乙女新党の卒業控える葵わかな、アイドルと女優の間で揺れる本音と決断…そして覚悟「もっと上のレベルに行くために」 (1) 小豆島での撮影は「倒れこむようにして眠るような日々」
まるで作品の世界観を踏襲しているかのごとく、公開日を迎えるまでに葵にも変化が訪れる。アイドルグループ・乙女新党の卒業を発表したのは今年3月だった。7月5日の単独ライブで見納めとなる前に、"アイドル・葵わかな"と"女優・葵わかな"の本音と決断、そして覚悟を探った。
――前回のインタビューが昨年の3月頃。ずいぶん大人っぽくなられたような。
えっ! 髪型のせいじゃないですか(笑)。でも、4月で高校生になりましたからね。
――おめでとうございます。
この映画の撮影は中学2年生の頃になりますね。オーディションのことは覚えていますか。
最終オーディションは(柴田)杏花ちゃんと一緒で、監督からのいろいろな指示に合わせて演じました。私だけ身長が大きかったですし、年齢もみんなより上だったので…手応えというか実感がなかったです。
――演じた愛子は、いじめる側といじめられる側の両方がある独特の役でしたね。
確かにどちらもありました。もともとは愛子が悪いんですけど(笑)。気をつけたのはやっぱり方言。
方言の先生の声が入ったCDがあって、それを家で聞いて真似して聞いて…とずっと繰り返していました。――方言の演技は、やっぱり難しい?
初めてだったので、難しかったです。