2014年6月30日 09:55
沖縄で多い名字ランキングベスト30! 全国1位の「佐藤」は沖縄では317位に…
なお、沖縄県らしい名前といえば8位の「島袋」さん。ルーツは現在の中頭郡北中城村島袋とも言われている。
ランキングを見てみると、ベスト10の中で「城」という漢字を含む名字が50%を占めていることが分かる。この「城」という漢字を沖縄県では「ぐすく」と読み、聖地・神の在地という意味がある。「金城」と書いて「かねぐすく」と読むように、名字にもこの名残が残っている。ちなみに、全国で一番多い名字の「佐藤」さんは沖縄県には約700人しかおらず、317位となっている。
○「東風平」「南風原」という名字も
沖縄県ならではでいうと、難読名字が多いというのも特徴のひとつ。例えば、今回のランキングでは圏外ではあったが、「東風平」と書いて「こちひら、こちんだ、くちんだ」さんは全国に約400人いる。
ほかにも、「南風原」と書いて「はえばる、はえばら」さんは全国に約600人。「東風平」も「南風原」も沖縄県の地名として現在も残っている。このように難読な名字が存在するのは、地名や地域性と名字が深く関連している証拠。日本でも独特の文化を持ち、独自の発展を遂げてきた沖縄県らしい傾向と言えるだろう。
なお、今回のランキングで30位圏内にランクインした名字の有名人は以下。