くらし情報『25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (15) エイズは、助かる。私たちの税金が正しく使われさえすれば』

2015年7月31日 14:39

25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (15) エイズは、助かる。私たちの税金が正しく使われさえすれば

病院などの医療インフラが整っておらず、薬を買う経済力を持たない人が多い途上国では、治療できずに亡くなる人がたくさんいます。そうした中、2000年には国連安全保障理事会でエイズ問題が取り上げられました。あまりに死者が多いので、国家存亡の危機と認識されたのです。

同じ年に開かれた九州・沖縄サミットで、日本が提唱したことにより、2002年に感染症対策を支援するための「グローバルファンド」と呼ばれる基金が作られました。この基金は途上国の医療問題、特にエイズ、マラリア、結核の三大感染症に対処します。

特徴は「ファンド」という名の通り、投資の発想で運営されていること。企業など民間部門と協力し、保健医療に携わる人材育成をしたり、医療NGOを支援し、若者向けにエイズ教育を行ったりします。病院のマネジメントシステムや医薬品の供給改善にも関わっています。


これまで、「グローバルファンド」が支援した金額は合計で295億2473万米ドルにのぼり、そのうち、6割がサハラ以南のアフリカ向け。ケニアには7億2570万ドルが「投資」されています。リターンは明確で、グローバルファンドの國井修戦略投資効果局長は「人々の健康」

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