スティーヴン・スピルバーグの集大成!「エクスタント」の世界に潜入
一方、彼女の夫ジョンは、人間性をもつ精巧なアンドロイド"ヒューマニック"の試作品の開発に成功。資金援助をヤスモト社に依頼したところ断られてしまうが、ヤスモト本人が個人的な融資を申し出る。その背景には、ヤスモト社の巨大な陰謀が渦巻いていた---。
謎が謎を呼ぶSFミステリーの製作総指揮を手掛けるのは、膨大なフィルモグラフィをもつスティーヴン・スピルバーグ。
今回、マイナビニュース会員へ行ったアンケートで、「スピルバーグ作品の中で1番好きな作品は?」と質問したところ、マイケル・J・フォックス扮する主人公マーティが近未来にタイムトラベルする『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』が1位(30%)だった。次いで、地球に取り残された異星人と、それをかくまう10歳の少年との心温まる交流を描いた『E.T.』が2位(23.7%)となっている。
この上位2作を含め、スピルバーグはこれまで「少年」と「宇宙」、「近未来」というテーマを何度も描いており、「エクスタント」でも重要なキーワードとなっている。そしてSF的な要素を盛り込みつつ、"人間ドラマ"へと着地させるストーリーテリングもまた、スピルバーグの真骨頂。