2019年3月26日 11:30
ジャニー喜多川社長の発想に感嘆…『映画 少年たち』Pが語る製作秘話
実際に今も、日本以外では戦争が起こっているし、描くならば軸に据えなければならない。今回はそれよりも、現代の少年たちが生きているリアルな背景にこだわり、取材をして入れこませていただきました。
――1960年代に上演されていたという、フォーリーブスさんの『少年たち』は意識されたんですか?
映像もあまり残っていないので、さすがにそこまで反映はさせませんでしたが、初演にも出てきたというタイヤのモチーフは大切にしています。舞台にほとんどセットもなく、タイヤが釣ってあるだけで。ジャニーさんって、そういう前衛的なところもあるなと思いました。「急げ! 若者」とか、当時の楽曲が歌いつがれているのもすごいですよね。
○■ジャニーさんに導かれて物語が出来上がる
――最近はミュージカル映画もヒットしていますが、『映画 少年たち』もミュージカルシーンが見どころだと思いました。
もともと音楽劇というところから始まっているので、いかにシナリオに音楽を挟み込んで行くかは、ポイントでした。
――関西ジャニーズJr.さんのシーンの振り幅も印象に残っています。
あそこは、元の台本とも少し違う流れになっています。