くらし情報『「意外な傑作」と評判!? 『トラさん』筧昌也監督に演出のポイントを聞く』

2019年2月21日 11:30

「意外な傑作」と評判!? 『トラさん』筧昌也監督に演出のポイントを聞く

作品の経験が活きている点はありますか?

実は、構造が似ているんですよね。『ロス:タイム:ライフ』は初めての商業作品で、最近は韓国でもリメイクされて。僕の映像監督としてのキャリアの中に、ずっと緩やかに関わっている作品です。具体的な共通点はないものの無意識レベルで影響はあるのかもしれません。死を見据えたキャラクターの行動や演技、シナリオや演出に、経験が反映されているのかも。ただ今回は、死までのリミット感を表現してないので、また少しテンションが違う作品にはなっています。

――最初の方は寿々男が全然行動しないから「リミットは大丈夫なのかな」と心配しました。

そうですね(笑)。
でも寿々男の、死んでもなお、楽をしようとしているのが愛すべきところでもあります。原作も、急にハッとするようなセリフが来たり、後半怒涛のように展開したりするので、まったく同じ空気にはできないですが、我々も観ている方に油断してもらいたい、という意図はありました。

――今回主演を務められた、北山さんにはどんな印象を抱かれましたか?

初映画だとか、テレビドラマにもあまり出てないとか、全然わからないくらい立派な主演俳優として、受け入れられました。

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