白さ、不気味さに満ちた傑作に仕上がった。黒沢監督は語る。「“映画的な何か”があるから映画なのであって、それがいらないのであれば、映画そのものがいらなくなってしまう」。公開前に話を聞いた。黒沢監督は2016年にフランスで撮影した『ダゲレオタイプの女』を発表しているが、本作は1998年に黒沢監督が手がけた映画『蛇の道』をフランスでセルフリメイクした作品だ。黒沢監督は1990年代の後半に“復讐”にまつわる作品をいくつか発表している。1997年に高橋洋が脚本を手がけた『復讐運命の訪問者』と、自身で脚本を書いた『復讐消えない傷跡』が公開。同年に初期の代表作のひとつ『CURE』と、再び高橋洋が脚本を書いた『蛇の道』、自身と西山洋一で脚本を手がけた『蜘蛛の瞳』を撮影し、この3作品はすべて翌98年に公開されている。今回、フランスのプロダクションから「自作でフランスでリメイクしたいものがあるか?」と問われた時、黒沢監督は即答で『蛇の道』の名前を挙げたという。「理屈で考えているわけではないのですが、高橋くんが書いた脚本の中でも『蛇の道』は『復讐運命の訪問者』よりも抽象的というか……“復讐をする”という構造だけで脚本が成り立っていると思うんです。『復讐…』は純粋に仇を討つことで物語が成り立っているのですが、『蛇の道』は復讐しようとしている人たちが“何かの仇を討つ”というシンプルな話ではなくて、一体、何をしようとしているのかがよくわからない。“復讐というシステム”だけがずっと続いているような、誰が誰を殺そうとしているのかよくわからない、あの抽象性に惹かれたと言いますか、この構造は、よりいろんなものを取り込める普遍性があると思っていました」ダミアン・ボナール演じる男性アルベールは8歳の娘を殺され、日本人で心療内科医の小夜子の協力を得て犯人だと思われる男を捕獲・拉致する。繰り返される拷問の中で、ついにふたりは真相に近づくが、アルベールの娘の死には組織的な犯行の影が見えてくる。アルベールの復讐はさらに続き、彼の協力者である小夜子もまた、想像もしなかった行動を見せ始める。黒沢監督が語る通り、この物語は“仇打ち”だけのシンプルなものではない。「復讐もの、というのは本当に古典的で、シェイクスピアから日本ですと赤穂浪士の討ち入りまでいろいろとありますが、実は二種類あって、ひとつは犠牲になった人がいて、その人のために仇を討つものです。これはどこまでいってもハッピーエンドにはならない。復讐したとしても、失われたものは帰ってはこないわけです。もうひとつは自分がやられたことに対する復讐ですね。(クリント・)イーストウッドの『ペイルライダー』や『女囚さそり』もそうですが、自分がやられたことに対する“仕返し”です。これはそう簡単にスカッとするものでもないですが、スカッと終わる場合もあります。しかしいずれにせよ、復讐は社会的には紛れもない犯罪なわけです。今回の場合は、自分がやられたのではなくて、身内の者が犠牲になった仇討ち的な復讐から始まるわけですけど、『蛇の道』は一体、何のために、誰に対して復讐をしているのかだんだんわからなくなってくる。これは高橋洋が考えた面白い構造ですよね」なぜ、小夜子の部屋を“掃除機”が横切るのか?憎い相手を倒せば、失ったものは戻ってはこないがひとまず復讐は達成される。しかし、本作ではそれだけでは終わらない。監督が語る“復讐というシステム”が止まることなく動き続けるのだ。黒沢監督はこれまでの作品でも“一度、動き出すと二度と止まることなく動き続ける死の機械”といったイメージを提示してきた。「復讐の構造というものが、そもそも一度始まってしまえば止まらなくなる物語ではあると思うので、“一度、動き出すと二度と止まることなく動き続ける死の機械”といったことを意識していたわけではありません。ただ、映画の中で同じ場所、同じビデオ映像といった繰り返される何かが、機械ではないのですが、止まらない機械的なものを連想させるのかもしれません」監督は意識していたわけではないと語るが、本作には繰り返されるモチーフ、止まることなく動き続けるモチーフが随所に盛り込まれ、そのことが復讐のドラマよりも“復讐というシステム”そのものを観る者に強く印象づける。筆者がもっとも驚き、驚愕したのは柴咲コウ演じる小夜子の部屋で止まることなく動き続けるロボット掃除機を捉えたショットだ。機械が止まることなく延々と床を動き、部屋を、スクリーンを横切っていく。何げない場面だが、このショットほど本作の得体のしれない不気味なムードを伝えるものはない。「あのシーンは最初からああしようと狙っていたわけではないんです。小夜子が自分の部屋にたったひとりでいるというシーンがいくつかあって、そこにはパソコンの画面がポツンとあって、青木崇高さんが映ったりするわけですけど、その前のほんのひと時ですよね。そこには小夜子の日常がある。そこで彼女は何をしていればいいんだろう? と思ったわけです。脚本には何も書かれていないんです。“小夜子が部屋にいるとパソコン画面がつく”としか書いてない。彼女は部屋にいて、何をしているのか……まったくわからなかったんですよ。わからないままフランスに行って、撮影の準備をしている時にパッと思いついたのは『小夜子は何もしていない。普通の人なら何かをしているんだろうけど、彼女は何もしていない』ということでした。そこで、“何もしていない”ことをどう表現するか? しばらく考えて、小夜子は何かの推移を見守っている、何を見守っているんだろうと考えたときに……ロボット掃除機だと。あれ、動いているとけっこう見ちゃうんですよね(笑)。彼女は何もしていない。でも、何かが動いて変化していく様をじっと観察している。そこですぐにスタッフに『フランスにロボット掃除機ってある?』って聞いたんです。もしなければ日本から取り寄せようと思ったんですけど、フランスにもありますよって言われて。あれは自分でも面白いことを思いついたなと思いましたし、物語の本筋ではないですが、この映画のキーのひとつにはなると思いました」「映画ですから、映画でしか経験できない何かをやりたい」復讐を決行しようとする者たちがいる。ターゲットは捕えられ、拷問され、仇討ちは達成されるかに見えるが、さらなるターゲットが出現し、復讐は止まることなく続いていく。決して終わることのないドラマを断ち切るように、クライマックスには魅力あふれる銃撃戦が描かれる。かつて『ダゲレオタイプの女』が公開される際、黒沢監督は筆者のインタビューでこう語っている。「頭の中では“フランスで撮影している”とわかってはいるんですが、実際の映像からはその場所の国籍など特定できないわけで、撮影しながら『これこそが映画の世界なんだ』という想いを密かに楽しみました。初心に戻るではないですけど、日本であれ、パリであれ、映画の普遍的な部分は信じていいんだと改めて感じられましたし、現代の東京によって隠されてしまっていた僕のむきだしの欲望や夢が、この映画で無意識に実現したのかもしれないです」黒沢監督の“むきだしの欲望”のひとつが、映画における銃撃戦ではないだろうか。日本で銃撃戦を描くことと、どこでもない“映画の世界”で銃撃戦を描くことはまったく意味が違う。「銃撃戦は日本ではまともに撮ることが難しい分野です。アメリカ映画などでは、いとも簡単に銃撃戦が起こりますし、自分でもVシネマなどで少しはやっていますけど、この映画では大規模ではないですが銃撃戦を最後の見せ場にもってきたいと最初から考えていました。言葉で説明するのが本当に難しいんですけど、映画における銃撃戦は何であんなにも魅力的なんだろう、と。不謹慎かもしれませんが、あっという間に人間が死んでいく様が、ある動きと音と光をもって表現され、それが次々と起こっていく様は、本当にそんなことが起こったらそれは大変なことなんですが、映画というものを通して楽しむ際には観客の目を釘付けにする楽しさがある。映画的な魅力的に満ちあふれたものだと個人的には思っていました。僕は本物の拳銃については何も知らないんですけど、映画に登場する小道具としての拳銃は、何でもない普通の状態から、いきなり抜いてバン!と撃つと、撃たれた相手が死んでしまうという、ものすごいドラマが突然、起こるわけです。何でもないかと思っていたら次の瞬間に突然、そこにいた人間が、殺し/殺される関係になる。あの極端にドラマチックな瞬間が映画として魅力的なんですかね。『殺すぞ』と思わせる長くて大きい銃だと最初から殺意がわかってしまうので、それは別な感じになってしまうんですけど、ピストルは突然出現して、突然に撃つので、その差が極端に出るのです。『あの人は殺す気だったんだ』と突然にわかる。しかも刀と違ってかなりの距離があっても、相手と親密な関係を結ばない間に、そのようなことができてしまう。映画にとっては何とも魅力的な小道具なんです。僕と同じようなことを考えているのはおそらくデイヴィッド・クローネンバーグだと思います。ですから、この映画でも銃撃戦をある程度は撮ることはできました。もちろん、ここでした話は自分の趣味的なものでもあるので、勝ち誇ったように言うことでも、大きな声で言うことでもないのですが」改めて書いておくが、映画における銃撃戦と、現実の銃撃戦は別のものだ。本作では、映画でしか起こらない時空間の中で、現実にあり得るかわからないような復讐というシステムの継続と、銃撃戦が描かれる。それはどこの国の話でも、どの時代の話でもない。そこではピストルは相手を殺す道具であるのと同時に、映画的な装置として機能する。そこではロボット掃除機が画面を横切るだけで、圧倒的は恐ろしさと不気味さがわきあがってくるのだ。「外国映画はフランスでしか撮ってませんから、他の国との比較はできないのですが、こちらの思い込みもあって、アメリカとかフランスに行けば、国籍に縛られない、映画でしか成立しない時空間があるのではなかろうかという幻想があります。それは、フランスにおいては外国人である僕だからできることで、フランス人ならここまで勝手なことはできないのかもしれません(笑)。これは映画ですから、映画でしか経験できない何かをやりたいですし、観る方もそういうものを望んでいるだろうと信じてやるしかない、と思っています。“映画的な何か”があるから映画なのであって、それがいらないのであれば、映画そのものがいらなくなってしまう。幸いなことにまだ映画は存続していますので、映画は“映画的は何か”を描いて良いのだろうと思っています」『蛇の道』6月14日(金)公開(C)2024 CINEFRANCE STUDIOS - KADOKAWA CORPORATION - TARANTULA
2024年06月13日菅田将暉主演、黒沢清監督・脚本の『Cloud クラウド』に、松重豊、赤堀雅秋、吉岡睦雄、三河悠冴、山田真歩、矢柴俊博、森下能幸、千葉哲也が出演することが分かった。黒沢清監督の最新作となる本作は、憎悪の連鎖から生まれる“集団狂気”を描いたサスペンス・スリラー。転売で稼ぐ主人公・吉井良介を菅田将暉、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じている。出演が発表された松重豊は、2021年にデジタルリマスター版が公開された黒沢清監督作の『地獄の警備員』で、映画初主演。警備員の富士丸を演じ、圧倒的な存在感で業界に名を響かせた。その後黒沢組には『カリスマ』、『リアル~完全なる首長竜の日~』に出演、本作へは11年ぶりの出演となる。さらに、いまにも倒産しそうな町工場の社長・殿山宗一役に、劇作家の赤堀雅秋。演劇以外でも『葛城事件』など映画監督としても作品を発表し、ドラマ「不適切にもほどがある!」などに出演、役者としても多方面で活躍。黒沢組には「贖罪」、『岸辺の旅』に出演している。そして、その殿山の妻・千鶴役は、大河ドラマ「どうする家康」に出演、多くの映画・ドラマ作品に出演し、黒沢組は初参加の山田真歩が演じる。岡山さん演じる三宅が出会う謎の男・矢部役を、黒沢組常連で、黒沢監督が今年発表した配信作品『Chime』で主演を務めた吉岡睦雄が、人生を見失った男・井上役を『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』での好演も記憶に新しい黒沢組初参加の三河悠冴、吉井を不審視する警察官・北条役を、硬軟織り交ぜた演技で数々の映画・ドラマ作品に出演、満を持して黒沢組初参加となる矢柴俊博が抜擢。下町の模型店の店主・室田役を、北野武作品にも多数出演、黒沢組では『回路』『アカルイミライ』に出演した森下能幸、猟師役を、演出家としても活躍し、黒沢組には『岸辺の旅』『予兆 散歩する侵略者』に出演した千葉哲也が出演する。様々な分野で活躍する実力派バイプレイヤーたちが勢揃いし、主人公・吉井を取り巻く、不穏な空気感をより一層際立たせている。『Cloud クラウド』は9月27日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Cloud クラウド 2024年9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2024 「Cloud」 製作委員会
2024年06月12日『スパイの妻』(’20)がヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞するなど、世界から高い評価を得ている黒沢清監督。1998年に日本で劇場公開された映画『蛇の道』が、自身初の試みとなるセルフリメイクで、日仏共同制作で蘇った。自ら「これまでのキャリアの中で最高傑作かもしれない」と語る今作で、主人公の新島小夜子を演じた柴咲コウさん。オールフランスロケ、全編フランス語の難役に挑んだ。できるかわからないけどやってみるのは、自分らしい。「フランス語を話せないのになぜ?と思いつつ、いつか黒沢監督とご一緒したかったというのと、以前からフランスにどこか惹かれるものがあって。撮影期間中、2か月間フランスに住めるというのも貴重な機会だったから逃したくないと思ったし、私は、自分の人生において興味が赴くままにいろいろ挑戦したいという気持ちが強いんです。できるかわからないけどやってみるのは自分らしいと思ってお引き受けしました」長年フランスで心療内科医をしている小夜子を演じるには、語学力はもちろんのこと、生活感や日本人離れした雰囲気を纏わなければ成立しないはずだが、見事に演じている。もちろん、並々ならぬ努力があった。「ただフランス語でセリフを覚えるのではなく、相手の言葉を理解して会話にしなければいけないのは大変でした。しかも早口とかボソボソとか、いろんな喋り方の役者さんがいましたから。まずはフランス語を読めるようにしたのですが、母音ありきの日本語とは違い“cv”とか“vr”で終わる言葉の発音は本当に難しくて。毎日念仏のように唱えながら体に覚え込ませていきました。監督が重視した小夜子のイメージは、新しい感じではなく使い込んでくたっとしているような、その辺にいそうなフランス在住の女性。私もそれに賛成で、ヘアメイクはもちろん、服や立ち居振る舞いもきらびやかとは無縁な感じにして。ちなみに滞在中は自炊を続けていました。凝った料理ではなく炒め物や和食中心で、白玉でぜんざいを作っておやつにしたりも(笑)。マルシェで新鮮な野菜を買うのも楽しかったです」実際にそこに“住む”ことは役作りにも役立ったよう。昼間は心療内科医でありながら、その裏では娘を殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)の、犯人への復讐に協力する小夜子。「何を考えているのかわからないように見えると面白いのかなって。表情をそぎ落とし、笑顔も険しい顔もせず、それでも彼女のことを窺いたくなってしまうような雰囲気を出すように意識しました」個々のあり方を尊重するフランス人スタッフや現地の文化に触れ「仕事で意見が言いやすいのは、生きやすいし楽だと思った。このまま住みたいと思ったぐらい」と柴咲さん。「わかりやすい復讐劇で、パキッと晴れないような曇天のグレーが混ざった色合いの作品。ヌルヌルと蠢いていく、黒沢作品特有の奇妙さを楽しんでいただきたいです」『蛇の道』娘を殺されたアルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)は、心療内科医の新島小夜子(柴咲コウ)と共に犯人を突き止め復讐を企てる。とある財団の関係者らを拉致し、真相は次第に明らかに…。6月14日より公開。©2024 CINEFRANCE STUDIOS‐KADOKAWA CORPORATION‐TARANTULAしばさき・こう8月5日生まれ、東京都出身。『Dr.コトー診療所』シリーズではヒロインを務め、ドラマ『35歳の少女』、映画『ホリック xxxHOLiC』など数々の主演作を持つ。また、歌手としても活躍。ドレス¥52,800(URUHcontact@uruh.jp)左手のリング¥275,000(oeau/Harumi Showroom TEL:03・6433・5395)右手のリング¥41,800ピアス¥30,800(共にMAYU/MAYU SHOWROOMkohcoon@mayuokamatsu.com)※『anan』2024年6月12号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・柴田 圭(tsujimanagement)ヘア&メイク・渡辺真由美(GON.)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2024年06月11日日清食品株式会社(以下、日清)のロングセラー商品である『シーフードヌードル』。そのまま食べてもおいしいですが、SNSでは『シーフードヌードル』を使ったさまざまなアレンジレシピが話題になり、試してみたくなりますよね。本記事で紹介するのは、日清のウェブサイトに掲載されている『シーフードヌードル』を使ったピラフのレシピです。使う材料は3つだけで、しかも調理に使うのは炊飯器のみ!早速、作ってみたいと思います。日清のウェブサイトによると、必要な材料は以下の通りです。材料カップヌードル シーフードヌードル 1個お米 1合水 約210cc日清食品グループーより引用まず、『シーフードヌードル』の麺、具、粉末スープを分けます。麺はジッパー付き保存袋などに入れ、細かく砕きましょう。炊飯器の釜に研いだ米、砕いた麺、粉末スープ、水を入れます。全体をよく混ぜたら、炊飯スタート。炊き上がると、『シーフードヌードル』のよい香りが漂ってきました…!先ほど分けておいた具材をお湯で戻しましょう。皿に盛ったピラフに、お湯で戻した具材をお好みで乗せて、でき上がり!食べてみると、『シーフードヌードル』の旨みがたっぷりで、とてもおいしいです!とても味付けをしていないとは思えません。具材を炊飯器に入れて、ボタンを押すだけでこんなにおいしいピラフが食べられるなんて、感動しました。ボリューム満点なので、食べ盛りの子供も大満足の一品。簡単に済ませたい時の昼食にもよさそうです。やみつき間違いなしの『シーフードヌードルピラフ』を作ってみてはいかがでしょうか。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2024年05月28日女優の柴咲コウが、20日に都内で行われた映画『蛇の道』(6月14日公開)の完成披露舞台挨拶に西島秀俊、青木崇高、黒沢清監督とともに登場した。同作は、巨匠・黒沢清監督の最新作で、セルフリメイク作品。全編フランスロケ、フランス語で撮影された。何者かによって8歳の愛娘を殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)は、偶然出会った精神科医の新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め復讐することを生きがいに、 殺意を燃やす。とある財団の関係者たちを2人で拉致していく中で、次第に真相が明らかになっていく。○■柴咲コウ、黒沢清監督からの絶賛に笑顔「蛇のようなしなやかな…」黒沢監督は、今作で初めてタッグを組んだ柴咲について「動きがすごい。獰猛というか……『バトル・ロワイアル』を超えたんじゃないか」と評価。「『柴咲コウってこんなに動けるの!?』という……もちろんそれだけではないんですが、肉体のものすごさというのは必見に値すると思います」と絶賛した。これに柴咲は蛇のように腕をうねらせながら「蛇のようなしなやかな……サササ、パクッ! という感じですかね?(笑)」と笑顔。今回演じた役柄については「どちらかというと独立した自己主張をきっちりはっきりするような女性の役が多いような気がするんですが、今回はどういう女性なのかもわからないミステリアスな感じ」と印象を明かし、「佇まいとしては凛とした感じはあるのかなと思いましたし、フランスに10年ぐらい住んでいて、仕事を持って働いている女性というところで、選んでいただけたのかなというふうに思っています」と語った。
2024年05月20日柴咲コウ主演、黒沢清監督作『蛇の道』よりインタビュー動画が到着した。これまで数多くの作品がカンヌ国際映画祭やヴェネチア国際映画祭に出品され高評価を獲得し、国内外から注目を集める映画監督・黒沢清。そんな黒沢監督が、26年の時を経て自身初のセルフリメイクに挑んだのが本作だ。フランスを舞台に、娘の復讐に生きる男と彼に協力する心療内科医の<徹底的復讐>を描く。この度解禁されたインタビュー映像では、なぜ『蛇の道』をリメイクしたいと思ったのか、オリジナル版との違いやこだわり、さらには柴咲コウのキャスティング理由を語っている。フランスのプロダクションからリメイクのオファーがあった際に、真っ先に浮かんだのが『蛇の道』だったと、リメイクのきっかけを明かす黒沢監督。徹底的に復讐していくという、いつの時代でも国境を超えて通用する力強いストーリーを、Vシネマだけで埋もれさせるのはもったいない、とリメイクに踏み切ったという。フランスを舞台に、主人公を男性から女性へと大きく改変した部分について、「最初の時点で主人公を日本人女性にしたいという思いがありました。彼女ひとりを女性にすることで、彼女がすべてをコントロールしているという部分がより出ているのかなという気がしました」とこだわりを明かす。復讐に協力する心療内科医の小夜子を演じた柴咲さんについて話が及ぶと、「なんといっても目つきが良い。あの目つきで見つめられると、男はなんか・・・あらぬ方向に誘導されてしまいそう」と印象を語り、それだけでなく、その身体能力にも驚いたそう。「彼女、すごいんですよ。動物的な、獰猛な動きがまさにこの主人公にぴったりだなと、柴咲さんでよかったと思いました」と柴咲さんの俊敏な動きを絶賛している。映像の中では、『レ・ミゼラブル』を観てオファーを決めたというダミアン・ボナールや、昔から黒沢監督と親交のあるマチュー・アマルリック、黒沢組の常連である西島秀俊、以前から自作に出演して欲しいと熱望していた青木崇高らキャスト陣について、貴重な製作エピソードを語る様子も収められている。オリジナル版を踏襲しながらも完全版リベンジ・サスペンスとして見事に昇華した本作に、大きな注目が集まる。『蛇の道』は6月14日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:蛇の道(2024) 2024年6月14日より全国にて公開© 2024 CINÉFRANCE STUDIOS – KADOKAWA CORPORATION – TARANTULA
2024年05月16日6月14日(金) に公開される映画『蛇の道』より、黒沢清監督のインタビュー映像が公開された。本作は、1998年2月21日に日本で劇場公開された黒沢清監督の映画『蛇の道』を、日仏共同製作にてセルフリメイクしたリベンジサスペンス。何者かによって8歳の愛娘を殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)が、偶然出会った精神科医の新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め復讐することを生きがいに、殺意を燃やす。そのほか共演に西島秀俊、青木崇高、マチュー・アマルリック、グレゴワール・コランが顔を揃える。公開されたのは、なぜ『蛇の道』をリメイクしたいと思ったのか、オリジナル版との違いやこだわり、さらに柴咲コウのキャスティング理由を語るインタビュー映像。フランスのプロダクションからリメイクのオファーがあった際に、真っ先に浮かんだのが『蛇の道』だったと、リメイクのきっかけを明かす黒沢監督。徹底的に復讐していくという、いつの時代でも国境を超えて通用する力強いストーリーを、Vシネマだけで埋もらせるのはもったいない、とリメイクに踏み切ったという。フランスを舞台に、主人公を男性から女性へと大きく改変した部分について「最初の時点で主人公を日本人女性にしたいという思いがありました。彼女ひとりを女性にすることで、彼女がすべてをコントロールしているという部分がより出ているのかなという気がしました」とこだわりを明かす。復讐に協力する心療内科医の小夜子を演じた柴咲について話が及ぶと「なんといっても目つきが良い。あの目つきで見つめられると、男はなんか……あらぬ方向に誘導されてしまいそう」と印象を語ったほか、その身体能力にも驚いたそう。事件に絡む関係者を拉致監禁するシーンでの柴咲の俊敏な動きを「彼女、すごいんですよ。動物的な、獰猛な動きがまさにこの主人公にぴったりだなと、柴咲さんでよかったと思いました」と絶賛した。映像には、『レ・ミゼラブル』を観てオファーを決めたというダミアン・ボナールや、昔から黒沢監督と親交のあるマチュー・アマルリック、黒沢組の常連である西島秀俊、以前から自作に出演して欲しいと熱望していた青木崇高らキャスト陣について、貴重な制作エピソードを語る場面も収められている。『蛇の道』黒沢清監督 スペシャルインタビュー<作品情報>『蛇の道』6月14日(金) 公開 CINÉFRANCE STUDIOS – KADOKAWA CORPORATION – TARANTULA
2024年05月16日発売以来50年以上にわたって愛される、日清食品株式会社(以下、日清)の『カップヌードル』。醤油ベースの優しいスープと豊富な具材で、忙しい時のランチや小腹がすいた時の夜食にする人も多いのではないでしょうか。本記事では日清のウェブサイトで見つけた、暑い季節におすすめの意外なアレンジレシピを紹介します。用意するのは『カップヌードル』と6ぶんの1カットしたレモンのみ!とても簡単にできますね。材料カップヌードル 1個レモン 1/6かけ粗びきこしょう 適量日清食品グループーより引用まず、『カップヌードル』の蓋を開けてお湯を注ぎ、通常通り作ります。3分経ったら蓋を開けて、レモンを絞り入れましょう。ふわっとレモンのさわやかな香りがしてきます。見た目だと分かりませんが、フレッシュなレモンの香りが食欲をそそります。食べてみると、醤油ベースのスープにほのかなレモンの香りが加わり、なんともさわやか!卵がレモン汁を吸って、不思議とクセになる味わいです。スープに酸味と軽やかさがプラスされるので、思わず最後まで飲み干してしまいました。6ぶんの1カットだとほのかな香りなので、個人的にはもっとレモンを入れてもよいかなと思いました。『カップヌードル』をさっぱり食べてみたい時に、おすすめですよ![文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2024年05月09日柴咲コウ主演の黒沢清監督作『蛇の道』より場面写真が解禁された。黒沢清監督が、98年に劇場公開された同タイトルの自作をフランスを舞台にセルフリメイクした本作。娘を殺した犯人を突き止め復讐することを生きがいとする男・アルベール(ダミアン・ボナール)、彼に協力する心療内科医の小夜子(柴咲コウ)。事件にある財団が関わっていることを知った2人は“徹底的復讐”を開始する。この度解禁された場面写真は、アルベールと小夜子が財団の関係者たちを次々と拉致監禁し、拷問するシーンを捉えたもの。何者かに冷たい目線を向け、容赦なくナイフを振りかざす小夜子の姿も切り取られている。医師として働く一方で、他人の復讐に協力する小夜子の本当の目的は一体何なのか。復讐の先に待つ真実とは…?終始感情が読めず、内なる狂気を秘めたこの難役を見事に演じ切った柴咲さんについて、黒沢清監督は「彼女の鋭く怪しい眼差しと、野獣のような身のこなしが、この映画をオリジナル版にもましてミステリアスで深みのある作品に格上げしてくれました」と絶賛。観る者に鮮烈なインパクトを与える柴咲コウの怪演にも注目が集まる。『蛇の道』は6月14日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:蛇の道(2024) 2024年6月14日より全国にて公開© 2024 CINÉFRANCE STUDIOS – KADOKAWA CORPORATION – TARANTULA
2024年05月04日日清食品ホールディングス株式会社(以下、日清食品)が発売している『チキンラーメン』。お湯を注げば手軽にラーメンが食べられて、食事やおやつに便利ですよね。そんな手軽な『チキンラーメン』を卵かけご飯にアレンジするレシピが、日清食品のウェブサイトで公開されているのを知っていますか。その名も『ザクザク チキラーTKG』。お湯も使わず簡単にできるようなので、作ってみました。『ザクザク チキラーTKG』を食べてみた!日清食品のレシピによると、必要な材料と分量は以下の通りです。材料ごはん150g卵(Mサイズ)1個分チキンラーメン1/3袋(約30g)トッピング用小ねぎ(小口切り)適量しょうゆ適量ごま油適量日清チキンラーメンーより引用卵は事前に黄身と白身を分けておき、まず白身だけをご飯に投入します。次に、卵の白身とご飯を混ぜ合わせます。黄身は後で使うので、取っておきましょう。『チキンラーメン』を袋のまま砕きます。手で握ると簡単に砕くことができました。固くて難しいと感じた時は、麺棒で軽く叩くといいかもしれません。袋が破けないように注意してくださいね。大きな塊がなくなるぐらい砕くと、後で使いやすくなります。砕いた『チキンラーメン』を、用意しておいたご飯の上に3ぶんの1ほど盛り付けます。中心部分はスペースをあけておきましょう。あけておいた中心部分に、卵黄を乗せます。あとは好みで、トッピング用の小ネギ、醤油、ごま油をかけて完成です。ここまで筆者は、たった3分程度で完成しました。忙しい朝でも簡単に準備できるので、朝食に卵かけご飯を食べる人も試せそうですね。実際に混ぜ合わせて食べてみます。白身をご飯にまとわせているので、意外と簡単に混ぜ合わせることができました。シンプルな卵かけご飯とは異なり、『チキンラーメン』が食感のアクセントとなって食べ応えが抜群!もともとしっかりした味が付いているので、味の濃さが気になる人は砕いた『チキンラーメン』の量を調整するといいかもしれません。今までの卵かけご飯には飽きてしまった人や、『チキンラーメン』のアレンジを試してみたい人におすすめですよ![文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2024年04月24日