周防正行監督が描く夢の舞妓エンタテインメント - 『舞妓はレディ』、Blu-ray/DVDが3月18日リリース
京都のお茶屋さんで働く舞妓さんというのもまさに伝統文化の中で働く女の子。それで、宝塚とお茶屋さん、それぞれの取材を始めました。で、舞妓さんのほうは、『舞妓はレディ』というタイトルからも想像できように、方言を直して京言葉をマスターしていく。これって実際もそうなんですよ。かつては、京都生まれの京都育ちの女の子が舞妓さんになった。今は、地方から出てきた女の子が京言葉を身につけて成長していく。伝統としきたりの中で現代の女の子がどう生きていくのかというところで、これは面白いぞと。『ファンシイダンス』『シコふんじゃった。
』、そして『舞妓はレディ』で若者を通して日本文化を見ることができる」
――いわゆる三部作みたいな感じですね
周防監督「そう。それがそもそものきっかけです」
――ところが実際に制作に入ったのは『Shall we ダンス?』
周防監督「なかなか『舞妓はレディ』の、"これでいける"というものが掴めなかった。なぜかというと、お茶屋遊びそのもの、京都そのものについて、いまいち掴めない。自分で取材しても、これって本当に楽しいの? って(笑)」
――真髄がわからない
周防監督「わからないんですよ、まったく。