お部屋探し広告の「これだけはチェックしたいポイント10」_ 後編
防音については、「S造」より「RC造」と「SRC造」のほうが、壁がコンクリートなので効果があります。「RC造」と「SRC造」の防音性は同じ程度と言われます。
建築のコストから、家賃も強度の順に比例して高くなりますが、騒音が気になる人は特に、この項目をチェックしてください。
8)設備――前の入居者の照明を替えたいのだけど?
穂積さん:エアコン、シャワートイレ、食器洗浄機、照明器具、ブラインドなどは、貸主が用意した「設備」と、前の入居者による「残留物」とがあります。
設備は、修理や入れ替えは貸主負担ですが、残留物の場合は貸主はその性能を保障しません。入れ替えや退去時に処分する場合の費用も、借り主の負担になります。照明ならまだ処分しやすいですが、エアコンや食器洗浄機となると、工事や廃棄にも処分料がかかってきます。
契約前に受ける「重要事項説明」の際に、設備か残留物かは説明がありますので、残留物が不要なときは貸主にはっきりとそう伝え、自分の引越前にあらかじめ処分してもらいましょう。
また、最近の設備の注目は、インターネット回線とセキュリティでしょう。気になる人は、これらがあるか、また性能はどうかもチェックしてください。