くらし情報『アラフォーで結婚する2人へ (12) 今から意識しておきたい、"収入の谷"を乗り切るセカンドキャリア』

アラフォーで結婚する2人へ (12) 今から意識しておきたい、"収入の谷"を乗り切るセカンドキャリア

自営業や専業主婦は、もうだいぶ前から年金の支給は65歳からとなっています。現在のアラフォー世代は、老後の公的年金の受け取りは65歳からなのです。

一方、会社員の定年は何歳かというと、これまで60歳というのが一般的でした。しかしこれでは65歳の公的年金の支給開始までに空白期間が生じます。そこで、会社員の定年年齢を引き上げる、定年制を廃止する、60歳以降も継続雇用する、この3つのいずれかを導入するよう企業に義務付けられました。今後は65歳まで働くことが一般的になりそうです。アラフォー結婚にとって、これはメリットですね。40歳前後で子どもを持っても、65歳まで収入を確保できれば、(並行して老後資金まで貯められるかどうかは別として)、子どもの教育費についてはなんとか負担できそうです。
ところが現実はそう甘くはないのです。

3つの選択肢の中でもっとも多く導入されているのが継続雇用で、60歳以降の継続雇用には「本人が希望すれば」という条件があります。アラフォー結婚なら収入の確保を目的にもちろん「希望する」と思いますが、継続雇用はされても、仕事の内容や給料は60歳までとは違うケースがほとんど。管理職だった人が現場の仕事に戻ったり、元後輩である年下の上司の下で働いたり、全く別の部署やグループ会社に配属されたりで、精神的な強さを求められる上に、収入も60歳時点よりもかなり下がるケースが一般的です。

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