2014年5月20日 10:00
『テルマエ・ロマエ』作者ヤマザキマリさんが語る、とらわれない生き方とは? (1) 好きなことと、生きていくための仕事は分けて考える
「心の核に存在する、ゆるぎない自分」の意味。自分の中にいるもう一人の自分)の意識を感じるうちは何をしても大丈夫だという気持ちになれる。「基本あなたは何だってできる、何やったっていいじゃない本質は変わらないんだから。やりたくない事をやったからってなにもそれに嫌々染まる必要もない」って、自分に言い聞かせています。
--その自信のようなものは経験から来るものでしょうか
子供のときから自意識も無いままにいろんな経験をしていますので、それが大きいのかと。母子家庭だったり、早くから一人で海外旅行をしたり、縁もゆかりも無い外国で暮らすようになったりしたことで「ある程度のことは自分でやりくりします」「わからなかったら、これとこれ合わせれば応用できます」と判断できるくらいの柔軟性は身に付いたのでしょう。そのおかげで、お金のためにやることも、自分のためにやることも含めたいろんな仕事も平気でできましたし、やることがお金と結びつかなかったって困惑したりすることもない。自分の意志と決断力を信頼すれば、どんなこともいくらでもできると思います。
--どうやって楽しくするんですか?
例えば、以前札幌の「日本イタリア協会」