くらし情報『25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (14) ケニア人女性ジャーナリストとの会話 - 子どもは何人が当たり前?』

2015年7月29日 15:05

25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (14) ケニア人女性ジャーナリストとの会話 - 子どもは何人が当たり前?

25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (14) ケニア人女性ジャーナリストとの会話 - 子どもは何人が当たり前?
東京は毎日暑い日が続いていますが、夏バテしていませんか。私は先月、ケニアに行ってきました。サファリでキリンもシマウマも見ましたが、主な目的は保健医療に関する取材で、元駐日大使、保健長官(日本の厚生労働大臣に相当します)、地域の病院などを見ました。

どんな取材だったか、[こちら]で全体像を見られます。

○ケニアで乳児死亡率が高い理由

ケニアの医療上の課題は、妊産婦死亡率や乳児死亡率が高いこと、そしてエイズなど感染症で亡くなる人が多いことです。

「にゅうじしぼうりつ」って、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。生後1カ月以内の赤ちゃんが、出生1000人当たり、何人亡くなるか、という数字です。日本は本当に少なくて、わずか2.1人。
一方、ケニアでは39人。背景には設備の整った病院で生まれるかどうか、という問題があります。日本では多くの人が病院で生みますから、緊急事態が発生しても対応しやすい。

一方、ケニアでは、自宅出産が珍しくないことが、赤ちゃん死亡の多さにつながっています。合計特殊出生率は3.9に達しており、生まれる赤ちゃんも亡くなる赤ちゃんも多い(多産多死)ことが分かります。

こうした状況を変えるため、ウフル・ケニヤッタ大統領は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジと呼ばれる、全国民を対象にした医療保険の制度を作ろうとしています。

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