くらし情報『日本ミュージカルの聖地「帝国劇場」とは? - 二度と同じものは作れない、演劇のための大劇場に迫る』

2016年4月30日 10:00

日本ミュージカルの聖地「帝国劇場」とは? - 二度と同じものは作れない、演劇のための大劇場に迫る

日本ミュージカルの聖地「帝国劇場」とは? - 二度と同じものは作れない、演劇のための大劇場に迫る

●『1789』は新しい流れをもたらす作品
『レ・ミゼラブル』『エリザベート』など多くの人気の作品を上演している帝国劇場。銀座にも近く、多くの買い物客や観光客でにぎわう有楽町・日比谷エリアに位置し、105年の歴史を持つ日本初の洋式劇場としても知られている。

様々な俳優が「いつか帝劇に立ちたい!」と思い、「日本ミュージカルの聖地」と呼ばれることもあるこの劇場は、一体どのような空間なのだろうか? 副支配人・竹本一輔氏、東宝演劇部宣伝室長・洗秀樹氏に取材を行った。今回は主に「帝国劇場」の基礎知識について紹介していく。

○劇場を持つ幸せ

――100年以上もの歴史がありますが、どういった理由で建てられたのでしょうか。

竹本開場が1911年、明治44年ですね。当時は欧米に追いつけ追い越せで、大きな洋式の劇場を建てようとなったようで、国を牽引していた実業家たちによって、民間で作られた劇場です。「帝国」と冠しているのですが、一度も国の資本が入ったことはないんですよ。


現在の阪急阪神東宝グループや宝塚歌劇団を設立した小林一三によって、1937年に東宝が吸収合併して直営の劇場となりました。

――都内の劇場が複数建て替えに入ってしまう、いわゆる「2016年問題」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.