2016年1月21日 12:00
修羅場サバイバル ~健康で文化的なクリエイターになるために~ (4) 脳には甘い物が必要? ブドウ糖は本当に脳を"甘やかして"くれるのか
つまり清涼飲料水を飲むと、ブドウ糖を摂取することになるのです。「ブドウ糖サプリメント」なんてものをわざわざ買って口にすることのバカバカしさがわかるでしょうか。
○脳の栄養を「直食い」する必要はない
「でも、ブドウ糖だけが脳の栄養なんでしょ?吸収が早くてすぐ使えるほうがいいんでしょ?」そう思う方も多いかもしれません。確かにそうなのですけど、ブドウ糖をあえて選んで食べる必要があるかどうか、ここからお話していきますね。
先ほど単糖類と二糖類というお話をしましたが、2つ以上の糖がくっつくと、『多糖類』というものになります。多糖類の筆頭がデンプン。パンとか、ごはんとか、麺類です。私達の感覚で言えば「食事」枠に入る食品にあたります。
うーん。そうだなあ……さっきの「糖」の話を、私の好きな『進撃の巨人』でたとえてみましょう。エレン・イェーガー独りで「単糖類」、エレン&ミカサとかエレン&アルミンのユニットは「二糖類」、調査兵団全員で「多糖類」。だんだんエネルギー量の合計値が上がってくるイメージ、伝わりますか?
多糖類は集団の力を持っていて、ちょっとずつ切り離して使い続けることができる栄養素なんですよ。