くらし情報『ジャニー喜多川社長の発想に感嘆…『映画 少年たち』Pが語る製作秘話』

2019年3月26日 11:30

ジャニー喜多川社長の発想に感嘆…『映画 少年たち』Pが語る製作秘話

○■旧奈良監獄の存在が、映画製作のきっかけに

――資料にもこれまでの『少年たち』上演の歴史が並んでいて、私も何度か舞台の取材に伺っているんですが、なぜこのタイミングでの映画化だったんですか?

2013年から、松竹で関西ジャニーズJr.の映画を制作してきた流れで、演劇部と「ジャニーさんの舞台を映画化したい」という話が上がっていたんです。ただ、「舞台は舞台のままの方がいいんじゃないのか」といった意見もあり、なかなか具体化はしていませんでした。

そのような中で、2年前に「旧奈良監獄が改装されてホテルになる」というニュースがあって、ジャニーさんが「あそこだよ!」と。我々も撮影できるのかわからず法務省に問い合わせて、実際に見に行って、映像をジャニーさんにもお見せして、「ここで撮影するなら映画化できる」と話が具体的になっていきました。

――旧奈良監獄の存在が、大きかったんですね。

きっかけが大事だったのかもしれないですね。話を伺ったらすぐに改装するというので、急いで撮影時期も相談して、進み始めました。

――舞台の『少年たち』では戦争の話も出てきますが、今回の映画ではそこはあえて描かなかったんでしょうか?

もちろん戦争についての展開も考えましたが、中途半端に映像化できないという判断になりました。

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