2017年6月15日 12:00
滝沢秀明×有岡大貴、「大きすぎる先輩」と「成長する後輩」が撮影の思い出を語り合う- 映画『こどもつかい』対談
――清水監督の演出を受けてみて、感じたことはありますか?
滝沢:意外と、自由にやらせてくれる監督だなと思いました。もっとガチガチに決めていくのかと思っていたらそうじゃなくて、「1回自由にやってください」と言って、そこから手直しをしていく。非常にやりやすかったし、試されているという怖さもあったし、あまり見ない監督でしたね。
清水監督はすごく柔らかくて、ムードメーカーというか。座って指示を出すのではなく、スタッフのモチベーションも上げながら、一番積極的に動いていました。監督がここまで動いているから、周りも「頑張らなきゃ」と思えるムードにしてくれるんです。「やれ」ではなく、「やるんだ」という引っ張り方なので、すごいなと思います。
有岡:僕は勝手なイメージで怖い人、変な人なのかなと思っていたので……。
滝沢:いや、変な人だよね。
有岡:「変な人」は間違ってない(笑)。
滝沢:変じゃなきゃできない(笑)。
有岡:現場では、監督が長渕剛さんの物まねをしたりしていました(笑)。怖がらせるシーンをすごく楽しそうに撮っていたのが印象的で、いたずらっ子みたいな顔をしながら撮っていたので、印象が変わったというか、トラウマが消えました。