2015年10月9日 09:00
女性にも加齢臭はあった! "カビの生えた古本のような"臭いをどう防ぐ?
ところが、「加齢臭が気になるかどうか」を聞いたライオンの調査(2014年)では、「35~39歳」の年代がもっとも多く気にしているという結果となった。ノネナールの発生には個人差はあるものの、30代の言う「加齢臭」は、別の原因から生じる臭いである可能性が高いという。
「腸の老化や不調により悪玉菌が増えると『スカトール』という悪臭物質が発生しますし、肝臓の働きが悪くなっても臭いは発生します。また、ストレスや疲れによって活性酸素が増えると、嫌な臭いの汗が出ることもあります」。
まだ加齢臭の年代ではないのに臭いが気になるという人は、臭いを気にしすぎている「思い込み加齢臭」か、疲労やストレスからくる「疲労臭」かもしれないと思っておこう。
○しっかりケアすれば加齢臭は抑えられる!
加齢臭の対策として、山岸さんは「食事」「洗濯」「デオドラントアイテムの使用」をあげる。
■食事
食事では、過酸化脂質が作られる原因となる活性酸素を抑える作用がある「抗酸化食品」を積極的に摂(と)ることがポイントとなる。抗酸化食品は、ビタミンE、ビタミンC、カテキン、ポリフェノールなどの栄養素が含まれた食品が該当する。