2015年7月29日 15:05
25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (14) ケニア人女性ジャーナリストとの会話 - 子どもは何人が当たり前?
彼女は大手テレビ局で保健医療の問題を専門に取材する有名なジャーナリストで、話をした当時は公衆衛生の修士課程に通いながら働いていました。「ふつうのケニア女性」とは、だいぶ違います。彼女との会話はとても自然で日本の女友達と話しているみたい、と思いました。
やはり、豊かになり、女性も教育を受けて自活できる仕事の道が見つかると、子どもの数は減っていくのでしょうか。ケニアで滞在した首都のナイロビは治安が悪く、ホテルやレストラン、住宅地などは壁と鉄条網で囲まれています。「絶対にホテルの敷地内から出ないでください。散歩もダメ」と言われる環境は、夜でも女性が普通に歩いている東京とは全く異なります。
それでも、経済状況や仕事の状況が似ている年の近い女性同士は、似たようなことを考えているんだな……遠いところに来たと思っていましたが、共通点の方が多く感じられるワンシーンでした。
○著者プロフィール
●治部れんげ豊島逸夫事務所副代表。
1974年生まれ。1997年、一橋大学法学部卒業。同年日経BP社入社。記者として、「日経ビジネス」「日経マネー」などの経済誌の企画、取材、執筆、編集に携わる。
2006年~2007年、フルブライト・ジャーナリスト・プログラムでアメリカ留学。