2012年2月24日 12:46
奥様はコマガール (33) 夫婦にとって大切な、微妙な感覚の共有
チーは田舎者なのである。
しかし、ひとつだけ心に引っかかることがあった。
これは何もフレンチだけに限った話ではなく、すべての”お上品系コース料理”に言えることなのだが、なぜにあんなに量が少ないのか。
コース料理が全部で5品あるとして、それぞれの皿に盛りつけられている料理は、往々にして微量である。
皿の大きさが、実にもったいない。
本気を出せば、まるでわんこそばのように、皿を出された瞬間にすべて食べ終える自信がある。
特に件のフレンチコースの最後に出てきたリゾットに至っては、それが運ばれてきたとき、思わず目を丸くした。
スプーンで二回すくえば終わり、という量だったのだ。
ダブル浅野も石田純一も、本気であの量に満足しているのだろうか。
ダブル浅野はまだ女性だからいいものの、男性の石田純一は内心物足りないに違いない。
清原和博なんて見るからに大食漢なわけだから、フレンチのコースなんてオヤツ感覚なのではないか。それとも彼らは「フレンチのコース、ごはん大盛りで」などと注文しているのか。
とはいえ、そういう不満をなかなか表に出せないのが、フレンチ店独特の雰囲気というものだ。