プロ野球選手には、なぜ姉さん女房が多いのか。これは古くから巷で囁かれている素朴な疑問のひとつだ。実際、プロ野球選手の奥様といえば、かの有名な野村克也氏夫人であるサッチーこと野村沙知代さんや、落合博満氏夫人である落合信子さんといったところが真っ先に思い浮かぶだろうが、彼女たちはどちらも夫より年上の姉さん女房である。
その答えを紐解く鍵が、あるプロ野球球団に所属しているC投手のケースだ。九州で生まれ育った彼は地元の野球名門校を経て、高卒でドラフト上位で首都圏の某球団に入団。その後、数年間の2軍生活を経て、今では1軍投手としての地位を築いている。
C投手が結婚したのはプロ6年目の24歳、1軍に定着して4年目を終えたオフのことだった。お相手は付き合って3年のD子さん。
年齢はC投手より4歳年上の28歳だ。
独身時代のD子は売れないタレントであった。10代のころから弱小芸能プロダクションに所属し、過激なグラビアやコンパニオン、レースクイーンなどをこなしながら、夢に向かって邁進していたのだが、なかなか芸能界で大きく飛躍することができなかった。
しかし、D子にしてみれば、それも計算のうちであり、別に夢破れてアラサーになったわけではない。