くらし情報『木村拓哉、"不死身"の生き様 - 映画『無限の住人』と「無限の想い」 (5) スタッフが涙…殺陣師の心に残る、海老蔵との壮絶な斬り合い』

2017年5月3日 10:30

木村拓哉、"不死身"の生き様 - 映画『無限の住人』と「無限の想い」 (5) スタッフが涙…殺陣師の心に残る、海老蔵との壮絶な斬り合い

さんにケアしていただいたんですが、閑馬(永空)とのシーンは海老蔵と反射的に作っていった感じです。お互いに不死身の体を持った人間同士、その二人が対峙して斬り合うとなった時、動きの話し合いはなかったですね。

――かなり危険な撮影ですね。

本当に。感じるがまま、向こうがこう来たら、こう返す。避けるという作業が1つもありません。あの撮影での万次、閑馬には「避ける」「凌ぐ」つもりはない。その作業がいらない2人の時間。
すべて反射的にやった時間でした。

――長時間撮ったんですか?

いえ、撮影自体は短かったですよ。

――OKが出た時の現場の雰囲気は? どのような感じだったんでしょうか。

こんな裏話してもしょうがないんですけど(笑)。

不死身の体で長い時間を生きて、たくさんの妻に先立たれてきた閑馬が「疲れた」と語るシーンがあります。同じ境遇の男・万次が斬りつけ、「避けようと思ったら避けられただろ」「何で斬られた」と声を掛けた後の言葉です。その後の展開を見守っていたスタッフが泣いていました。三池組にはそういう思いのスタッフが現場にたくさんいます。
「万次をどうやって演じるのか」ではなく、撮影現場という場所で自分の仕事・役割を担っている人も、僕らと同じぐらい気持ちを高めた上でフォーカスを合わせてくれる。

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