高畑充希&岡田将生、初共演で感じた役者としてすごさ アプローチの違いが良い影響に「足りないものを補い合う感覚」
と(笑) でも、それは悪いことではなくて、そのセリフがなくても成立しているということなので、監督の判断も、監督と高畑さんの関係性もすごくいいなと感じていました。
――お芝居のアプローチの仕方が違うお二人が一子・二也夫婦を演じることは、作品にも良い影響がありそうですよね。
岡田:少なからずあると思います!
高畑:どんな作品に出ていても皆さん全然やり方が違うし、その現場によっても違うと思います。自分と違うアプローチをする方と組むほうがより広がる気がしていて、足りないものを補い合う感覚。今作だと、(岡田くんとの)2人芝居が多かったですが、監督も含めて3人でお互いが足りないものを補い合って、相談し合って作ったという印象が強いです。そして、それをものすごく温かい目で、絶対撮り逃さないように見つめてくれるスタッフ陣がいて、ものすごく安心感がありました。センシティブなシーンや感情面で白黒つかないような難しいシーンも多かったのですが、心を預けてお芝居ができていました。
○互いに「意味がある」と感じたテーマ
――今作はセックスレスや婚外恋愛許可制などをテーマにした作品ですが、脚本を読んだときにはどのような印象でしたか?
高畑:きれい事で収まってないところが多すぎて、いろんな世代の方がとても共感できるだろうなと思いました。