2012年10月1日 16:24
センター試験出願開始! 安定志向をベースに多様化する今どき大学選び
ことが背景となっている。
例えば、推薦入試で早く合格が決まった学生たちが中心となり、○○大学合格者集まれ!板を立ち上げたり、LINEなどのSNSを使って早々にネットワークを作り上げる。
結果、入学式時にはすでにグループが出来上がっており、輪に入れない学生が出てくるのだ。
こういった状況の中、大学側が「ぼっち対策」を講じるケースも出てきているという。
「例えば、入学前教育では、大学合格者に対し、高校履修範囲の補習や復習をおこなう“リメディアル”をおこなう大学もある一方で、いかに友達を作らせるか、いかに居場所を作らせるかを重視するところも出てきている。
大学がやることか?という疑問の声もあるようだが、いかに“ぼっち”になるような状況を崩すかが、実はその後の学生の積極的な学びに大きく貢献しているのは事実」(村山氏)大学選びにおいて、偏差値がひとつの目安であることは間違いなく、より偏差値の高い大学への志向性があることは今も昔も変わっていない。だが、今の傾向として偏差値の次に重要視されるのは、他ならぬ「就職実績」である。
キャリアセンターの取り組みや、卒業時にどのようなスキルが身につくのかという点にこだわる人が、今後はより増えていくと村山氏は予想する。