6人組グループ・SixTONESの森本慎太郎(27)と俳優の森川葵(29)の交際が、29日発売の週刊文春で報じられた。2人は今年4月期に放送された日本テレビ系連続ドラマ『街並み照らすヤツら』で夫婦役として共演。報道では今月、タイ旅行後に羽田空港で撮影されたとされるツーショットなどが掲載されていた。ORICON NEWSの取材に対し、森川の所属事務所は否定も肯定もせず「プライベートは本人に任せています」とコメントする一方、森本の所属事務所からの回答はなかった。
2024年08月29日タレントの翔野葵が、発売中のマンガ誌『週刊ヤングマガジン』(講談社)38号のグラビアに登場している。翔野は1996年6月5日生まれ、愛知県出身。昨年は計9本のCMや広告に出演し、MVやドラマ、舞台などでも活躍の場を広げている。今回のグラビアでは、初水着を披露。美しい佇まいの彼女の、プレミアムな撮り下ろしとなった。
2024年08月23日白井晃が演出を務める『セツアンの善人』のメインビジュアルが公開された。『セツアンの善人』は、第二次世界大戦中、ナチスにより市民権を剥奪されたドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトが亡命先で執筆し、1943年にスイスのチューリッヒで初演された作品。「人はどこまで善人でいられるのか」「人はお金で幸せになれるのか」という現代社会に生きる人々にも通じる痛切な問いかけが、心優しき女性シェン・テと、ビジネスに徹する冷酷な青年シュイ・タという真逆な人物を通して描き出される。今回の上演では、ドイツ文学者の酒寄進一が新訳を手がけるほか、ミュージカルやストレートプレイまで数々の音楽を作曲し、2023年に上演された『ある馬の物語』でも白井とタッグを組んだ国広和毅が音楽監督を担当。パウル・デッサウの楽曲をもとに、歌ありライブ演奏ありの臨場感のあふれる舞台となる。公開されたビジュアルには、貧民窟に暮らす心優しき娼婦のシェン・テと、冷酷にビジネスに徹する架空の従兄シュイ・タを一人二役で演じる葵わかな、シェン・テが恋に落ちる失職中のパイロット、ヤン・スンを演じる木村達成の姿が収められている。なおそのほかのキャストとして、神様と交信する水売りのワン役を渡部豪太、息子を溺愛するヤン・スンの母親のヤン夫人役を七瀬なつみ、シェン・テが買い取ったタバコ屋の元オーナーである未亡人のシン役をあめくみちこ、シェン・テのタバコ屋に居座る大家族の祖父役を小林勝也、そして下界で善人探しをする人間臭い3人の神様役をラサール石井、小宮孝泰、松澤一之が演じるのに加え、栗田桃子、粟野史浩、枝元萌、斉藤悠、小柳友、大場みなみ、小日向春平、佐々木春香が名を連ねた。併せて白井と葵、木村からのコメントが到着した。『セツアンの善人』は、2024年10月16日(水) から11月4日(月・休) に東京・世田谷パブリックシアター、11月9日(土)・10日(日) に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演される。白井晃、葵わかな、木村達成のコメント■上演台本・演出:白井晃 メッセージ(チラシより)この世の中でホントに善人でいることができるのか?善意と言われても、無料の奉仕などあり得るのか、自己満足もしくは何か裏にあるのではないかと疑ってしまう。そんな殺伐とした世界に私たちは生きている。真に人と人とが信じあえて、思いやれる時が来たらと願っても、そんなことなど絶対にあり得ない、信じる方が愚かだと思えてしまう。私たちは諦めの中に生きている。だからこそなお、今このブレヒト作品を上演する意味があると思ったわけなのです。パンデミックや災害、戦争の悲壮を身近に感じる中で、社会の原理が本質的に変わることを目指すべきとした、かつてのブレヒトのメッセージはより一層強力に心に響くのです。演劇に社会を変える力など、もはやありはしないのかもしれない。それでも、主人公シェン・テを今の世界を生きる人間として描くことで、少しの時間だけでも演劇の力を信じたいと思うのです。■葵わかな コメントシェン・テと、シェン・テが劇中で演じるシュイ・タの二役を演じます。なかなか複雑な構造の二役に挑戦することになります。シェン・テはとてもお人好しな性格で神様から善人だと認められ、逆にシュイ・タは周囲から冷酷な人物だと評価されています。果たして本当にそうなのか、見ている人によっても色々と感じ方が変わるような役でもあると思うので、そういう部分も楽しんでいただけるように頑張りたいです。今回、演出の白井さんとは初めてご一緒させていただきます。白井さんは俳優の新境地を開拓してくださる印象があったので、私も新しい挑戦ができることをとても楽しみにしております。『セツアンの善人』は80年以上前に書かれたお話ではありますが、素敵な共演者の皆様と演出の白井さんとともに、今を生きる私たちにも響くようなメッセージをしっかりと表現していきたいです。また音楽の力によって、より親近感や楽しい瞬間も生まれるような作品になればいいなと思っております。■木村達成 コメント失業中のパイロットの青年、ヤン・スンを演じます。ヤン・スンは一見すると嫌な奴のように思えるのですが、とても人間らしくもあって、そういったところに親近感を覚えています。白井さんの演出作品にはこれまで2度出演させていただきましたが、いつも自分はどうあるべきなのかといったことや、人のために何かをする自己犠牲の気持ち、観客の皆様に与える影響などについて考えるきっかけを与えてくださり、自分が変わる瞬間に何度も立ち会っていただきました。今回、世田谷パブリックシアターで『セツアンの善人』に出演することになり、改めてそういったことをたくさん考えられる稽古が待っていると思うと、少し不安でもあり、同時に楽しみでもあります。約1年ぶりの舞台出演となりますが、この作品を観ていただいた皆様に、“面白そうな奴だな”と思っていただけたら幸いです。【あらすじ】善人を探し出すという目的でアジアの都市とおぼしきセツアンの貧民窟に降り立った3人の神様たち(ラサール石井、小宮孝泰、松澤一之)は、水売りのワン(渡部豪太)に一夜の宿を貸してほしいと頼む。ワンは街中を走り回って神様を泊めてくれる家を探したが、その日暮らしの街の人々は、そんな余裕はないと断る。ようやく部屋を提供したのは、貧しい娼婦シェン・テ(葵わかな)だった。その心根に感動した神様たちは彼女を善人と認め、大金を与えて去っていった。それを元手にシェン・テは娼婦を辞めてタバコ屋を始めるが、店には知人たちが居座り始め、元来お人好しの彼女は彼らの世話まで焼くことになってしまう。ある日、シェン・テは、首を括ろうとしていたヤン・スン(木村達成)という失業中の元パイロットの青年を助け、彼に一目惚れをしてしまう。その日からシェン・テはヤンが復職できるように奔走し、金銭的援助もしはじめるのだが、その一方で、人助けを続けることに疲れ始めていた彼女は、冷酷にビジネスに徹する架空の従兄、シュイ・タ(葵わかな・二役)を作り出し、自らその従兄に変装をして、邪魔者を一掃するという計画を思いつく……。<公演情報>『セツアンの善人』作:ベルトルト・ブレヒト音楽:パウル・デッサウ翻訳:酒寄進一上演台本・演出:白井晃訳詞・音楽監督:国広和毅【出演】葵わかな木村達成渡部豪太七瀬なつみあめくみちこ栗田桃子粟野史浩枝元萌斉藤悠小柳友大場みなみ小日向春平佐々木春香小林勝也松澤一之小宮孝泰ラサール石井【演奏】磯部舞子(Vn. 東京公演)島津由美(Vc.)熊谷太輔(Perc.)/加藤優美(Vn. 兵庫公演)【東京公演】日程:2024年10月16日(水)~11月4日(月・休)会場:世田谷パブリックシアター【兵庫公演】日程:2024年11月9日(土)・10日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール兵庫公演のチケット情報:()公式サイト:
2024年07月17日7月期の日曜劇場にて放送となる二宮和也主演の新ドラマ「ブラックペアン シーズン2」。今作では、二宮さんが人も金をももてあそぶ悪魔な世界的天才外科医・天城雪彦を演じることが分かった。本作は、2018年4月期に放送された「ブラックペアン」の続編で、シーズン1から6年後の物語。前作では、天才的な手技を持つ外科医・渡海征司郎を演じた二宮さん。しかし今作では、渡海と瓜二つの出で立ちである天城雪彦として登場。オーストラリア・ゴールドコーストのハートセンターに長年勤め、手術の技術は天才的、心臓冠動脈バイパス術の世界的大家。ダイレクト・アナストモーシスという手技ができる唯一の医師であり、敵対する医師をも魅了していく。一方で、天城の手術を受けるにはシャンス・サンプル(二者択一)の運試しに勝つしかなく、掛け金としてその人の財産の半分までも要求するため、医師の間では“ディアブル(悪魔)”と呼ばれている。続編でありながら、新たな役を演じる二宮さんは「昨年の夏頃にお話があり、『同じキャストが集まれるなら』という話をしていました。出演者がまるっきり変わってしまう続編だと、前作を楽しんでくれた人が楽しめなくなると思いましたし、僕もさすがに誰もいないと寂しいので。その後すぐに制作が決まって、ふたを開けてみたらみんなは同じ役なのに僕だけ違う役っていう(笑)。なので、続編ですが新鮮さがすごくありますね」と話し、「渡海先生とは違い、もう少しライトというかポップな感じになっていくのかなと思います」と役柄について明かす。さらに「前作を超えるようなハラハラ・ドキドキもそうですが、前作から続いているストーリーもありますので、前作を見た方もそうでない方も楽しんでいただけると思っています」と視聴者へメッセージを寄せている。そして、前作に出演していた馴染みのメンバー、竹内涼真(世良雅志役)、葵わかな(花房美和役)、小泉孝太郎(高階権太役)、内野聖陽(佐伯清剛役)が再集結。渡海の助手として奔走した研修医・世良は、様々な場所で経験を積み、東城大へ心臓血管外科医として戻り、渡海を目指しさらなる高みを目指し続けている。竹内さんは「今回、世良雅志を演じる上で、挑戦、敗北、葛藤が僕のテーマです。あの頃はまだ研修医だった世良が、もがきながらもどう本物の医者になっていくのか。医者としてのあり方や、この世界にはどのような医者が必要なのかを演じていく中で見つけていきたいと思います!」と意気込む。手術室看護師として成長を遂げた美和役の葵さんは「今回は6年経ったことで美和の成長や責任感を演じながら感じていますし、また私自身も、前回より何かこの作品のためにできることはないのか、意気込みながら撮影に臨んでいます」とコメント。また、渡海と対立関係にあった高階は、手術用医療機器「スナイプ」の症例を増やし、自分独自のやり方で上を目指し続けている。小泉さんは「二宮さんが演じる天城は、とてもチャーミングで、ゾクゾクしています。気づいたら一気に射抜かれているような雰囲気で、渡海とはまた違った魅力がありますね」と気になる天城雪彦について言及。そして、東城大の病院長に就任し、心臓外科に特化した東城大の専門病院の開設を計画している佐伯役の内野さんは「新病院を設立し、心臓外科の最高峰を目指す佐伯清剛のエネルギッシュな野心にとても魅力を感じています。その野望の先に何を見つめているのか。佐伯病院長の瞳の中に彼の魂を宿らせられたらと願いつつ監督の演出に毎日心躍らせています」と語っている。「ブラックペアン シーズン2」は7月、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年05月12日葵わかなと玉木宏が出演する「おいち不思議がたり」の制作が決定。コメントが到着した。町医者である父・松庵のもとに生薬屋「鵜野屋」の若旦那直助が尋ねてくる。おいちはその背後に助けを求める女の姿を見る。おいちの伯母・おうたはおいちと直助の縁談を進めようとするが、鵜野屋を訪ねたおいちに女中お絹が「おやめなさい。あの人に殺されますよ」と囁く。直助の周囲では前妻・加世と、以前恋仲だった女中・梅が病で亡くなっていた。おいちは岡っ引きの仙五朗親分と探り、犯人に目星をつけるが、事件は意外な方向に。江戸ではその後も、不思議な事件が多発する。その事件解決に活躍しながら、おいちは一歩一歩、医者への道を進んでいく…。あさのあつこ作の「おいち不思議がたり」シリーズを原作とする本作は、江戸・深川の長屋で医者になりたいと夢見て父である医者・松庵を手伝う、主人公のおいちが、自身の持つ、亡くなっていった者たちの「声」を聴き「姿」を見るこのとのできる特別な力で、謎を解いていく推理時代劇だ。主人公のおいちを演じる葵さんは、「ままならない事が多い世界で何故おいちにそんな力があるのか、この力はどうするべきものなのか、私自身もおいちと一緒に悩みながら撮影期間を過ごしていければと思います」と語り、おいちの父・松庵を演じる玉木さんは、「ミステリーとしても、青春物語としても楽しんでいただけるドラマだと思います」とコメント寄せた。【出演にあたって】葵わかな〈おいち役〉おいちは父親の影響でお医者さんを目指す、まっすぐでひたむきな女の子です。偉大な父の背中を見ながら、誰かに寄り添いたい、誰かのためになりたいと強く思っています。患者さんに囲まれながら懸命に毎日を過ごしていますが、等身大に自分が歩む道について悩んでもいると思います。そんなおいちが持つ不思議な力についても、おいちは真摯に、彼女なりに向き合っていると感じていて、ままならない事が多い世界で何故おいちにそんな力があるのか、この力はどうするべきものなのか、私自身もおいちと一緒に悩みながら撮影期間を過ごしていければと思います。おいちが町の人たちに明るく温かく接するように、観てくださる方にも温かく感じていただけるよう、演じていきたいと思います!玉木宏〈おいちの父・松庵役〉いちの父親であり、医師である松庵を演じます。いちが持つ不思議な力は、「見えたものの、元をたどる」という、患者を目の前にした医師にも通ずるものがあると思い、親子である事が腑に落ちました。受け入れて対処する。その信念を曲げずに生きるのは、時に大変な事もあるかもしれません。でも、その先にある誰かの笑顔の為に必死になる姿は、素敵だなと感じました。いちが、信頼出来るような父親を目指し、撮影に臨みます。ミステリーとしても、青春物語としても楽しんでいただけるドラマだと思います。ご期待ください。「おいち不思議がたり」はNHK BSにて9月放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年04月06日森川葵がTBSドラマに初主演する「訳アリ女ダイアリー」が3月2日(土)午後2時より放送されることが分かった。新東京テレビ入社3年目の河野美知留(森川葵)はドラマ制作部に所属する25歳の若手社員。いつかは自分の考えたドラマを作りたいと強く思っていた美知留のもとに、ひょんなことからドラマプロデューサーとしての仕事の話が舞い込む。制作予定だったドラマのプロデューサーが入院することになり、その代打として、美知留が急遽抜擢されたのだった。ドラマプロデューサーデビューとなる美知留は、ベタなドラマではなく、アップデートした新しいドラマを作ろうと意気込み、42歳のベテランディレクター・斉藤昭子(臼田あさ美)と35歳の気弱な脚本家・有澤佳代(吉住)、そして上司の護間二郎と共にドラマの脚本について打ち合わせを進める。だが、年代も性格も異なる美知留、昭子、佳代の相性はかなりイマイチ。価値観の違いから脚本の話し合いは一向に進まず、会議室の中は大混乱!さらにはそれぞれ私生活にある事情を抱えていていることが明らかとなり…。20代・30代・40代と、年代で異なる価値観によって生じるズレや人生における悩み。美知留・昭子・佳代によるコミカルでリアルな会話劇に加え、それぞれ事情を抱える彼女たちがどんな結末を選ぶのかにも注目だ。脚本を担当するのは、数々の人気バラエティで放送作家を務め、日曜劇場「ドラゴン桜」(2021年)などのドラマ脚本も執筆するオークラ。「バナナマン」や「東京03」などのコントも手掛けるコメディーの名手が、女子たちの赤裸々な本音をリズミカルな掛け合いで描く。■コメント――台本を読んだ感想を教えてください。森川さん:実際、私たちがドラマに参加するまでの間に、プロデューサーさんや脚本家さんがどういう話し合いを重ねているのか全然知らなかったので、こんなやり取りがあるのかも!?と考えながら読むのはとても面白かったです。臼田さん:仕事をする上でベテランディレクターの方とも接する機会があるので、私の役はあの方の要素もあるのかな? とイメージを湧かせることができました。あとは、3人の会話を楽しみながら演じられたらいいなと思い、撮影に臨みました。吉住さん:佳代は私自身と同じくらいの年齢で、子どもがいる役。私にもし子どもがいたらこんな感じかな? と想像して演じました。ドラマを撮り終えてからも街で子どもを見かけると、かわいいな~とつい目で追ってしまいます(笑)。――本作の象徴的な会議室のシーンをはじめ、撮影はいかがでしたか?森川さん:私はとにかくセリフ量が多かったです! 場所が会議室から変わらない中、ただただ喋り続けるのは面白くないので、抑揚をつけるとか身振り手振りをつけるとか工夫するのが難しかったです。吉住さん:撮影が4日間だったのに、半年分は喋ったって言ってましたよね(笑)。私は(セリフが少なくて)ラッキーって感じで(笑)。森川さんに作品を支えていただきました。臼田さん:美知留は熱い気持ちを持っているキャラクターなので、テンション高く演じないといけなかったこともあり、余計大変だったと思います。昭子が美知留を見守るのと同じように、私自身も森川さんに「頑張れ! 頑張れ!」という気持ちでいました。吉住さん:休憩時間には、お二人ともすごく気さくに話してくださってうれしかったです。私はドラマに出演させていただくことがあまりないので、自分のお芝居で精いっぱいでしたが、お二人がアドリブをつけてくださったシーンもあってお芝居って楽しい!と感じました。――本作の見どころを教えてください。吉住さん:3人の言葉に共感する部分もあると思いますし、最後はスカッとするので楽しんでご覧いただきたいです。臼田さん:ドラマ作りの裏側をちょっとのぞき見したような気分が味わえるので、そこも楽しんでください。森川さん:3人の会話劇を中心にいろんな人生ドラマが織り込まれているので、見れば見るほど面白くなっていくと思います。視聴者の皆さんがどのように感じたかすごく気になる作品なので、たくさんの方にご覧いただきたいです。土曜☆ブレイク「訳アリ女ダイアリー」は3月2日(土)14時~TBSにて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年02月14日モデルのマデリン・スチュアートはニューヨークのランウェイを闊歩、ジェイミー・ブルーワーは人気ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』の常連キャストに……。アメリカではダウン症でありながらさまざまな分野で活躍するセレブは多い。そして日本でも、一人の“ダウン症のあるスター”が生まれようとしている。(全3回、後編)■ダウン症の子にも得意不得意があって、葵は『静』より『動』でしたダウン症の人は、視覚が優位でほかの子のまねが得意なことが多いという。「東京に戻って入った幼稚園では、ブランコでも滑り台でも、ほかの子がやれば僕もやってみたいとまねをして、いつの間にかできるようになる。言葉も運動も急にいろいろできるようになりました」小学1~2年生は通常学級へ、小学3年生からは特別支援学級に通い始めた。兄の匡志さんは当時ダンス教室に通っていたが、付き添いでついていった葵は、スタジオの隅でずっと踊っていたという。「ダウン症の子にも得意不得意があって、絵を描いたり、書道をしたりすることで個性を発揮する子もいます。でも、葵は『静』より『動』でした。画用紙やクレヨンを用意しても、バーッと描いては、どこかに行ってしまうタイプ。じっくり座っているよりも、体を動かしているほうがいいので、リトミック教室に通わせることにしました」中学生になってからは殺陣に興味を持ち、芸能事務所に登録。レッスンを受けているときに映画『PERFECTDAYS』への出演話が舞い込んできた。さらに、連続ドラマのオーディションがあることを知人が教えてくれた。■ドラマに出演して成長した葵を見ると、すごい経験をしたことが、正直うらやましい「最初から俳優になろうと思っていたわけではありません。でも、撮影をしながら自分を表現できて、人をハッピーにする仕事はすごいなと思うようになって、だんだん俳優になりたいという気持ちになってきました」と葵は語る。俳優としての第一歩を踏み出し、夢はどんどん広がる。「もっと演技が上手になって、違うドラマや、歴史が好きなので、大河ドラマにも出てみたいです。映画や舞台にも挑戦してみたいです。あとは、イケメンにもなりたいし、彼女も欲しいし、一人暮らしもしてみたい。世界中のダウン症の人と会って、パーティもしてみたいです」そんな葵だが、演技がうまくできなかったとき、兄に電話をしたことがあるという。「夜、9時ぐらいに、葵から『演技できなかったんだけど』と電話がきたんです。僕自身も、学生時代にチアリーディングチームに入っていて、失敗したことを悔やむより、次に同じ失敗を繰り返さないことが大事だと思っていたのでそれを伝えました。撮影で自分がミスをすると、撮影が止まってしまい、まわりに迷惑をかけることをすごく気にしていたみたい」ダウン症がある弟がいることについては──。「ダウン症の人が家族にいるということは、僕にとって当たり前のことです。ダウン症だからといって一方的にケアされるわけではありません。実際、ドラマに出演して成長した葵を見ると、すごい経験をしたことが、正直うらやましい。僕もすごく刺激を受けました。ダウン症=不幸だと思ったこともないし、障がいがあっても弟のように好きなことはあるし、頑張れば伸びるし、幸せに、毎日充実して生きている」■特等席で葵がスーパースターになっていくのを見せてもらったドラマで葵をサポートした安田龍生さんはこうも語っていた。「葵は、あれだけの短期間にすさまじい成長をした。僕は特等席で彼がスーパースターになっていくのを見せてもらったようなもの。今は、葵のほうが俳優としても上に行っているので、僕が追いかける立場。ゆくゆくは葵には主演をやってほしいし、そのときは僕も俳優として共演してみたいです」葵と接する人の多くは、彼にスターの輝きを見いだす。「テレビやドラマに出られたりするのは葵君自身の力ではあるけれど、すべての条件がそろっていないと。そのあたりは、ほかのスターと一緒」というのは合唱団の吉村温子さんの言葉だ。現実的には日本で放送されるテレビドラマや舞台で、ダウン症の役がそうあるわけではない。でも、エンタテインメントの本場アメリカをはじめ、世界に目を向ければ、ダウン症の人が主役のドラマや映画は珍しくない。カンヌ国際映画祭では最優秀男優賞を受賞したダウン症の俳優だっている。それを伝えると、葵はかたわらの兄、父親、母親と順に顔をゆっくりと見回してから、「はい!アメリカ、行きたいです!!」つぶらな瞳が、力強く輝いた。
2024年01月28日小芝風花が主演を務める1月スタートの新木曜劇場「大奥」に、森川葵が出演することが分かった。新たな令和版「大奥」は、“愛”をテーマにした史上最も切なくて美しいラブストーリー。主人公・五十宮倫子を小芝さんが演じるほか、亀梨和也、西野七瀬の出演が決定している。新たに出演が発表された森川さんが演じるのは、大奥で京から嫁いできた倫子の付き人となる御中臈のお知保(おちほ)。貧しい旗本の娘で、公家の娘である倫子が家治の正室になることを快く思っていない。大奥にいる全ての女性たちを束ねる重役・大奥総取締の松島の局の部下だったが、正室・倫子付きとなり、松島の指示に従って、倫子やお品に度重なる嫌がらせを行い、大奥の洗礼を浴びせる。出演に関して「歴史あるハードルの高い作品だと感じています。出演が決まったときは、“やってやるぞ!”という気持ちの反面、プレッシャーも感じました。これまでの『大奥』の出演者の方々と比較されるのかな…と思うと押しつぶされそうになります(苦笑)。でも、この作品を乗り越えたら、きっと新しい世界が見えてくると思うので、ワクワク感と楽しみもあり、両極端の感情が自分の中にあります。精一杯(いっぱい)頑張りたいと思っています」と意気込んだ森川さんは、「最初は嫌われる役だと思うのですが、嫌われてなんぼかなと思っています」とコメント。そして「撮影を必死に頑張りますので、新しい『大奥』を楽しみにしていただけるとうれしいです。それぞれの役の感情を届けられるよう一生懸命頑張りますので、ぜひご覧いただけたらと思います。楽しみに待っていてください!」と放送を楽しみにしている視聴者へメッセージを寄せている。木曜劇場「大奥」は2024年1月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年11月20日葵わかな、木下晴香が主演するミュージカル『アナスタシア』が9月12日、東京・東急シアターオーブで開幕した。長らく歴史ミステリーとして人々の心を掴んでいた“皇女アナスタシア伝説”を下敷きにした物語で、ベースは第70回アカデミー賞で歌曲賞、作曲賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』。ミュージカル版は2016年のトライアウトを経て2017年にブロードウェイで開幕し、日本では、本国のクリエイティブスタッフと日本キャストがタッグを組み、豪華なブロードウェイ版の演出そのままに2020年3月に初演された。ただ、当時猛威をふるい始めていた新型コロナウイルスの影響に翻弄され、公演の大半が中止に。その作品が、3年の時を経て戻ってきた。キャストは初演のメンバーがほぼ再集結。それぞれダブル、トリプルキャストとなっているキャストの魅力に焦点を絞ったレポートをお届けする。葵わかなと木下晴香それぞれの強さが滲み出たヒロイン、アーニャ物語は、20世紀初頭のサンクトペテルブルクとパリが舞台。1917年、帝政ロシア最後の皇帝ロマノフ2世とその一族はボリシェビキ(後のソ連共産党)に捕えられ、殺害されてしまう。革命から10年後の1927年、レニングラードと改名されようとしているサンクトペテルブルクでは皇帝の末娘アナスタシア生存の噂が囁かれていて、革命前にパリに移り住んでいた皇帝の母マリア皇太后は、孫娘を探すため多額の賞金を懸けている。詐欺師のディミトリとヴラドはその懸賞金を得ようと、記憶喪失の娘アーニャをアナスタシアに仕立て上げパリへ向かおうとするのだが……。ミュージカル『アナスタシア』より、高精細LED映像を使った背景にも注目本題に入る前に、作品の魅力についても触れておこう。『アナスタシア』はミュージカルとして非常に強度の高い作品である。史実に材をとったリアルな時代背景の上に、記憶喪失の少女の正体は皇女なのかという歴史ロマンが展開し、さらにサンクトペテルブルクからパリへの手に汗握る脱出劇、そして魅力的な詐欺師とのロマンスが描かれていく物語がまず、隙のない面白さだ。その物語を『過去への旅』『遠い12月』といった心に残る名曲の数々が盛り上げる。ロシア宮廷での豪華なドレス、ジャズエイジのパリのモードな服など、衣裳も目に楽しい。さらに眼目は、舞台美術の肝である高精細LED。ビビッドで美しい色彩もさることながら、それをまるでそこに実際にあるかのように奥行まで感じられる精密さで映し出す技術は、他で経験したことのないリアリティだ。おそらく未見の方が“LED映像”と聞いて想像するものとは別次元のリアルな質感を持った映像が、次々と場所を変えるシーン転換をなめらかにし、観客を息もつかせず物語の中に没入させていく。ほか、華やかな経歴を持つバレエダンサーによるバレエシーンなども必見で、あらゆる面においてハイレベルであり最先端のミュージカルだ。そして演じるキャストは、若きヒロインを中心に、それぞれの魅力と武器を持つ才能が集結。まず主人公のアーニャは葵わかなと木下晴香というミュージカル界のニュー・ヒロインふたり。葵は意志の強さ、気の強さも爽快な、親しみやすいアーニャ。1幕のナンバー『新たな旅立ち』で、「怖くて逃げだしそう」と不安な内心を明かしながらも「笑顔で行こう!」と気を奮い立たせる姿は誰もが応援したくなる愛らしさだし、明るいポジティブさ全身から発しながら力強く進んでいく姿はまさにヒロインの輝きだ。葵わかな木下晴香一方の木下は無邪気さがありがながらも、劇中で「聡明な」と表現されるのが納得のアーニャで、的確に状況判断をして前に進んでいく印象。一幕ラストのビッグナンバー『過去への旅』の希望に満ちた高らかな歌声も鮮烈だ。ふたりとも、アーニャを夢のようなプリンセスではなく、現実に立ち向かい、ひとりで進む道を切り拓く現代的な、血の通ったヒロインとして演じていて、とても説得力がある。二役を担う海宝直人ほか、トリプルキャスト三者三様のディミトリ役&グレブ役海宝直人ディミトリ役は海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴のトリプルキャスト。近年どんどんその存在感を増している海宝は、まずは何と言っても、劇場空間を圧倒させる力強い歌声が素晴らしい。ソロナンバー『俺のペテルブルク』の意気揚々とした歌声は聴いていて心地が良いだけでなく、ディミトリの自信が伝わってくる。またキャラクターとしては頭の回転の速さが伝わる役作りで、切れ者感充分。混乱の時代、自ら道を切り拓いたアナスタシアと共振していくのがわかるディミトリだ。相葉裕樹相葉ディミトリは爽やかで、ロマンス要素が強め。立ち姿も美しく、舞台がパリに移ってからの衣裳の映えること。原作にあたるアニメ版のディミトリも彷彿とさせる造形であると同時に、数々の大舞台を経験している彼らしい安定感ある歌声で、“頼れるディミトリ”を自然体で演じている。内海啓貴2020年の今作がグランドミュージカル初挑戦だった内海のディミトリは、少年っぽさが魅力。革命前後の混乱の世の中をしたたかに生き抜いてきたリアリティがある。少し生意気そうにも聴こえるクセのある声質もこの人にしかない魅力で、生き生きとしたディミトリだ。ヒロイン目線の理想像も具現化しているような、ある種少女漫画のヒーローにもなり得るのが海宝ディミトリ・相葉ディミトリだとしたら、内海ディミトリは観客目線で共感していく少年漫画のヒーローだな、という感想も抱いた。石川禅(中央)ディミトリの相棒である詐欺師ヴラドは大澄賢也と石川禅。誰もが一目置く大ベテランふたりが、可愛らしさを爆発させている。その中でも大澄からは温もりを、石川からは優しさをより濃く感じた。また、2幕冒頭でパリに到着した際の大ダンスナンバー『パリは鍵を握ってる』では、石川のチャーミングなダンスからはパリに着いた浮かれっぷりが伝わって微笑ましかったのに対し、元来ダンサーである大澄ヴラドは隠しきれないキレの良さが見て取れたのも、ふたりの個性の違いとしてキュートで楽しかったポイントだ。さらにアーニャ、ディミトリ、ヴラドのトリオの組み合わせによりその日の物語のカラーが決まってくる作品だが、筆者が見た組み合わせで言うと、葵アーニャ、海宝ディミトリ、大澄ヴラドだとディミトリが主導権を握る詐欺師コンビとケンカしながらも仲良く進んでいくアーニャという関係性に見え、木下アーニャ、相葉ディミトリ、石川ヴラドだと対等に肩を並べて笑い合いながら進んでいく三人、木下アーニャ、内海ディミトリ、大澄ヴラドだと、じゃれあう若者コンビを一歩引いたところで目を細めて眺めているヴラド、というような色の違いが見てとれた。ちなみに石川は1998年に日本公開されたアニメ映画版ではディミトリの声を吹き替えている。ディミトリ役者が時を超えてヴラドを演じていることもまた、作品のロマンを深めている。堂珍嘉邦田代万里生アナスタシア暗殺の命を受けながら、街角で出会った少女アーニャに心惹かれるボリシェビキの将官・グレブは、堂珍嘉邦、田代万里生、海宝直人がトリプルキャストで演じている。この役もまた三者三様だ。前回から続投する堂珍は将官としての冷酷さを表現しつつも、狂気に走らず理性的で冷静さもある人物像。理性的であるからこそ、過去に囚われている悲劇性が際立つ。メインキャストの中では唯一再演からの参加となる田代は、登場のシーンが圧巻だ。サンクトペテルブルクの街で革命政府に不満を募らせる民衆に演説をする姿が扇動者の迫力で、狂信的な表情を一気に押し出してくる。その後徐々にグレブの人間味を足していく緩急が上手い。また本来とても美しいテノールの田代が、太い声を響かせているのも注目だ。そして初演ではディミトリとして出演した海宝が、再演ではディミトリとグレブの二役に挑戦しているのも話題。海宝グレブは静かな芝居で、職業軍人といった様相で淡々と演じ、それが逆にグレブの油断ならなさをひたひたと客席に浸透させていく。そして最後にアーニャと対峙するシーンで激しく感情を爆発させるのが圧巻だった。アニメにはなかったキャラクターであり、物語のヒール的ポジションであるグレブだが、三者ともファンタジーのヴィランではなく、歴史の中に確かにいたであろう現実味のある人物としてグレブを造形し、物語に深みを出していたことを特筆したい。朝海ひかる、マルシア、堀内敬子それぞれのコミカルさが出た伯爵夫人リリーマリア皇太后に仕える伯爵夫人リリー役はこれまた俳優としてのバックボーンも個性も異なる三人、朝海ひかる、マルシア、堀内敬子。ロシアでの栄光を経験しながらパリで生きる亡命貴族であり、作品にコミカルさとシニカルな視点を注入する役どころでもある。朝海は苦難を潜り抜け「どっこい、生きている」という地に足のついた力強さと、マリア皇太后へ続く道に立ちはだかる門番的厳しさも醸し出す反面、やはりこの人らしい華やかさが魅力。マルシアははっちゃけた中にも皇太后に仕える弁えもしっかり伝わる、バランスの良さがいい。三人のうちもっともコミカルだったのは堀内。抜群の芝居センスで関西のおばちゃん的な愛嬌あるリリーを造形、一方でセクシーさも存分に出し、とてもチャーミングだった。そしてシングルキャストとして作品の要・マリア皇太后を演じるのが麻実れい。圧倒的高貴さと美しさで、ロマノフ王朝の歴史の重みを体現。キーワードとなる印象的な台詞の数々を重厚感たっぷりに発し、物語を締めていた。ストーリーは、プリンセスが自らにふさわしい場所を取り戻す物語である。……と説明したら、ロマンチックな貴種流離譚のように思われるかもしれないが、『アナスタシア』は実は貴種“否定”譚だ。アーニャが掴み取るのは、プリンセスという“立場”ではなく、“ありたい自分”。同時にそれぞれのキャラクターも、自分の人生に立ち向かっていく。豪華だけど夢物語ではない、今を生きる我々にも刺さるテーマがしっかりとあるからこそ、この物語は観客の心を掴んで離さないのだろう。そして登場人物たちの厚みを丁寧に伝えている俳優陣のクレバーな芝居に拍手を贈りたい。なお冒頭でも記したが、ミュージカル『アナスタシア』は日本初演となった2020年3・4月の公演が、全52回公演の予定だったところ、新型コロナウイルスの感染拡大防止の影響でわずか14回のみの公演となった。脚本のテレンス・マクナリーが新型コロナウイルス感染に伴う合併症で、まさに日本公演上演中の2020年3月24日に亡くなったことも衝撃的だった。観たくても観劇が叶わなかったファン含め、多くの人々がやるせない思いを抱えていた作品の、待望の再演である。9月11日に行われた初演前会見で葵が「前回は前回は不完全燃焼で終わってしまった。ついにリベンジできる」、木下が「この作品に再び挑戦するためにいろいろなことを磨いてきた」と語ったように、3年間技術を磨き、ひと回り力強くなったキャストたちのひたむきな熱演がまぶしい。どの組み合わせで観ても満足できることを保証しよう。そして、2023年公演は無事に完走してほしいと切に願う。東京公演は10月7日(土)まで同劇場にて。その後10月19日(木)から31日(火)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演される。チケットはいずれも発売中。取材・文:平野祥恵撮影:岩村美佳<公演情報>ミュージカル『アナスタシア』脚本:テレンス・マクナリー音楽:ステファン・フラハティ作詞:リン・アレンス振付:ペギー・ヒッキー演出:ダルコ・トレスニャク出演:葵わかな・木下晴香海宝直人 ・相葉裕樹 ・内海啓貴堂珍嘉邦 ・田代万里生大澄賢也 ・石川禅朝海ひかる・マルシア・堀内敬子麻実れいほか【東京公演】2023年9月12日(火)~2023年10月7日(土)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】2023年10月19日(木)~2023年10月31日(火)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報公式サイト:
2023年09月19日2023年9月12日(火) に東急シアターオーブで開幕した、ミュージカル『アナスタシア』のプレスコールと初日前会見が、9月11日(月) に行われた。会見に出席したのは、ダブルキャストでアナスタシアを演じる葵わかなと木下晴香。2020年3月の初演時は、新型コロナウイルスの猛威に見舞われ初日が延期。ようやく開幕した後も、大阪公演を含め全52回の公演が予定されていたところ、中止によりわずか14回の上演となった。3年半の時を経た、待ち望まれていた再演だ。葵は「明日からついにリベンジできるというのは本当に嬉しい。不完全燃焼で終わってしまい、すごく心に残っている作品だったので、明日から大千秋楽まで本当に無事に駆け抜けられるように」と、木下は「いろんな思いを抱えながら、挑戦できればいいなと思いながら、いろんなことを磨いてきたつもりなので、明日から届けられると思うと本当に嬉しく幸せ」と共に満面の笑顔で開幕を喜んだ。葵が「再演が決まる前から絶対にやりたいと思って、私の中では半分以上決定事項だった」と明かすと、木下は「そのためになら空けます!」と付け加え、ふたりとも止まってしまったあの時から思いは同じだったよう。葵は「制作の方も、他のキャストの皆さんも、同じ心づもりでいてくれたんだなと感じられて、この作品が不思議な形で私の記憶には残っていたけれど、いいふうに消化できるような新しいチャンスをいただけた。明るい気持ちで希望を持てるようなったのを覚えています」と再演決定時の心境を振り返った。木下は、「もう一回、アーニャとして旅路を届けられるチャンスをもらえることがすごく嬉しくてほっとして。稽古からの再チャレンジというか、初演に出ていた方たちと、何も語りはしないけれどシェアしながら、熱い思いを持って稽古に取り組んできた」と噛み締めた。『ロミオ&ジュリエット』『アナスタシア』で同じ役を演じたふたりには厚い信頼関係が築かれており、今回の再演でもその絆をさらに深めたようだ。「常に共有し合い、気持ちの面でもすごく支えてもらうことが多く、きっと本番が始まってから千秋楽まで続いていくと思う」と葵が言えば、木下は「ちょっと引っかかったことがあったら聞いたり、共有して解決したり。ふたりでアーニャに向き合ってこれた」と感謝の思いを語った。左から)作曲のステファン・フラハティと作詞のリン・アレンス作品の魅力について聞かれると、葵はこの日プレスコールの場面紹介で、作曲のステファン・フラハティと、作詞のリン・アレンスが解説した「有名なアニメーションを舞台化するに当たり、大人のミュージカルにしたかった」という話を振り返った。「『アナスタシア』が持つ夢のある御伽噺の世界はすごく魅力的ですが、歴史的事実や、私達の役作りや振付など現実味のあるエッセンスが含まれていて、夢と現実のバランスが拮抗して常に存在している世界観が特徴なのかなと。すごくきらびやかな反面、みんなが共感できるような泥くさい一面もあって、そういう二面性みたいなものが、観てくださるお客様の背中を押したり、心に寄り添ったりしてくれる。それを大切に演じたいと思います」と思いを込めた。木下は「舞台稽古で改めて、舞台装置と衣装の力をすごく感じました。もちろんミュージカルは総合芸術で、音楽とお芝居とダンスと舞台美術も含めて、ひとつの作品になっていくのは、どの作品も同じだと思いますが、この作品は特に舞台美術や音楽に助けられます。一つひとつの要素が持つ力が大きく、それらが融合されて莫大なエネルギーとなって届けられる作品なんじゃないか」とその魅力を紹介した。 ふたりは初演時の思いを胸に、大阪までの全公演完走を願い、会見は終了した。左から)海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴左から)田代万里生、堂珍嘉邦(CHEMISTRIY)、木下晴香プレスコールでは、葵と木下のほか、ディミトリとグレブを役替わりで演じる海宝直人、ディミトリ役の相葉裕樹と内海啓貴、グレブ役の堂珍嘉邦(CHEMISTRIY)と田代万里生、ヴラド役の大澄賢也と石川禅が出演。全7曲が披露された。取材・文・撮影:岩村美佳<公演情報>ミュージカル『アナスタシア』脚本:テレンス・マクナリー音楽:ステファン・フラハティ作詞:リン・アレンス振付:ペギー・ヒッキー演出:ダルコ・トレスニャク出演:葵わかな・木下晴香海宝直人 ・相葉裕樹 ・内海啓貴堂珍嘉邦 ・田代万里生大澄賢也 ・石川禅朝海ひかる・マルシア・堀内敬子麻実れいほか【東京公演】2023年9月12日(火)~2023年10月7日(土)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】2023年10月19日(木)~2023年10月31日(火)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報公式サイト:
2023年09月13日ミュージカル『アナスタシア』のプレスコールが11日に東京・東急シアターオーブで行われ、葵わかな、木下晴香が取材に応じた。同作は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、作曲賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』に着想を得て制作されたミュージカルで、2017年にブロードウェイで初演を迎えた。帝政ロシア時代の最後の皇帝一族が殺害されたが、皇女アナスタシアだけは難を逃れて生き続けているという歴史上の謎「アナスタシア伝説」にもとづいた物語で、記憶をなくした主人公アーニャ(葵/木下 ※Wキャスト)が、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描く。他、海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴、堂珍嘉邦、田代万里生、大澄賢也、石川禅、朝海ひかる、マルシア、堀内敬子、麻実れいが出演する。○ミュージカル『アナスタシア』2020年の公演は大半が中止、待望の再演プレスコールでは「パリは鍵を握っている」(葵、相葉、大澄)、「すべてを勝ち取るために」(海宝、石川)、「ネヴァ川の流れ」(田代、木下)、「俺のペテルブルク」(内海、木下)、「遠い12月」(木下、内海)、「それでもまだ」(堂珍)、「過去への旅」(葵)が披露され、フォトセッションにはステファン・フラハティ(音楽)、リン・アレンス(作詞)も登場した。2020年の公演はコロナ禍で大半が中止となり、今回が待望の再演に。葵は「決まる前から絶対やりたいと思っていたというか、もう私の中でも半分以上決定事項だったというか。絶対に自分の人生の中でもう1度この演目をやるぞと決めていたので、再演のお話をいただいた時は、制作の方も他のキャストの皆さんも同じ心づもりでいてくれたんだなということが感じられて、作品をいい風に消化できるようなチャンスをいただけたと、希望を持てるような気持ちになったのを覚えています」と心境を明かす。木下も「作品との巡り合わせとタイミングが大事だったりするから、連絡をいただいた時はほっとした感覚があったというか。『よかった、もう1回アーニャとして旅路を届けられるチャンスをもらえる』とすごく嬉しく、稽古場からみんなとそういう思いをシェアしながら取り組んでこれたなと思っています」と振り返った。2人は稽古中から助け合っていたそうで「これまでに全て同じ役を演じていて、もともと信頼関係がある私たちだと思うので、図らずとも常に共有し合うことは多かったですし、気持ちの面でも支えてもらうことが多くて、きっとこれは本番が始まってからも千秋楽まで続いていくことかなと思うので、いつも頼りにしています」と感謝。木下も「やっぱり普段からなんでも話せる仲であることが大きくて、役のこと、お芝居のこと、ちょっとしたことでも(話せる)。昨日もセリフのことを聞いたくらい、引っかかったことがあったら共有して解決したり、2人でアーニャに向き合ってこれた実感があるので、感謝しています」と返していた。同作の見どころについては、葵が「アニメーションがすごく有名で、それを具体化するにあたって、大人のミュージカルにしないといけないと思っていたと聞いて。『アナスタシア』が持つ夢のある世界はすごく魅力的だなと思うんですけど、大人が演じて大人も観に来て下さるような作品になっている。歴史的事実や役作りも含めて、夢と現実のバランスが常に存在している世界観が、特徴なのかなと思うんです」と表す。「きらびやかな反面、みんなが共感できるような泥臭い一面もあって、そういう二面性がお客様の背中を押したり、心に寄り添ったりしてくれると思うので、自分もそれを大切に生きたいなと思います」と熱く意気込んだ。また木下は「舞台稽古になったときに、改めて舞台装置と衣装というものの力を感じて。もちろんミュージカルって総合芸術で、音楽お芝居とダンスと含めて作品だと思うんですけど、いつもより助けられて、一つ一つの要素が持つ力が大きくて、莫大なエネルギーを届けられる作品だと思います」と見どころについて語った。東京公演は東急シアターオーブにて9月12日〜10月7日、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて10月19日〜31日。
2023年09月11日9月から10月にかけて東京・大阪で上演されるミュージカル『アナスタシア』の稽古場レポートが到着した。2020年の“幻の上演”から3年。メインキャストもほぼそのままに、ミュージカル『アナスタシア』が帰ってくる!期待に胸を膨らませながら広い稽古場に足を踏み入れると、そこには30名ほどの出演者と、同じくらいの人数のスタッフが。ここ数年の状況下ではめっきり珍しくなった大所帯の稽古場に、ブロードウェイ発の大作ミュージカルならではのスケール感が漂う。8月中旬に訪れたこの日は、歌の抜き稽古からスタート。第一幕から、記憶喪失のアーニャ(葵わかな/木下晴香とWキャスト)が、ディミトリ(内海啓貴/海宝直人・相葉裕樹とトリプルキャスト)からもらったオルゴールの音色を聴いて歌う「Once Upon A December(遠い12月)」。幻想のように舞踏会の男女が現れて踊る中、必死に記憶を辿ろうとする葵アーニャを、内海ディミトリがじっと見つめる。複雑な心情をにじませるナイーブな表情が印象的だ。続いて、両親を亡くし、ペテルブルクの街が俺を育てたというディミトリ(海宝)が、アーニャ(葵)に語って聞かせる「My Petersburg(俺のペテルブルク)」。つらい過去にも負けず力強く歌い上げる海宝ディミトリに、初めは軽く流しながらも次第に聞き入っていく葵アーニャ。寒い公園で過ごす夜、それでも未来を信じて顔を輝かせる2人に目を奪われた。次は、懸賞金を目当てに、ディミトリ(相葉)が小悪党のヴラド(大澄賢也/石川禅とWキャスト)と共に、アーニャ(木下)を“皇女アナスタシア”に仕立て上げようとするシーン。ブロードウェイらしい明るく前向きな「Learn To Do It(やればできるさ)」に乗って、本を読み、ダンスを習うアーニャ。初めは2人を詐欺師と呼んでうさんくさげに見ていた木下アーニャだが、どこか誠実さを感じさせる相葉ディミトリや、地頭の良さを垣間見せる大澄ヴラドと過ごすうち、だんだん笑顔を見せるようになってゆく。歌の抜き稽古の最後は、政府事務所に呼ばれたアーニャ(木下)に、ボリシェビキの将官グレブ(堂珍嘉邦/田代万里生・海宝直人とトリプルキャスト)が歌う「The Neva Flows(ネヴァ川の流れ)」。夢に惑わされるなとアーニャに助言しつつ、任務と過去の記憶の狭間で揺れ動くグレブ。沈鬱な曲調の中、感情を押し殺すようにして歌う堂珍グレブと、強い意思を瞳に宿す木下アーニャの対峙は、波乱の物語を予感させる。歌の抜き稽古だけなのに、その世界観にすっかり引き込まれてしまった。第二幕の稽古が始まる前に、ヴラド役の大澄と石川、アナスタシアの祖母・マリア皇太后に仕えるリリー役の朝海ひかるとマルシア、堀内敬子(トリプルキャスト)のシーンを、本国ブロードウェイから来日した演出補、サラ・ハートマン氏が細かくアドバイス。“ワケあり”な2人だけに、ソーシャルダンスが盛り込まれたくだりはコミカルな描写もあり、石川の奮闘にマルシアが思わず噴き出してしまうひと幕も。ダンス経験が豊富な大澄と朝海が、石川とマルシアに身体の角度を助言し、それを堀内がチェックするなど抜群のチームワーク。実力派のベテランが揃った和やかな雰囲気に、カンパニーの盤石ぶりが伝わってきた。その後はいよいよ、第二幕の通し稽古がスタート!冒頭は、冬のペテルブルクからやってきたアーニャ(葵)とディミトリ(相葉)、ヴラド(石川)が、明るいパリの春に心浮き立つ場面だ。作家、画家、詩人……たくさんの芸術家が集い、自由に生きている花の都パリ。石川ヴラドはおっとりとした温かい人柄がにじむ役づくりで、新しい未来に挑もうとする葵アーニャを優しく見守っていた。場面は一転して、皇太后マリア(麻実れい)のパリの邸宅。皇太后の財産を狙おうとやってくる貴族を追い払い、ひと息つくリリー(マルシア)とマリアの会話から、寂しげな生活ぶりが伝わってくる。偽のアナスタシアが何人もやってくることに心を乱され、疲れ切っているマリアだが、麻実はそれでも品格を損なわず、現実に対峙する皇太后として表現。ひそかに嘆きながら古い写真を抱きしめる姿に、稽古場の演者たちも思わず見入っていた。終幕まで続けられた第二幕の通し稽古は、他にも見逃せない場面が続く。アーニャたちを追う将官グレブの苦悩や、詐欺のくわだてのつもりが、いつのまにかアーニャの幸せを祈るようになったディミトリの想い――。二幕の中盤、バレエが上演されている劇場で、マリア皇太后とアーニャが初めて目を交わすシーンは圧巻だ。バレエの進行と共に、麻実マリアと葵アーニャは葛藤の中でお互いの存在を認め、見つめながら、膨らんでゆく想いを歌い継いでゆく……。その後の展開は、ぜひ実際に舞台を観て、確かめてほしい。歴史の波に翻弄されたとしても、いつの世も変わらず人は人を想い、勇気をもって行動し、人生を選び取ってゆくのだと、ミュージカル『アナスタシア』は教えてくれるようだ。社会情勢が変化を見せる今、皇太后マリアが口にしたセリフの1つひとつは、3年前よりさらに重い。アーニャと皇太后マリアが、そしてディミトリやグレブが選んだ道を思うとき、本作の持つ力の大きさと最高のキャストで演じられる幸運を、さらに実感する稽古場取材となった。取材・文:藤野さくら併せて、稽古場の模様を収めた映像が到着した。ミュージカル『アナスタシア』稽古場映像<公演情報>ミュージカル『アナスタシア』【東京公演】2023年9月12日(火)~2023年10月7日(土)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】2023年10月19日(木)~2023年10月31日(火)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報公式サイト:
2023年08月25日コロナ禍の2020年、52公演中たった14回しか上演されずに幕を下ろしたミュージカル『アナスタシア』が帰ってくる──。記憶を無くした女性が過去を取り戻し、愛する家族と心の帰る場所を見つける旅路を描いた本作。初演に引き続いて主人公アーニャをWキャストで続投する葵わかなと木下晴香に、待望の再演に向けた想いを尋ねた。公演中止後、3年で培った経験を再びアーニャにぶつけたい──初演時を振り返って得た感触を、まずお聞かせいただけますか?葵楽しさを感じられる前に終わっちゃった、というのが正直な実感です。木下そうだよね。幕が開いては(緊急事態宣言で)止まり、再開したと思ったら全公演中止になってしまって。葵まだ14公演しかやっていなかったもんね。私は公演数を重ねて体力の配分がわかってくるタイプなので、楽しいと感じられる部分がこれからもっと増える予定だっただけに残念でなりません。木下そうだよね。私たちを含めて『アナスタシア』にはWキャストやトリプルキャストが多いんですが、一度しかやっていない組み合わせもあるんですよ。私はその楽しさを感じられないまま、終わってしまった印象がありました。──楽しむところまで行かないうちに終わってしまった初演に対して、待望の再演となります。どのように受け止めていらっしゃいますか?葵純粋に嬉しいです! 前回は私たちがアジア初演でしたので、キャストも海外から来日してくださったスタッフを含め、すごく熱量のある稽古場だったんですよ。「なんとしても初演を成功させよう」って気概に満ちていたような気がします。その環境にまた身を置けることが喜ばしいですし、ご縁に恵まれて感謝です。木下私は再演が決まり、またアーニャとして舞台に立てることが本当に嬉しかったです。初演は精一杯やっていましたが、自分の足りない部分が見えてきた時期でもあったんです。実力的に悔しい思いをたくさんした作品でもあったので、その後さまざまな経験を通じて培ったものをしっかり『アナスタシア』にぶつけて、一から向き合ってつくっていきたいと考えています。──初演から3年が経って「当時と比べてこんな点が成長したのでは」とおふたりが感じるポイントを教えてください。木下どこが境目か、私の中でも曖昧なんですけど……『アナスタシア』くらいまでは、自分でない誰かになることによって自信を持って舞台に立っていたんですよね。演じるからこそ人前に出ていける感覚があって。メイクして衣装を身にまとうことでだんだんと違う自分になって、役としてステージに立っているから怖くない、みたいな。葵そうなんだ。木下うん。でもコロナ禍の3年を通じて、やっぱり演じるのってどこまでも「自分でしかない」ってことを痛感しました。自分自身を見せることが次第に怖くなくなっていっている……というんですかね。やっぱり自分を介して届けないと、わかなちゃんみたいにお客さんの心を打つ芝居にならないんだなって。葵(恐縮して首を振りながら)いやいやいやいや!(苦笑)木下……なんだか取ってつけたようになってしまいましたけど(笑)、芯を食った芝居にならない気がしたんです。他者をコーティングしながら演じていたのが、だんだんと自分を通せるようになったのが私の変化かな、と感じています。「感情はお腹から」という言葉が腑に落ちるようになってきました。葵そっか、すごいね! 私はポジティブになったことが変化のひとつかもしれません。コロナ禍が影響している気がするんですが、自分ひとりの力でどうにもできないことってあるじゃないですか。そういう状況に対して20代前半ではまっすぐ向き合って躍起になっていたんですけど、現在ならもっと柔軟でいられる。その時になす術が無かったとしても、この『アナスタシア』のように何年後かに再び挑戦できる機会が巡ってくるって信じられるようになったのかな。人生は繋がっていて、取り組めなかったことも一生できないわけではないんですよね。そうやって少しずつ自分の人生を長い目で捉えられるようになって、肩の力が抜けたような気がしています。木下素敵な考え方だね、それ。葵ありがとう。そう思えたから、この3年で挑戦させてもらったいろんな作品や役が尊くて。ひとつの役にこだわるというより、自分の引き出しが増えていくことを楽しめたんですよね。同時に役への没入感も以前より増している気がして。いい時間を過ごしていると思います。セリフの行間に想いを巡らせたら、初演と異なる解釈をしていた──おふたりの成長を通じて、3年前と今回やるアーニャにどんな変化が生まれるのか気になりました。現時点で何か考えていらっしゃるアイディアはありますか?葵・木下うーん、そうだなぁ。──では3年前、おふたりはアーニャの人物像をどのように受け止めて形にしていかれたのですか?葵とにかく「がむしゃらな女性」という印象でした。なりふり構わず、両腕をワーッと回しながら駆け回っているようなイメージ(笑)。もちろん私も若くて子どもから大人になったばかりの時期だったので、アーニャのように猪突猛進でしたし、そういう部分に共感しながら表現したような気がします。木下本当にそう。3年前はただただ必死で……あの時はすごく視野が狭かったですね。役の向き合い方にしても、アーニャを「演じる」のに精一杯だった記憶が私の体感としてあって。でもその状態がアーニャの必死さに通じていたのかもしれませんけど。葵今回は「経年変化」をお見せしたいです。若輩者の3年なんて大したことないかもしれませんが、「年月が経つってこういうことなんだな」って。アーニャは記憶がないんですけど、当時演じていた自分は「21年分の記憶がない人」というアウトプットしかできませんが、今回はその記憶に3年が加わります。記憶喪失になる期間って長ければ長いほど重みが増すというか、そのキャラクターが孤独に苛まれて生きてきた人間性に関わるんじゃないかなって。木下確かに!葵初演時は記憶がない状態をいたずらに怖がって立ち向かっていたけれど、再演では「記憶喪失の恐怖に葛藤した瞬間はなかったのかな」とか、セリフの行間に何が書かれているのか気になっています。彼女の人生をイメージして「どんな道をひとりで歩いてきたんだろう」と想いを巡らせることによって、役が広がったり深まったり、立体的になるんじゃないかな。もちろん演出があるので、この考えをどこまで活かせるか未知数ではありますが……当時より少しだけ大人になった自分がアーニャを演じるのがおもしろいんじゃないかと思います。木下それでいうと、私は初演と今回でアーニャの「強さ」に解釈の違いが生まれたような気がしていて。前回は強さの源にあるのが、記憶を無くしてもひとりで生きてきたという彼女の「バックボーン」にあると思っていたんです。実際、これを大事に演じようとしていました。一方で再演にあたって久しぶりに台本を読み返した時に、自身の居場所や自分は何者なのか、アーニャが「生き方やアイデンティティを取り戻す旅」が現在進行形で進むからこそ得る強さもあるのかな、と感じまして。そこは初演と捉えるポイントが異なるのかな。その変化を大切にできたら、と思っています。──おふたりは初演時に長い時間を共有しました。ご自分にとってプラスになったと感じられるお互いの魅力やポイントを教えてください。葵晴(はる)ちゃんの柔軟さは私にないところで、すごいなと感じていました。どんな指示を受けても、まず一回は受け入れるんですよ。私は怖いものって跳ね返してしまうし、「受け入れていいのかな」って吟味する時間が必要なので。理解や納得できないと飲み込めないタイプだから、晴ちゃんが物事に対して「わかりました」と素直に受け入れる姿勢はすごく大人だと感じていました。それは流されるってことではなく、すぐ懐に入れてあげられる優しさなんだなって。そこからどうすればいいか、自分で決めればいいわけですし。誰かと一緒にクリエーションする上で大切なスタンスだと思います。木下初めてわかなちゃんと出会ったのが、『ロミオ&ジュリエット』(2019年)なんですよね。で、稽古でわかなちゃんが見せた、とある芝居に「なんだこのエネルギー」って衝撃を受けまして。そこからわかなちゃんが見せる芝居の深みと熱量に魅了されっぱなしです。役に入っていく瞬間の集中力、芯があるのにやわらかい歌声が大好きです!葵お互いに褒め合うの恥ずかしいね(笑)木下まだまだ出てくるよ!(笑)。小さい頃からミュージカルに触れる中で「強い声で歌うのがいいんだ」みたいな勝手な先入観があったんですけど、わかなちゃんから役としての自然な声をお客さんに届けていることが伝わってきたの。この重要なポイントに気づかせてくれた、大切な存在なんですよ。「芝居歌」っていうのかなぁ。私の凝り固まったミュージカル脳をアップデートしてくれた感覚があるんです。葵晴ちゃんは歌についてすごく深く考えているよね。ミュージカル鑑賞で得た知識もあるし。私にはそれがないから「まずやるしかない」って感じなんだよ。培ってきたものを活かす努力をし続けているのも晴ちゃんを尊敬しているポイント。木下ありがとう。やっぱり恥ずかしいね(笑)。──『アナスタシア』はアーニャが魅力的でないと成立しない物語です。そんな役どころに臨むおふたりの意気込みを最後にお聞かせください。葵自分の手で運命を切り拓いていく力強いヒロインに私自身が共感しますし、そのサクセスストーリーに背中を押してもらえると思います。いろんな可能性や魅力を秘めたアーニャを再び演じられるご縁を大切にしながら、誠実に向き合っていきたいです。木下アーニャの「人間としての生き方を取り戻していく旅」に、ご覧になる方も心を寄せていただけるのではないでしょうか。彼女がもがく姿を全力でお見せして、歌も芝居もパワーアップした状態でお届けできるように精一杯がんばります!取材・文:岡山朋代撮影:You Ishii<公演情報>ミュージカル『アナスタシア』【東京公演】2023年9月12日(火)~2023年10月7日(土)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】2023年10月19日(木)~2023年10月31日(火)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報
2023年06月30日等身大の姿が魅力的なアンジュルムは、その存在こそがまさに「BIG LOVE」。ここでは、松本わかなさん、平山遊季さん、川村文乃さん、橋迫 鈴さんにインタビューした内容を紹介します。――まず、今回の特集「ご自愛」にちなんで、みなさんのご自愛術を教えてください。川村文乃(以下、川村):私はメンバーの動画をよく見てます。ちょっと疲れていても、みんなが大笑いしていたり、ふざけているところを見ると、自然と笑顔になるし元気が出ますね。橋迫 鈴(以下、橋迫):わかります!私もアンジュのグループLINEにある変顔アルバムで元気をもらってます(笑)。松本わかな(以下、松本):私は料理ですね。野菜をひたすら千切りして、炒めているうちにだんだんかさが減っていくのを見てるとリラックスできます。川村:切るのにおすすめの野菜は?松本:ナスです!スーッと包丁が入る感じが心地いいし、玉ねぎとかよりも散らかりにくくて好きです。平山遊季(以下、平山):家事繋がりになるけど、私は掃除です。心の整理にもなるし、やった後は達成感があるので。昨日も家で勉強した後、結構遅い時間まで掃除をしちゃいました。――今、隣にいるメンバーを甘やかすとしたら?川村:わかなちゃんのことは、普段から甘やかしちゃうからな~(笑)。おいしいものを食べるのが好きなので、行列ができる人気のお菓子屋さんでケーキとかを買ってきて食べさせてあげたいです。松本:うれしいな~!私がぺい(平山)を甘やかすなら、どうしよう…。この間、ぺいと二人で箱根に行ったんですけど、私が先輩だからかちょっと遠慮が感じられたので(笑)、今度は思いきりぺいの行きたいところ、やりたいことを言ってもらって、私を振り回してほしいです!平山:箱根も楽しかったですよ!そうしたら次は、京都でお寺巡りをしたいです(笑)。松本:行きたい!平山:私が橋迫さんを甘やかすとしたら、落ち着いた場所より、遊園地や動物園など賑やかなところに一緒に行ってはっちゃけたいですね。橋迫:いいね!私は川村さんか…。魚をさばくのが上手なので、さばき応えのあるマグロやカツオを用意してあげたいですね(笑)。川村:気合入れてさばきます!――ではアンジュルムの中で愛情表現が大きいと感じる人は誰ですか?川村:私はやっぱり、上國料(萌衣)さん。「これ良かったよ」「あれかわいかった」みたいにいろいろ教えてくれるし、人にはもちろん、すべてのものに対して愛が深いな、と思います。松本:私も上國料さんです。日頃から言葉にして愛を伝えてくれるので。橋迫:私も上國料さん(笑)。「愛情表現が大きい」っていうとどうしてもそうなりますね。平山:私は佐々木(莉佳子)さん。上國料さんと一緒で、良かったところをすぐにストレートに伝えてくださるんです。すごく周りを見ている方で、何かあったときはすぐに声をかけてくださるので、愛を感じます。――anan読者に癒しのメッセージを贈るとしたら?川村:自分軸で生きて、っていうことですかね。私自身、人目を気にしすぎるところがあるんですけど、譲れないものや好きなものを大切に生きたほうがいいと思います。松本:好きなものを素直に口に出して情熱を注いで。私もそうしてます。平山:どんなときも自分を大事に。意見を押し殺して我慢したりせず、自分を苦しめないでほしいです。橋迫:自分の好きなところをたくさん見つけてください。私も自分を好きになってから心が疲れなくなったので。周りと比べないで。川村:大事だね!――最後に、アンジュルムとして今後、どうあり続けたい?川村:竹内(朱莉)さんが教えてくれた「とにかく楽しむ」っていうことを続けていきたいですね。橋迫:竹内さんっていつも楽しんでるから、周りにいる私たちまで楽しくなるんですよね。川村:ね!竹内さんがしていたように、どんなときも小さな楽しいことを見つけて笑顔でいたら、アンジュルムはもっといい方向にいくんじゃないかなと思います。松本:本当!私はなんでも全力で取り組むことを大切にしていきたいです。全力でパフォーマンスして、ふざけるときは全力でふざける竹内さんみたいに。平山:たしかに(笑)。橋迫:メンバーの笑顔が大好きなので、これからも笑顔が絶えないグループでいられたらなと思います。ANGERME2009年4月に前身の「スマイレージ」が結成。その後’14年にフランス語のange(天使)とlarme(涙)を組み合わせた「アンジュルム」に改名。32ndシングル『アイノケダモノ/同窓生』が発売中。また、リーダー・竹内朱莉さんの卒業公演『ANGERME CONCERT 2023 BIG LOVE 竹内朱莉 FINAL LIVE「アンジュルムより愛をこめて」』は6月21日に横浜アリーナで開催。写真左から、まつもと・わかな2007年9月1日生まれ、神奈川県出身。料理が得意。「コクを出すために、すき焼きのたれとはちみつをよく使います。お店の味を再現する企画とかやってみたいな」ショートブラウス¥8,980(エピヌepine.am@gmail.com)上に重ねたビスチェ¥23,100(ベリーブレイン TEL:06・6531・6363)イヤーカフ¥26,400(アンダー ザ ローズ)ひらやま・ゆき2006年7月25日生まれ、神奈川県出身。愛称ぺいぺい、ゆったん。「今回のツアーは、竹内さんの想いが詰まった曲がいっぱいで、10人の楽しい思い出がたくさんできました」ワンピース¥25,300(スモールカーサフライン/カーサフライン表参道本店 TEL:03・6447・5758)イヤリング¥34,980(オウシーナン/ススプレス TEL:03・6821・7739)ブレスレット¥4,950(アンドクラウド TEL:0120・555・235)かわむら・あやの1999年7月7日生まれ、高知県出身。2021年、全国鮪解体師協会の「1級マグロ解体師」の資格を日本人女性として初めて取得。高知県観光特使、高知市PR大使でもある。ブラウス¥33,000(ベリーブレイン)デニムパンツ¥26,500(ガールズソサエティ)カチューシャ¥85,800(ジェニファーベア/ザ ヘア バー トウキョウ TEL:03・3499・0077)ベルト¥14,850(サンシア/CPRトウキョウ TEL:03・6438・0178)はしさこ・りん2005年10月6日生まれ、愛知県出身。爬虫類好きでカードゲーム愛好家。最近楽屋で遊ぶ用の推しゲームはテンポのいい『ピット』。愛称りんちゃん。デニムミニワンピ¥11,000(ジュエティ TEL:03・6408・1078)スカーフ¥2,290(マンゴ)バングル¥5,280(ルイエン)※『anan』2023年6月21日号より。写真・倉本侑磨(Pygmy Company)スタイリスト・伊藤ミカ(衣装)YUUSUKE ISHII(プロップ)ヘア&メイク・鈴木海希子KATO(TRON)徳永 舞(BEAUTRIUM)取材、文・大澤千穂小泉咲子古屋美枝撮影協力・PROPS NOWバックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2023年06月18日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優の牧浦乙葵さんです。弱冠19歳のミュージカル俳優!カラオケにお笑いと趣味も多数。13歳で東宝芸能のオーディションに合格し芸能界入りした牧浦さん。「幼少期に劇団四季の『ライオンキング』を観て、“舞台側に立ちたい”と思ったのがきっかけです。自分のキャリアに手応えがあったのはミュージカルの『薄桜鬼 真改』。『歌声が良い』と反応をいただけて嬉しかった」。多忙を極める彼女の趣味はカラオケとお笑い。「最近はAマッソさんの『紙媒体』というコントにハマってます!暗唱できるほど繰り返し見ていて、移動時間はずっとお笑いの動画をチェックしているんです」趣味のカラオケは朝5時までフリータイム。同じ曲を繰り返し歌います!最近はLiSAさんの「炎」で自己記録更新。ベレー帽がお気に入り。自作することも!実家にはたくさんの帽子が。ベレー帽やニット帽はかぎ針編みで自作も。しながわ水族館は年間パスで通ってます!水族館が大好き。おでこが広いから「シロイルカに似てる」と言われます。まきうら・いつき2003年、大阪府生まれ。’16年、事務所所属。’22年、ミュージカル『薄桜鬼 真改』斎藤一篇でヒロイン役、舞台『魔法使いの約束』祝祭シリーズPart1で家なし魔女役担当。※『anan』2023年6月7日号より。写真・土佐麻理子文・高木 望(by anan編集部)
2023年06月06日ファッション雑誌『Seventeen』の元専属モデルで俳優の森川葵さんが、自身の誕生日である6月17日にファースト写真集『Ebipilaf(仮)』を発売することに!Instagramで写真集のカットを公開しました。写真集には攻めたオトナの写真も収録 この投稿をInstagramで見る 森川葵 Morikawa Aoi(@aoi_morikawa0617)がシェアした投稿 青のキャミソールに超ショートパンツ姿の森川さんが、ベンチに横たわり目をつむる…。そんな大人の色気が漂う写真を紹介しながら、ファースト写真集の発売を報告。「どうせ出すなら全部出しちゃえということでかなり大人えっちな森川も撮ってもらいました」というコメントに、「すでに大人えっちです」「どきどきわくわく」「脚長っ!」と絶賛の声が寄せられています。今回の撮影で「体を美しくしなやかに見せるために普段とはちがう筋肉の使い方をしてたら体バキバキだったし冷たい海に入りながら笑顔やポージングを綺麗に決めることの大変さを学びました」と話す森川さん。これからもどのような姿で魅了してくれるのか、チェックしていきたいと思います!あわせて読みたい🌈「なんてエッチなお尻」「はみ出てるよ!」足立梨花さんのセクシーなオフショットにファン悶絶!
2023年05月16日■前回のあらすじ大人気の偽プロフ「セイコちゃん」に見向きもしない旦那。もしかして女性の好みが変わったのか…? 探りを入れてみると、「一緒にいて落ち着く女性」が好きと言うので、今度はほんわか系女子「ホノカちゃん」のプロフィールを作ることに。どのタイプの女性もマッチしないマッチをして仲良くなったら会う約束してそこで盛大にネタバラシ! そこから浮気について問い詰めてやると思っていたのに全然うまく行かない…。イライラと焦りだけがつのっていきました。そんな時に女から浮気の証拠になりそうなメッセージが…!次回に続く 「不倫旦那と女を部屋に閉じ込めてみたらすごい事になった」(全70話)は21時更新!
2023年03月15日坂口健太郎主演新ドラマ「Dr.チョコレート」に出演する、“チョコレート・カンパニー”メンバー6人が発表された。極秘手術の条件は、現金1億円とチョコレート――。利き腕を失った元医者と、10歳の天才少女がタッグを組み、全員難あり、キャラ強めな6人の医療仲間たち「チョコレート・カンパニー」と共に、どんな状況下でもワケあり患者の命を救う、ノンストップ・ドクター・エンターテインメント。坂口さん演じるTeacherのスカウトで集められた「チョコレート・カンパニー」。本業は低賃金アニメーターで、アニメをこよなく愛し、何かとアニメのセリフやうんちく・情報を会話に取り入れる臨床工学技士・ギルベルト役で葵わかな。普段は全然売れてない若手芸人だが、ハッカーになれるほどのプログラミング能力を持ち、本来なら発見できない異常を見つけ出すことができる放射線技師・お笑い役で前田旺志郎。ギルベルト(葵わかな)人助けが好きすぎて、ほとんどの時間をボランティアの活動に充てているとにかく“いい人”な臨床検査技師・出川役で古川雄大。ギャンブル狂いの自信家な麻酔科医・残高役で小澤征悦。出川(古川雄大)常に明るくて笑顔、空間認識能力に長け、瞬間記憶ができるオペ看護師・足湯役で鈴木紗理奈。ホストクラブが趣味、無類のうなぎ好きであるオペ看護師のチーフでカンパニーのまとめ役、うなぎ役で斉藤由貴が出演。個性がぶつかり合いチグハグで、普段は言い合いが絶えないが、いざオペに入ればチームワークは最高。チョコレートカラーのカンパニー号に相乗りし、様々な事情を抱えた患者の元へ向かい、様々な極限状況下で奇跡の手術を成し遂げていく。足湯(鈴木紗理奈)Teacherと唯をはじめ、年齢も境遇も違うが、実はそれぞれ過去に闇を持つ8人。そんなメンバーが、いつしかお互いの存在によって癒され、かけがえのない信頼し合ったチームになっていく。「Dr.チョコレート」は4月22日より毎週土曜日22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2023年03月15日葵わかな、伊藤沙莉、薬師丸ひろ子が、戦前から戦後にかけて日本の食に革命を起こした女性たちを演じる「キッチン革命」に、林遣都、成田凌の出演が決定した。本作、“食に関わる革命”を起こして日本を変えた2人の女性を描く2夜連続スペシャルドラマ。第1夜は葵わかな、第2夜は伊藤沙莉という旬の実力派が主演、さらに名女優・薬師丸ひろ子も2人をつなぐ存在として登場する。第1夜は、いまでは誰もが当たり前のように使っている計量カップ、計量スプーンを生み出し、現代でいうレシピ=“料理カード”を作った女性医師・香美綾子を、葵さんが演じる。レシピという発想がなかった時代に予防医学、そして栄養学の観点から、誰もがおいしくて栄養のある料理を作ることができるよう、料理の数値化に挑んだ彼女の足跡をたどっていく。第2夜の主人公は戦後復興の荒波の中、ダイニングキッチンを発明して台所を改革した日本初の女性建築家・浜崎マホ。それまで暗くて寒い北側に追いやられていた台所を家の中心へと移し、光り輝くステンレスの流し台を備えた、明るいキッチンへと変身させる。そんな過去に前例のない一大プロジェクトに乗り出し、日本の住宅を一変させたマホを伊藤さんが颯爽と演じる。さらに、壮年期の綾子に薬師丸さんが扮し、2人のヒロインの運命が交錯する瞬間をドラマチックに描き出す。【第1夜】ひたむきな主人公を支える、純粋な先輩医師を林遣都が繊細に表現林遣都が本作で演じるのは、綾子(葵わかな)が入局する東京帝大医学部附属医院の先輩医師であり、のちに彼女の夫となる香美昇一(かがみ・しょういち)。人づきあいが苦手で研究ばかりしているが、男尊女卑がより根強い時代、ただひとり偏見にとらわれることなく、真摯に綾子に接する人物。2人はともに脚気治療のための胚芽米研究に尽力し、やがて人生を共にすることに…。林さんは「社会の風潮や常識にとらわれず、目標に向かって道を切り拓いていく女性たちの物語です。“自分を大切に生きていこう”というパワーをくれる作品」と本作の魅力を説明するとともに、「昇一は優秀な研究者。でも当時の男性らしくない平等な考えを持っており、心やさしく愛らしい人物として描かれているので、そんなキャラクターをきちんと表現したい」と役柄に誠実に向き合う決意をコメント。また、妻を演じる葵の演技を「クランクインの日、自分の出番の前にスタジオをのぞいたら、先に撮影に入っていた葵さんのスタジオ中に響き渡る力強い声を耳にして…。脚本で読んでいた以上に綾子さんの持つエネルギーを感じました」と絶賛。役柄同様、全力で突き進むパートナーを頼もしく思っていることを明かした。【第2夜】ヒロインの情熱に導かれ、理想の台所づくりに奔走する設計課長を成田凌が熱演変幻自在の演技を見せる成田凌が演じるのは、日本住宅公団日本住宅公団・設計課長の本郷義彦(ほんごう・よしひこ)。妻のために明るい台所を作りたいという思いを胸に、マホ(伊藤沙莉)とともにダイニングキッチンの開発に向けて突き進む本郷をまっすぐに演じる。成田さんは「伊藤沙莉さん演じるマホに感化されて、登場人物全員がどんどん熱を帯びて成長していくのですが、結果はもちろんのことその過程が素晴らしいので、全員が“上がっていく”物語を見てほしいですね」と、物語がはらむ“熱量”をアピール!そして、本郷という人物を「人にはわざわざ見せないやさしさを奥底に持っている人間。この作品は本郷という人間の成長物語でもあると思っているので、彼の成長も見届けてほしいなと思います」と愛ある視線で見つめるとともに、「まわりに流されず、どんどん前に進んでいくマホさんの姿はひたすらかっこいい。見れば必ず元気が出て、前向きになれるドラマです」と視聴者の背中を押す作品であることを語った。そんなパートナーに対し、主人公を演じる2人も「昇一さんは綾子が飛んでいってしまわないように、帰る場所にいてくれる人。お守りみたいな存在」(葵さん)、「バディとして揺るぎない存在。マホに引っ張られているように見せかけて、となりに並んで走ってくれるなんて、すごく心強い!」(伊藤さん)と、それぞれ信頼を寄せている。2夜連続スペシャルドラマ「キッチン革命」は3月25日(土)、26日(日)テレビ朝日系にて2夜連続放送。(text:cinemacafe.net)
2023年01月16日戦後初のCAの奮闘をたどった「エアガール」(2021年)、女子教育の先駆者の青春を綴った「津田梅子~お札になった留学生~」(2022年)に続く、大型スペシャルドラマ「キッチン革命」が3月に2夜連続で放送決定。葵わかな、伊藤沙莉、薬師丸ひろ子が、戦前から戦後にかけて激動の時代に日本の食に革命を起こした女性たちを演じる。第1夜は、計量カップ&スプーン、レシピを生んだ女性医師がモデルコロナ禍もあり、レシピをチェックしながら料理し、家で食べる機会はさらに増えたといえる。とはいえ、誰もが自宅で料理人の味を再現できるようになったのは、戦後になってからのこと。その背景には、知られざる2人のパイオニアが存在していた!本作では、実在した2人の女性をそれぞれ第1夜、第2夜のモデルに据え、戦前から戦後の日本を舞台に、未来のために奮闘する彼女たちの姿をエネルギッシュに描き出していく。その1人が、いまでは誰もが当たり前のように使っている計量カップ、計量スプーンを生み出し、現代でいうレシピ、“料理カード”を作りあげた女性医師をモデルとした香美綾子(かがみ・あやこ)。戦前の一般家庭では、女性がその日にある食材を使い、“目分量”で“知っている料理”をこしらえてきた。豊かな食材を使用した料理を食べられるのは一部の上流階級だけ。ほとんどの家庭では「空腹が満たされればいい」ことから、栄養が偏り、病気を招いてしまうことも…。どの家庭でも“栄養バランスのとれた、おいしい食事”を作ることができたら病気になる人も少なくなるはず。そのために、料理を科学の視点から分析しようと考えたのが内科医でもある彼女。レシピという発想がなかった時代に、料理を数字化しようと、様々な困難に立ち向かい、未来を切り拓いていく。葵わかなその主人公・香美綾子を演じるのは、2009年のデビュー以来、ドラマ、映画、舞台で確かな存在感を発揮してきた葵わかな。葵さんは「綾子は、明治から大正、昭和と劇的に変化を遂げる時代の中、女性に厳しい医学の世界でやりたいことに向かってまっすぐ走ったピュアな女性。綾子がみなさんの背中を押すようなキャラクターになったらいいなと思いながら演じています」と、キャラクターとリンクするかのようにひたむきに役柄に向き合っていることを明かす。「『キッチン革命』は料理というものを通して、世の中を幸せにそして健康にしたいなと奮闘した2人の女性の物語です。意外と知らない“便利なもの”が誕生した瞬間が見られるドラマでもあるので、ぜひ楽しんでいただけたら」と期待を込める。第2夜の主人公のモデルは、ダイニングキッチンを発明した日本初の女性建築家!もう1人の“革命家”は、日本初の女性建築家をモデルとした浜崎マホ(はまざき・まほ)。戦後復興の荒波の中、彼女が改革したのは“台所”。日本家庭の台所は長い間、暗くて寒い北側に追いやられ、使い勝手の悪い設備を使い、女性たちが1日中働く場所だった。そんな台所を家族が集う家の中心へと移動させ、光り輝くステンレスの流し台を備えた、明るいダイニングキッチンにする。過去に前例のない一大プロジェクトを率いたのが彼女。ダイニングキッチンは戦後の日本住宅を一変させた“発明”ともいわれている。伊藤沙莉浜崎マホ(はまざき・まほ)を演じるのは、優れた演技力と自然体のキャラクターで話題作に引っ張りだこの伊藤沙莉。伊藤さんは「“当たり前に存在するもの”の初めの一歩を踏み出した女性たちを描いた物語です。革命を起こした彼女たちのおかげで“今”があることを表現できたらいいなと思いながら、憧れと敬意を持って演じさせていただいています」と、モデルとなった2人の女性にリスペクトを抱きながら撮影に挑んでいるそう。「演じていて気持ちがよかったのは、“ダイニングキッチン”という名前が生まれた瞬間のシーン。目の前がパーッと開かれたような感覚になりました。何かが生まれる瞬間って、とても気持ちいいですよね!演じることができてうれしかったです」とコメントする。なお、壮年期の綾子に扮するのが薬師丸ひろ子。綾子とマホの運命が交錯するシーンを演じる。「葵わかなさんと私が演じる綾子は、時代の先駆者。数々の苦悩や困難がある中、目標と夢を持って突き進んで道を切り拓いた人で意思を強く持って生きる女性だと思います」と語り、「伊藤沙莉さん演じるマホは、非常に進歩的な女性。当時は受け入れられにくいところもあったかと思いますが、彼女もまた、夢と目標にまっすぐに向かったパイオニア(先駆者)だ思います」と薬師丸さんもリスペクトを表明。「綾子とマホが初めて運命の出会いを果たす場面は、マホのやさしさ、温かさがまっすぐに伝わってきて、とても心温まるシーンになったと思っています」と第1夜と第2夜をつなぐ存在としての思いを語り、「若い女性たちが大活躍するドラマです。ぜひ応援する気持ちで見ていただけたら」と、温かいメッセージで呼びかけた。「鬼滅の刃」の音楽・梶浦由記らスタッフも最強布陣集結脚本は、NHK連続テレビ小説「マッサン」「ちむどんどん」、映画『パッチギ!』や『フラガール』など数々のヒット作を手掛けた羽原大介。演出は、「特捜9」シリーズほか、「妖怪シェアハウス」『映画 妖怪シェアハウス』などの豊島圭介、そして音楽は、NHK連続テレビ小説「花子とアン」のほか、大ヒットアニメシリーズ「鬼滅の刃」で知られる梶浦由記が担当し、スタッフも最強の布陣で臨む。2夜連続スペシャルドラマ「キッチン革命」は2023年3月25日(土)、26日(日)テレビ朝日系にて2夜連続放送。(text:cinemacafe.net)
2022年12月23日グラビアアイドルの日向葵衣さん(29)は「今一番撮影会で行列ができるグラドル」として有名。圧巻のHカップにくびれのあるウエストというボンキュッボンボディの持ち主。自身のSNSには、きわどい衣装でのショットを投稿し、フォロワーを楽しませているようです。先日もハイレグ度200%という、きわどい衣装のショットが投稿され注目を集めているようです。早速チェックしてみましょう!ハイレグ度200%のほぼ裸同然ショット「局部隠してるだけ」と反響 この投稿をInstagramで見る 日向 葵衣 / ???????????????????????? ????????????(@aoi_hnta)がシェアした投稿 「ハイレグ度、200%。新作DVDのアザーカットだよん」と大胆な衣装でポージングをする葵衣さん。細い布が局部を隠してるだけのほぼ裸同然とも言える姿に、フォロワーたちは「水着?布がほとんど無い」「裸よりエロいかも」「もう局部隠してるだけで、裸同然」と大胆な衣装にチャレンジする葵衣さんに絶賛コメントが相次いで寄せられておりました。ダイナマイトボディを刺激的な衣装でよりセクシーに魅せて楽しませてくれる葵衣さん。次はどんなほぼ裸同然ショットを見せてくれるのかドキドキしますね!あわせて読みたい🌈Tバック隊長まいてぃさんのミニ丈チャイナ服に「パンツ!!パンツ!!」「パンツ忘れちゃってる?」とファン興奮
2022年11月21日望月歩と葵わかなが主演する新春ドラマスペシャル「ホリデイ~江戸の休日~」の放送が決定。テレビ東京での新春時代劇の放送は、2016年放送の「信長燃ゆ」以来7年ぶりだ。本作は、徳川家光の意外な絵の才能が江戸と令和を繋ぐ、若き日の将軍と町娘の身分の差を越えた胸ときめく恋物語。昭和33年に製作された大映映画『江戸っ子祭』の設定にインスパイアされつつも、家光の知られざる一面にスポットを当て、時代劇の新たな可能性に踏み込む。「八重の桜」や「ゲゲゲの女房」の脚本家・山本むつみが、江戸時代から現代に連なるラブストーリーへと設定を変え、全く新しい物語へと再生させた野心作。現代を会社員の若者が、実家から家光が描いた絵が出てきたという幼なじみの付き添いで、「開運!なんでも鑑定団」に出演することになり、収録当日、「これは真筆」だと声をかけられるところから始まり、絵にまつわる切ない恋の逸話を語り出すのだが、それこそが歴史の本には決して書かれることのない、徳川家光と町娘・お仙の儚い恋物語だった――。キャストには、現代の会社員・鍵山孝平と江戸時代の徳川家光を望月歩、現代の孝平の幼なじみ・戸倉詩織と江戸時代の家光の恋の相手・町娘のお仙を葵わかなが演じるほか、鑑定人風の謎の人物と江戸時代の家光の教育係・大久保彦左衛門役で里見浩太朗、魚屋修行をする家光の面倒をみる大久保彦左衛門の子分・太助役で高嶋政伸、太助の妻・お仲役で戸田菜穂、家光の剣術指南・柳生宗矩役で本田博太郎、宗矩の長男で剣豪の柳生十兵衛役で上川隆也、家光の乳母・お福(後の春日局)役で名取裕子、家光の母で二代将軍秀忠の正室・お江役で財前直見、徳川幕府の重臣・本多正純役で小林稔侍、初代徳川将軍・徳川家康役で高橋英樹、大久保家の用人・笹尾喜内役で中村梅雀、町医者でお仙の養父である杉野一庵役で内藤剛志が出演する。望月さんは、2役を演じてみて「時代劇と現代劇の現場の感覚を入れ替えながら撮影するのが大変でした。最初は孝平の感覚の方がしっくりきていたのですが、家光の感覚がしっくりきて、孝平ってどんな感じだったっけとなった日があります(笑)」と感想を語り、「共演者の方々はすごい先輩ばかりで、時代劇を好きな方は特に見どころになると思います。将来に悩んでいる2人がやりたい事を見出し前に進む話です。悩みがある方だけではなく、観てくれた方全員の背中を押せる作品だと思うのでぜひ観ていただけたら嬉しいです」とメッセージ。葵さんは「時代劇に挑戦してみたいなぁと考えていたタイミングでいただいたお話だったので、ご縁を感じましたし、とても嬉しかったです」と喜び、「お正月にふさわしい明るい番組です。家光の成長と、お仙とのラブストーリーをぜひ楽しんでいただけたらと思います」とコメント。里見さんは「このお話には皆さんあっと驚くと思います。現代劇とチャンバラ映画が一緒になっています。なぜこのタイトルが、時代劇なのに『ホリデイ』と英語のタイトルになっているのか、その意味がきっとわかっていただける内容になっていると思います」と明かし、「大久保彦左衛門が立ち回りをやるシーンがあるんです。この私の年齢としては、本当に最後と思って精一杯頑張りました。久しぶりの大立ち回り、楽しかったです。ぜひ注目していただけたら嬉しいです」と見どころを述べている。▼「ホリデイ~江戸の休日~」あらすじ会社員の鍵山孝平(望月歩)は、家から“徳川家光が描いた絵”が出てきたという、幼なじみの戸倉詩織(葵わかな)の付き添いで、「なんでも鑑定団」に出演することに。ところが収録当日、楽屋で不思議なことが…。突然現れた鑑定人風の老人(里見浩太朗)が「これは真筆」だと絵を絶賛。2人の顔を眺めると、絵にまつわる切ない恋の逸話を語り出した――。時は江戸時代。城では若き徳川家光(望月歩)が「自分は将軍の器ではない。こんな窮屈な生活なら魚屋のほうがましだ」などと言い出し、問題となっていた…。そこで教育係の大久保彦左衛門(里見浩太朗)は一計を案じ、懇意にしていた町の魚屋・一心太助(高嶋政伸)とお仲(戸田菜穂)夫婦に家光を預け、身分を偽って修行させることにした。そんな中、家光は医者を目指す町娘・お仙(葵わかな)と出会い、やがて恋に落ちるが…そんな中、次期将軍の座を巡る暗殺計画が持ち上がる。新春ドラマスペシャル「ホリデイ~江戸の休日~」は2023年1月、テレビ東京系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年10月26日ミュージカル『アナスタシア』が、2023年9月から10月にかけて東京・東急シアターオーブ、大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演されることが決定した。『アナスタシア』は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、音楽賞にノミネートされた同名アニメ映画に着想を得て制作されたミュージカル。記憶を無くした主人公アーニャが自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描いた、大人から子供まで楽しめる愛と冒険に満ちた作品となっている。本来は2020年3月1日より上演予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で初日が延期に。大阪公演を含め全52回の公演が予定されていたが、中止によりわずか14回の上演となった。観劇が叶わなかった多くの方々から再演を望む声が寄せられており、この度約3年ぶりに再演される運びとなった。主演のアーニャ役は、葵わかなと木下晴香のふたりがダブルキャストで担当。アーニャと出会いともに旅をする若い詐欺師・ディミトリ役で海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴の3人がトリプルキャストで務める。また皇女アナスタシア殺害の命を受けたボリシェビキの将官グレブ役は、堂珍嘉邦、田代万里生、そして海宝直人がディミトリ役に加えてグレブ役の2役を、トリプルキャストのひとりとして演じる。葵わかな(ミュージカル『アナスタシア』2020年公演より)木下晴香(ミュージカル『アナスタシア』2020年公演より)ディミトリと共にアーニャを皇女アナスタシアに仕立て上げ懸賞金を狙う詐欺師・ヴラド役には、大澄賢也と石川禅がダブルキャストで登場。マリア皇太后に仕える伯爵夫人リリー役は、朝海ひかる、マルシア、堀内敬子がトリプルキャストで出演。そして、孫娘アナスタシアを探し続けるマリア皇太后役は麻実れいが務める。■葵わかな コメント2020年の初演は今でも忘れられないものとなっていますが、当時感じていたやるせなさを吹き飛ばす機会がやってきました!新たなキャストを迎え、チーム一丸となって、また新しい気持ちで作っていきたいと思います。この作品のドラマチックで希望にあふれる世界観を、もっとたくさんの方にお届けできるのが今から楽しみです。不安な情勢はまだまだ続いていますが、この温かい物語を輝かせるために、精一杯頑張りたいと思います。■木下晴香 コメント再び『アナスタシア』の世界に生きられること、本当に本当に嬉しいです。物語・登場人物・楽曲・美術・衣装…どこをとっても大好きで大切で特別な作品。3年越しの想いとエネルギーを胸に、新しいカンパニーの皆さんと送る旅路をぜひ見届けに来てください!■海宝直人 コメントミュージカル『アナスタシア』に再び出演できること心から嬉しく思います。美しい音楽、華やかで見応えのある衣装やセット、そして胸を打つ成長と再生の物語。2019年にドイツ公演を観た際、これは日本でも長く愛される作品になると確信して帰ってきた思い出の作品です。皆様どうぞお楽しみに!■相葉裕樹 コメントミュージカル『アナスタシア』再演。この時が来るのをとても心待ちにしていました。またこの作品に携われる事とても嬉しく思います。ディミトリとしてまた皆様にお会いできる日が楽しみです。劇場でお待ちしております。■内海啓貴 コメント僕にとっては初めてのグランドミュージカル作品で特に思い入れが強かったので、またこうして再演が出来る事を願わずにはいられない思いで待ち望んでいました。再び『アナスタシア』の世界に帰ってこられる喜びと、感謝の気持ちを力に変えて、この作品の煌びやかさや愛の美しさをしっかりと表現して観て下さるお客様に温かい気持ちになって頂けるよう、一生懸命頑張ります。■堂珍嘉邦 コメント先ず、3年ぶりの『アナスタシア』に参加させて頂く事が決まり、待ちに待っていたこの舞台が始まる事に光栄な想いと喜びを感じています。クールな印象の中に熱い想いを持つ“グレブ”を演じさせて頂きますが、今からとてもワクワクしています。素晴らしいキャスト、演出家やスタッフの皆さんと共に、皆様に良いものを届けられる様に精進して行きたいと思います。■田代万里生 コメントあの皇帝フランツ・ヨーゼフが崩御した翌年に起きた、ロシア革命の行く末の物語。海外クリエーターによるオーディションを経て今回演じるのは、ロシアの将官グレブ・ヴァガノフ。任務は皇女アナスタシアの暗殺。国家と正義を信じたその先には…グレブの揺れ動く魂をお届け致します。■大澄賢也 コメントコロナ禍が始まり、14公演で終わってしまった2020年春の初演。たとえ世界は変わっても、変わらない人との繋がり、絆、信じる心、愛を、再びこの作品を通してお客様にお届けできるよう誠心誠意努めてまいります。『アナスタシア』の旅は終わらない。■石川禅 コメント舞台美術のあまりの美しさに何度も溜息をついたあの作品が帰ってきます!緊急事態宣言という、当時は聞き慣れない言葉と入れ違いに、消え去ってしまった初演。今度こそ多くの御客様に御覧頂けることを心から願っています。■朝海ひかる コメント再び、スタッフキャストの皆様と、『アナスタシア』の世界に飛び込める事、とても幸せです!!今回はより多くのお客様にご覧いただける様に、引き続き体調に気を付けて、更にパワーアップした「リリー」を目指したいと思います。劇場でお待ちしております!■マルシア コメント『アナスタシア』の再演、大変嬉しく思います。再演と言うより、初演に近いですね。楽しみにずっと待ってくださっていたお客様に『アナスタシア』の世界を存分に味わって頂きたいと思います。またリリーを生きることができます。本当に感謝です。最高の時間になりますよう、全力を尽くします。■堀内敬子 コメント『アナスタシア』の再演を心待ちにしておりました。オリジナルクリエイティブチーム、キャスト、スタッフの皆さんで作りあげた日々は今も鮮明に思い出します。再び、朝海さんと、マルシアさんと、素敵なリリーを作り上げていきたいと思います。とはいえ、簡単に上演までたどりつけると思ってはいません。みんなで力を合わせて、リスペクトし、更に深い作品になるように、一員として頑張ります。是非、『アナスタシア』の世界へいらしてください。■麻実れい コメント『蜘蛛女のキス』以来のミュージカル・・・でしたが、コロナ禍で初演は途中クローズしてしまいました。さあ改めての再開!!再び仲間たちと力を合わせ暖かな愛と幸福に満ちたひとときを皆様にお届け出来たらと願います。<公演情報>ミュージカル『アナスタシア』東京公演:2023年9・10月 東急シアターオーブ大阪公演:2023年10月 梅田芸術劇場メインホールミュージカル『アナスタシア』メインビジュアル脚本:TERRENCE McNALLY(テレンス・マクナリー)音楽:STEPHEN FLAHERTY(ステファン・フラハティ)作詞:LYNN AHRENS(リン・アレンス)振付:PEGGY HICKEY(ペギー・ヒッキ―)演出:DARKO TRESNJAK(ダルコ・トレスニャク)他【キャスト】アーニャ役:葵わかな・木下晴香ディミトリ / グレブ役:海宝直人ディミトリ役:相葉裕樹・内海啓貴グレブ役:堂珍嘉邦・田代万里生ヴラド役:大澄賢也・石川禅リリー役:朝海ひかる・マルシア・堀内敬子マリア皇太后役:麻実れい五十嵐耕司・伊坂文月・井上花菜・工藤彩・熊澤沙穂・小島亜莉沙・酒井大・杉浦奎介・渡久地真理子・西岡憲吾・武藤寛・村井成仁・山中美奈・山本晴美関連リンク公式HP:::
2022年09月09日葵わかな×佐藤寛太共演のAmazonOriginalドラマ「結婚するって、本当ですか」。この度、主題歌はAimer書き下ろし楽曲「IvyIvyIvy」に決定し、予告編が解禁された。本作は、週刊ビッグコミックスピリッツに連載中の若木民喜の人気マンガを原作とした、旅行代理店に勤務する奥手な主人公男女2人が自分たちの生活を守るために計画結婚を決意し、次第に惹かれ合っていくラブコメディ。解禁された予告編は、ドラマの舞台となる旅行代理店にて突如独身社員のみが対象のアラスカ支店への派遣の話からスタート。本城寺莉香(葵わかな)と大原拓也(佐藤寛太)は、アラスカ行きを回避するため、結婚するフリをしようと、秘密の計画がはじまる。本城の提案から、2人が馴れ初めをつくるために横浜に出かけるシーン、松村沙友里や内藤秀一郎演じるキャラクターとの親密な関係性が想像されるシーンなど、個性豊かな登場人物たちと関わりながら、少しずつ動き出していく2人の様子が映し出される。そして予告編の最後は、2人が次第に惹かれ合っていく様子と「結婚は、冒険だ」という今回のドラマのテーマとなる言葉で締めくくられている。今回、ドラマのために書き下ろしたAimerの新曲「IvyIvyIvy」は、人間らしさが溢れる愛すべき主人公のふたりに寄り添い、祝福できるような楽曲として制作されたという。動き始める2人の様子を応援するような、前向きなメッセージとともに、ドラマの世界観をつくり出す。また、劇中では「六等星の夜」「ever after」「Ref:rain」「コイワズライ」などAimerのこれまでの楽曲計10曲も各エピソードで登場予定。それぞれのシーンに合わせた楽曲と心揺さぶるドラマのシーンにAimerの透明感と深みのある声がマッチする。この度、Aimerからコメントも到着した。Aimer【Aimerコメント】ドラマ『結婚するって、本当ですか』主題歌を歌わせていただきます。物語が進むほどに、人間らしい矛盾でいっぱいになっていく、愛すべき主人公のふたりに寄り添い祝福できるような楽曲を、と、主題歌「IvyIvyIvy」を制作しました。記念すべき初の映像化に、音楽で色を添えることが出来たこと、とても光栄です。ドラマをご覧になるみなさんの胸の奥でも、「IvyIvyIvy」がこっそり膨らんでくれることを願っています。Amazon Originalドラマ「結婚するって、本当ですか」は10月7日(金)よりPrimeVideoにて本編10話一挙配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年09月07日「六本木クラス」第9話が9月1日放送。新に自らの想いを告げた葵、「私じゃだめですか」と涙を流す葵に新が告げた「好きになるな」という言葉に、SNSでは「酷だなぁ…」「胸がズキッとした」「これは全てを破壊する呪いの言葉」などの反応が相次いでいる。2020年に韓国で放送、Netflixで配信され日本でも大ブームとなった韓国ドラマ「梨泰院クラス」を、日本の六本木に舞台を移してリメイクした本作。日本最大の巨大外食産業「長屋ホールディングス」の跡取り息子に父の命を奪われたが、権力によってその事実を揉み消され、逆に自分が刑務所送りになってしまったが、その間に長屋親子への復讐を誓い六本木に自分の店「二代目みやべ」をオープンした宮部新を竹内涼真が演じる。高校時代に新と出会い、人気インフルエンサーとしての能力を駆使して「二代目みやべ」を急成長させてきたマネージャーの麻宮葵に平手友梨奈。新が想いを寄せているが長屋ホールディングスで働いている楠木優香に新木優子。父の権威をふりかざし傍若無人にふるまってきたが、父の茂から切り捨てられる長屋龍河に早乙女太一。茂の愛人の子どもで葵のことが好きな長屋龍二に鈴鹿央士。「二代目みやべ」で働く内山亮太に中尾明慶。綾瀬りくにさとうほなみ。龍河を切り捨てても長屋ホールディングスを守った会長の長屋茂に香川照之といったキャストが共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。葵から「もし、どうしようもなく私のことが好きでたまらなくなったら、長屋の後を継いでよ」と言われた龍二は、その言葉がきっかけとなり「二代目みやべ」を辞める。葵に「一発逆転を狙う」と告げ、新には茂の愛人として欲を出すな、分をわきまえて行動しろと言われてきたが、新の生き方を知って衝撃を受けたと辞める理由を話し、二代目みやべを後にすると茂のもとを訪れ、長屋入りを直訴する…。「龍二も新を見てて、野心が出てきたってことか」「龍二きゅん、葵のために継ぐの?」「確かに葵ちゃんには全てをかける価値がある」などの声がSNSに投稿される。料理対決で勝利したあと、新は現場に居合わせた優香、龍二も連れて飲みに行く。その場で龍二は新に「葵を女として見たことはありますか」と質問、「葵は俺にとっての妹で大切な仕事のパートナー」と断言する新の言葉に、葵は涙を流しその場を離れる。後を追った新に葵は「社長。愛してる」と、自らの想いを伝える。「私じゃだめですか」と涙を流しながら問いかける葵に、新は「好きになるな」と告げる…。この新の言葉にSNSでは「新さんの「好きになるな」は傍観者の私でも胸がズキッとした」「すでに好きなのに、好きになるなって酷だなぁ…」「好きになるな。はズルいって。逆の立場になって考えてよ!新だって優香のこと一方的に好きじゃん?」「妹みたいな存在って言われたり好きになるなって言われたり 葵ちゃんズタズタ」「これは全てを破壊する呪いの言葉だろー」などの声が殺到中だ。【第10話あらすじ】料理対決番組の結果に納得のいかない茂は、次の勝負の結果次第では龍二に長屋を継がせないと告げる。すると龍二は番組の件を全て自分に任せて欲しいと申し出る。一方番組の影響で「二代目みやべ」は行列ができるほどの大賑わいに。しかし葵が休暇に入ってしまったうえに、フランチャイズ展開も進めていたためてんやわんや。そんな中、投資家たちから投資の話を白紙に戻したいと連絡が入る…。「六本木クラス」は毎週木曜21:00~テレビ朝日系にて放送中。(笠緒)
2022年09月02日竹内涼真主演「六本木クラス」第8話が8月25日放送。龍河に襲われ殴られる葵…そこに現れた新が葵を助け、そして優しくハグする…その際の葵の表情に視聴者からは「デレデレじゃないか!」「お目目キョロキョロ可愛い」などの声が送られている。Netflixで配信され日本でも一大ブームを巻き起こした韓国ドラマ「梨泰院クラス」を、日本の六本木を舞台にリメイクする日韓共同プロジェクトとなる本作。居酒屋「二代目みやべ」をオープンするが妨害に遭い、ビルごと購入して移転した宮部新を竹内さんが演じ、「長屋ホールディングス」に来ないかと誘われる麻宮葵に平手友梨奈。高校時代から新を知る楠木優香に新木優子。新の父・信二を殺めた過去を持つ長屋龍河に早乙女太一。龍河の父で日本の外食産業トップに君臨する長屋ホールディングス会長の長屋茂に香川照之。茂の愛人の子どもである長屋龍二に鈴鹿央士。「二代目みやべ」で働く内山亮太に中尾明慶。綾瀬りくにさとうほなみといったキャストが共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。葵を長屋ホールディングスへスカウトするため龍河が「二代目みやべ」に現れる。葵はカフェで龍河を持ち上げ気分を良くさせると、彼は12年前の事件のことをベラベラ話し出した。すると葵はその内容を公にすると告げ、怒って掴みかかろうとする龍河をかわして店の外に逃げ出すが、追いかけてきた龍河に襲われる。葵を殴りつけスマホを奪おうとする龍河だが、そこに新が現れ葵を助ける。そして龍河は逮捕。葵は龍河が信二を轢いたことを自白した音声をネットに流したことで長屋の株は暴落。その隙を狙って新は長屋ホールディングス専務の相川京子(稲森いずみ)に茂の解任決議を出しましょうと提案する。しかし葵は解任決議を承認させるには2つ条件があると話す。それは龍河の立件と茂が彼を長屋に残すことだと…というのが今回のストーリー。序盤で龍河に襲われた葵を抱きしめる新。2人のハグに「葵ちゃんと新の温かいハグは良きでした…」といった反応とともに「ハグ、ハグ!葵の表情」「大好きな社長にハグされた葵ちゃんの嬉しそうな顔よ!デレデレじゃないか!」「ハグ来たー葵ちゃんお目目キョロキョロ可愛い」など、愛する新にハグされた葵の表情に注目するコメントも多数。一方、警察への出頭を決めた龍河だが、茂は突如記者会見を開き、全ての罪を龍河に被せ彼を“切る”…。マスコミを前に必死に涙をこらえ「全て僕の過ちです」と答える龍河を演じた早乙女さんには「表情変化というか特に目元口元の表現力が豊かすぎて…衝撃と悔しさの瞳よ」「ここまでのヒール役がこなせるなんて、凄い」「目元口元だけでも伝わる感情の変化と演技力はレベチです」など絶賛の声が送られている。【第9話あらすじ】茂の解任決議は否認され大勝負に出た新たちは負ける。それでも相川に「絶対勝ちなさい」と背中を押された新は、改めて茂への復讐を誓う。そんななか「二代目みやべ」のもとへ再び料理対決番組への出演のオファーが来る。迎えた料理対決の1回戦。対決を前に緊張するりくを新たちがスタジオで見守っていると、そこへ優香と龍二が現れる…。「六本木クラス」は毎週木曜21:00~テレビ朝日系にて放送中。(笠緒)
2022年08月26日女優の葵わかながこのほど、都内で実施されたABEMAオリジナル恋愛番組『HEART SIGNAL JAPAN』(8月24日22:00配信スタート)のスタジオMC合同取材に出席。大の猫好きだが「動物にあんまり好かれない……」と悩みを打ち明けた。同番組は、日韓共同制作のABEMAオリジナル恋愛番組にして、韓国人気No.1恋愛番組を日本で初リメイク。韓国を舞台に、今回はシリーズ史上初となる9人の“韓国男子×日本女子”の恋の駆け引きが展開される。番組中には、意中の相手だけに送れる匿名のメッセージ「ラブライン」で自身の思いを届けられる。好きな人からのシグナルをつかみ取ることができるのか? という点が見どころの一つ。そんな本作にちなんで、心を動かされた瞬間を問われた葵は「私、猫が大好きで、実家で2匹飼っている。本当に、猫と会話をしたいなと思うくらい猫が好き。実家に帰ったとき、どうやったらこの気持ちを猫に伝えられるか日々やっている。でも期間が空くと忘れられちゃう」とガックリ。「なかなか触らせてもらえなかったりするので、遠くからでも『やっほー』みたいな感じで愛情のシグナルを送り続けているんですけど、年々返ってくるシグナルが減ってきている。だいぶ、知らない人みたいな感じになっている。がんばってシグナルを送り続けたい」と意気込んだ。さらに、2匹の猫について説明。「1匹が2歳で、もう1匹が1歳。小さいです。上の猫はお母さんの知り合いの方が保護して家に来た。下の子は、私の友達の知り合いのお家で保護された猫で、私が最初に面会に行って、車で猫ちゃんを家まで送ったりした。けっこう、私がもらってきた猫、くらいの気持ち。自分の家で飼おうと思っていた猫ちゃんが実家に行くことになったという経緯がある」と説明。もしもその猫と言葉が通じるなら「『私のことだけ、覚えてな』って言いたい」と照れ笑いを浮かべた。そして、「動物にあんまり好かれない……」と悩みを吐露。「この子だけには私を愛してほしい。でもまったく好かれてないです」と肩を落としていた。他方、お笑いタレントの丸山礼は「私、鎌倉に好きな人がいたときがあるんですよ」と告白。「鎌倉まで行って、デートして、居酒屋バイトのために東京に帰らないといけなくなった。めっちゃ急いでたんですけど、せかせかしているように見られたくなかったので早歩きしたんですね。夏場なんでめちゃくちゃ汗かいて、めっちゃ股擦れしたんですよ」と回顧。「股擦れがマジで痛くて(笑)。家に着いて、そこからバイト先に行くまでに、股擦れをなんとか処理しなきゃいけないと思ったんですけど、けっこうもう、(傷になって)ただれてるんですよ(笑)。それを絆創膏とかで隠したりしてるときに『私、何してんだろう?』と思ってすごい自問自答した。とにかく急がないといけなくて、ズボン履いて行ったんですけど遅刻してしまった。(遅刻の理由を)どう説明していいか分からなかったな……。汗かくと思い出してしまいますね」と述懐した。同取材会には、EXITのりんたろー。も出席した。
2022年08月16日『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載中の人気コミックを実写化ドラマ化したAmazon Original ドラマ『結婚するって、本当ですか』が、10月7日(金)よりPrime Videoで独占配信される。8月11日に都内で合同取材会が行われ、主演の葵わかな、共演の佐藤寛太(劇団 EXILE)、松村沙友理が出席した。若木民喜による人気マンガ『結婚するって、本当ですか 365 Days To The Wedding』が原作の本作。旅行代理店に勤務する奥手な主人公男女ふたりが、自分たちの生活を守るために計画結婚を決意したことから次第に惹かれ合っていくむずきゅんラブストーリーだ。一見クールに見えるが極度の人見知りで、家で地図を眺めてはその地を調べ、妄想・探索をする趣味を持つ本城寺莉香役の葵は、本作には思い入れがあるといい、「私自身も地味なタイプだったので莉香に共感。一人の生活を守るために計画結婚するという今っぽい設定に共感できるところが見どころ」とアピールした。役柄については「思考の積み立て方などが私と似ていたので役作りには困りませんでした。ここまで自分と近しい役をもらったのは初めて。根本部分は似ているので、莉香さんへの愛着があります」と語った。莉香と同じ職場に勤め、保護した猫との生活を大切にするのんびりした性格の大原拓也役の佐藤は「旅行代理店が舞台ということもあり、旅先の各地の景色がとても綺麗。撮影も天候に恵まれたおかげで南阿蘇の夕景も超綺麗に映されています。地味なふたりの物語ではありますが、観ている皆さんもまるでRPGのように日本を旅しながら冒険しているような気持ちになれるはず」と見どころを語った。役柄については「180度くらい違う。こんな真逆な役をやらせてもらうこともない!」と新鮮に感じながら「あまりにも大人しすぎる役なので、カメラが回っていないところではハイテンションになって壊れました」と振り返った。海山ナオ役の松村は「登場人物のキャラクター性が濃いのが見どころ。みんなそれぞれ個性が強い。そしてそれぞれが面白い」といい、自身の役柄については「積極的な女の子なので、その積極性には憧れるところがあります」と話した。劇中には夜景の見える観覧車に乗る莉香と拓也のロマンチックな場面もある。ロケは閉園後の遊園地で行われたそうだが、撮影の都合もあり「普通は一定方向に回るけれど、夜景の都合もあって行ってまた戻ってという逆回転の観覧車を体験できた」と葵。しかし「体が浮いている感覚になりつつちょっと酔ったりして……。観覧車に乗るのに乗り物酔いの薬を飲んだのは初めて。観覧車は一定方向に動くのがいいです」と苦労を語って周囲を笑わせた。一方、九州弁セリフのある大阪出身の松村は福岡出身のリアル九州男児・佐藤からのスパルタに苦しんだ様子。「方言指導の先生や監督がOKを出しているのに佐藤さんが『今のはダメ』と言ってくる」と松村が明かすと、当の佐藤は「喜んでいるときのセリフがちょっと関西弁に聞こえたりしてね!確かにスパルタでした」と肩をすぼめていた。また葵は“むずきゅん”場面の話題になると「拓也と手がぶつかるシーンがあって、そこが“むずきゅん”かもと思った。“むずきゅん”を体感したのはそのシーンが初めて」と話し、佐藤は「お互いがお互いを見ていないときに、実は相手が見ているときがあって……。示し合わせたわけではないけれど、その呼吸が画に出ているのが“むずきゅん”」と“むずきゅん”を実感したそう。松村は「おふたりの間に私がいる場面があって、私を通してふたりの目が合っていることを感じたりして“むずきゅん”しました」と“むずきゅん”のおすそ分けをもらっていたことを明かした。最後に主演の葵は、ドラマを通して「結婚とは自分たちの人生を豊かにするためのスパイス」と理解を深めたようで「普遍的で深いテーマのあるドラマ。色々な場所で撮影をしたので景色も綺麗です。どこにでもいそうなふたりが悩みながら進むけれど、ふたりが思っている以上に周囲の彩りは綺麗であると気付く。そんな希望を感じられるドラマになりました」と10月7日(金)からの配信とその後の反響に期待していた。『結婚するって、本当ですか』10月7日(金)よりPrime Videoで独占配信
2022年08月12日女優の葵わかな、劇団EXILEの佐藤寛太、乃木坂46の元メンバーで女優の松村沙友理が11日、都内で行われたAmazon Originalドラマ『結婚するって、本当ですか』の取材会に出席した。『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載中の若木民喜氏の人気マンガを原作とする本作は、旅行代理店に勤務する奥手な男女2人が自分たちの生活を守るために計画結婚を決意し、次第に惹かれ合っていく“ムズキュン”ラブストーリー。一見クールに見えるが極度の人見知りで、家で地図を眺めてはその地を調べて妄想・探索をする趣味を持つ本城寺莉香役を葵わかなが、莉香と同じ職場に勤め、保護した猫との生活を大切にするのんびりした性格の大原拓也役を佐藤寛太が演じる。印象に残っている撮影エピソードについて、葵は「2人のシーンの中で観覧車が象徴的に、すごく大事なシーンで2回も出てくる。遊園地が閉まったあと、閉園後にお借りして撮影していたんですけど、観覧車って普通一定方向に回るじゃないですか。でもロケーションがきれいなところで撮影したいから、行って、また戻って行ってという、逆さ回りの観覧車に乗ることができて、感じたことのない体感。浮いているみたいな変な感じになりつつ、ちょっと酔いつつみたいな感じで」と観覧車シーンのエピソードを披露。「観覧車で乗り物酔いの薬を飲んだのは初めてだったので、やっぱ観覧車は一定方向がいいなと思いながら撮影していました」と話し、佐藤も「酔うんですよね。一番いい景色のトップの部分を何回も行ったり来たりしていたので、あれはなかなかでしたね。なかなか体験できない」と振り返っていた。Amazon Originalドラマ『結婚するって、本当ですか』が、10月7日よりプライム会員向けに独占配信(10話一挙配信)。
2022年08月11日女優の葵わかな、劇団EXILEの佐藤寛太、乃木坂46の元メンバーで女優の松村沙友理が11日、都内で行われたAmazon Originalドラマ『結婚するって、本当ですか』の取材会に出席した。『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載中の若木民喜氏の人気マンガを原作とする本作は、旅行代理店に勤務する奥手な男女2人が自分たちの生活を守るために計画結婚を決意し、次第に惹かれ合っていく“ムズキュン”ラブストーリー。一見クールに見えるが極度の人見知りで、家で地図を眺めてはその地を調べて妄想・探索をする趣味を持つ本城寺莉香役を葵わかなが、莉香と同じ職場に勤め、保護した猫との生活を大切にするのんびりした性格の大原拓也役を佐藤寛太が演じる。葵は、本作について「私の好きなところは、莉香さんと拓也さんはものすごく地味で、会社の中でも目立たないタイプの2人。結婚するとか作戦を立てているときも、誰も私たちのことなんて興味ないから何も言われないでしょうみたいな、確かに絶対そうだみたいな……自分も地味なタイプだったから莉香さんにすごく共感できた」と述べ、「1人の生活を守るために偽装結婚するというところから始まるのが今っぽいなと思ったりしていて、キャラクターたちのイマドキさ、共感できるところは見どころかなと思っています」と魅力を伝えた。また、本作にちなんで“ムズキュン”エピソードを聞かれると、葵は「実体験でムズキュンって感じづらいからこういうドラマとか漫画があるのかなと思っていて。それでいうと、ドラマ内で拓也と莉香が歩いていて手がぶつかるシーンがあって、そこけっこうムズキュン。あれがムズキュンかもっていうシーンがあって、体感としてムズキュンを感じたのがそのときが初めてかもしれない」と本作で初めて“ムズキュン”を体験したと告白。佐藤は「僕も2人のシーンで、お互いがお互いのことを見ていないときに見ている。通して見たときに、ここでは拓也が莉香さんを見て、このシーンでは莉香さんが拓也のことを見ているっていうのが、示し合わせたわけでもない呼吸の感じがすごく出ていると思って、そこはすごいムズキュンポイントなんじゃないかなと思いました」と本作での“ムズキュン”シーンを紹介した。Amazon Originalドラマ『結婚するって、本当ですか』が、10月7日よりプライム会員向けに独占配信(10話一挙配信)。
2022年08月11日