2018年5月19日 10:00
南沢奈央が語るネットとの向き合い方「言葉はちゃんと選ぶように」
「舞台は1番に声、2に立ち姿、3に表情」と言われてたのも印象的です。声のトーンだけでなく、出し方や圧、どこに狙っていくかまでこだわるのが、舞台なんだなと教えていただきました。
――南沢さんは近年、舞台に毎年出演されています。映像作品と比べ、舞台ならではの面白さはどこにあると思いますか?
やっぱりお客さんのリアクションがあることですね。見てくれる人が目の前にいて、笑い声だったり泣いたりとか、リアクションが温度で伝わるので、それが面白い部分でもあるし、緊張しますよね。
○離婚調停中の役を演じる
ヤズミンを演じる南沢奈央
――今作で南沢さんが演じるヤズミンは、主人公エリオットの従兄弟で彼の良き理解者であり、離婚調停中という大学非常勤講師。ヤズミンに対する印象をお聞かせください。
コカイン中毒に悩まされてる人物が多い設定の中、唯一中毒者ではない、ジャンキーではないという役です。
だから、感覚的にはお客さんに一番近い精神状態ではあると思いつつ、彼女なりの人生の悩みで精神的に乱れることもあるだろうから、そこをちゃんと説得力もって演じられたらいいなと思います。離婚調停中という役ですけど、まだ経験したことがないことなので、想像だけでは補えないので、色々勉強しないといけないなと。