2016年10月28日 12:00
独占スクープ「映画『デスノート』の最終ページ」 5時間4万字の記録 (10) 集英社との再交渉、日テレドラマ班が先手!? 6冊ルール真相と死神大王の思惑
そのような話し合いを経て、それぞれ連携は取りつつも、別々に進めることが決まりました。映画からは、死神CGでドラマに協力をしています。06年の死神CGデータをベースに、デジタル・フロンティアが連続ドラマのスケジュール感に合わせて再構成したものです。デジフロが入ったことで、通常の連続ドラマの予算とスケジュールでは実現できないクオリティになったと思います。
――10年の時を経て、人々の意識を再び「デスノート」に向けるには、新キャストでのドラマ化は効果的だったような気がします。
そうですね。計画的ではなく、変則的な流れでしたが本当に素晴らしいコラボになったと思います。ハリウッドでも「マーベル」や「DCコミック」の作品はいろんなメディアでの展開や、様々なパラレルワールドが存在して、その原作の幅を拡げています。
「デスノート」も本当に面白く、独創的な原作なので、いろんなメディアでのパラレルワールドが生まれたことで、コンテンツとしての強度がさらに高まったのではないかと思います。
○死神大王が「新たなキラ」を望んだ理由とは?
――映画は「6冊ルール」をベースに、夜神月とLの後継者が競い合うストーリーに。