くらし情報『羽田空港枠で国交省と「ケンカ」中のANAとJAL、その理由と利用者メリットは? (1) なぜJAL5枠・ANA11枠? 羽田空港の国際線がここまで増える!』

2014年2月4日 12:30

羽田空港枠で国交省と「ケンカ」中のANAとJAL、その理由と利用者メリットは? (1) なぜJAL5枠・ANA11枠? 羽田空港の国際線がここまで増える!

の羽田を巡る応酬は続く

しかし、航空会社にとって羽田といえば1枠(1往復分)につき100億円の売り上げと10億~20億の営業利益が見込める超魅力的な空港。しかも発着枠はいわゆる既得権益で、一度手にすれば撤退しない限り自社のもの。要するに羽田の発着枠は「ドル箱」なのであり、半永久的に利益を得られるとなれば、どこまで配分の差をつければ「公平」と言えるのかは意見が分かれる部分もある。JALは当然、今回の配分について「承服できるものではない」と抗議の声を上げた。

○JALも羽田~ホーチミン直行便開設

更にJALは声を上げるだけでなく、対抗策に打って出た。羽田空港の深夜早朝(午後11時~午前6時)の時間帯を使って、配分されなかったベトナム(ホーチミン)便の開設を発表したのだ。

羽田の深夜早朝便は今回増便される昼間の便に比べると交通の便が悪く、新路線を開設しても撤退する航空会社があるため発着枠に空きがある。それを使ってホーチミン線を就航するというわけだ。
新路線の就航には国交省の認可が必要で、ANA側も反発しているようだ。ただ、これは筆者の見方だが、JALの手法は法的には問題なく、国交省も認めざるを得ないだろう。

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