高畑充希&岡田将生、初共演で感じた役者としてすごさ アプローチの違いが良い影響に「足りないものを補い合う感覚」
だからすごくリアルで本当にこの部屋に住んでいる人に見えるんです。でも、それは体も脳もフル回転で現場にいらっしゃるからだと思いますし、それを二也として受け止めることができたのはすごく楽しかったです。日々「すごいなぁ」と思って一緒にお芝居をさせてもらいました。
高畑:褒められて嬉しいです……(笑)。私は感情だったり、その場の空気だったりに左右されるタイプなのですが、逆に岡田くんはちゃんとプランニングして、いろんなことを考えて準備して現場に持ってくる。もちろん私も準備はしていくんですけど、準備の仕方も違えば、芝居の仕方も違って、たどり着きたい到達点はお互い同じなんですが、経路が全然違っていて、それが私はすごくおもしろかったです。あと、岡田くんがすごいなと思ったのはセリフの正確さ。語尾まで一言一句がいつも完璧なんです。
私はその辺がものすごく苦手なんです……なので電話のシーンとかは、私のセリフがざっくりしているのがバレるからやりたくない!(笑)
岡田:そう! 電話のシーンは、僕は基本的にスクリプトを見ながらやっているんですけど、「結構違うなぁ……あれ? この文章飛ばしたなぁ」と思うことも。それでも今泉監督がOKを出すので、「OKなんだ!?」