スティーヴン・スピルバーグの集大成!「エクスタント」の世界に潜入
過去作では『A.I.』や『ディープ・インパクト』、『宇宙戦争』などが好例だ。本作でも、モリーの妻、母としての葛藤や、ジョンが開発したアンドロイドで、息子として迎え入れたイーサンとの家族愛などのエピソードが涙腺を刺激する。
そう、「エクスタント」は、スティーヴン・スピルバーグの集大成とも言うべき作品なのだ。
○魅力2:"実際に起こりうる未来"の描写に興奮必至!
スピルバーグは、自作の中で未来のテクノロジーをたくさん生み出してきたクリエイターだ。たとえば1990年に公開された『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』の舞台は2015年、つまり今年なのだが、劇中に登場した指紋認証システムやビデオ会議、ロボット掃除機、3D映画はすでに現実のものとなっている。「エクスタント」は、そんな先見性をもつスピルバーグが製作総指揮を務めるだけあって、近未来の描写に圧倒的なリアリティがある。
ドラマの舞台が30年後であることにちなみ、アンケートで「30年後にはどうなっていると思うか?」と聞いてみたところ、一番多かった回答が「紙が一切なくなり、世の中全ての電子化がすすみ、情報も全てデータ化」(38%)。