2017年9月7日 10:30
高杉真宙、長谷川博己に重ねた「理想の大人」像 『散歩する侵略者』で人間ではない役に挑戦
――男らしさを見せたいという気持ちはあるんですか?
年を重ねるにつれて、男の人が憧れる男になりたいと思うようになりました。早いに越したことはないので、頑張ります。
――20歳を過ぎて、俳優として大人として扱われる、というようなことはあるんですか?
寮から出たので、友達を泊められるようになりました。20歳になって、ごはんに呼ばれることも多くなりましたし、お酒の場が多くなって、行動範囲が広がった1年でしたね。
○人間との違いを出す苦労
――今回は”侵略者”役。人間ではない役というところは意識されましたか?
侵略者といっても見た目は人間なので、違いを見せるのが大変でした。僕の演じた天野は、登場した時から人間と近い存在だったんです。他の侵略者は個性的だったり、服の着方も変わっていたりしますが、天野は人間に興味を持っていて真似しているところもあり、侵略者としての違いを見せなければという点に苦労しました。
監督からは違和感を出すために、急に立ち止まって振り向いてじっと見ていて、と言われたんです。そのシーンは、演じていても気持ち悪い感じがあるのがわかりました。
――漫画やアニメが好きな高杉さんですが、SF作品ということで気持ちが上がったりしましたか?
盛り上がりましたね! 銃を撃つシーンもなかなかないですし、こういう作品に携われて嬉しかったです。