不動産アドバイザーに聞く。賃貸部屋で楽器の演奏はOK?
、楽器の種類などの規約が細かく決められていることが多いので、契約前に確認してください」
入居中に楽器が欲しくなった場合は、
「契約書に楽器についての記載がなくても、楽器を買う前に管理会社や家主に『防音対策をするので楽器演奏をしてもいいですか?』、『消音できる電子ピアノであればかまいませんか?』などと尋ねましょう。相談に応じてくれる場合もあるかもしれません。
ただし、楽器可という場合でも、多くのマンションは防音工事がされていないことを知っておきましょう。トラブルを避けるために、20時以降は演奏しない、ホームセンターなどで購入可能な遮音・防振効果のあるシート(10,000円程度~)や防音カーペット(10,000円程度~)などを敷く、防音効果のあるパネル(50,000円前後~)をピアノの背面に取り付けるなど、できるだけ音や振動が外に漏れない工夫を施すことをお勧めします」(穂積さん)
「楽器可」という部屋は数が少ないため部屋探しはけっこう大変そうですが、「選択肢を絞り込むことができる」という考え方もできます。騒音トラブルを引き起こすことだけは避けたいので、まずはこれらの情報を認識することが大切なようです。