夏生大湖、『六本木クラス』『silent』出演も「未だ実感湧かない」憧れの作品&俳優も明かす
女形を始めたのは9歳からです。兄と姉も日舞をやっていたのですが、長く続いたのは僕だけでした。最終的には、女形をやるには体が大きくなりすぎてやめることになったのですが。
――長く続いた理由は。
お稽古は嫌いだったのですが、本番が大好きだったことが大きいです。自由なタイプの兄と姉を見て育った末っ子の僕は、子どもの頃から自分のやりたいことを口にするよりも「目の前のことをちゃんと続けよう」という意識が強かったので、性格的な部分もあったかもしれません。
――その“本番が好きな思い”が芸能界への憧れに繋がっていったんでしょうか。
そこはあまり繋がってないんですよね。
芸能界入りを考えたのは、高校卒業後に就職して自分の時間ができたときTikTokを始めて、反響が大きかったことがきっかけです。友達から「絶対バズるからやってみなよ!」って強く勧められて、実は「やりたくないなぁ」と思っていたのですが(笑)、1週間だけやってみようと動画投稿を始めました。当時はリズムに合わせて途中から画面に登場する動画が流行っていて、そこに僕の方言を組み合わせたものを上げてみると6万いいねがついたんです。
○■ジュノンボーイコンテストで感じた悔しさ
――TikTokを始めてたった1週間でバズるなんてすごいですね! そのときはどんな気持ちでしたか。