【エンタメCOBS】本番に強くなるにはルーズになれ? 本番で実力を発揮する方法を聞いた!
ただ急ぐのではなくて、ちゃんとタイマーをかけて、脳が緊張するようにするのがおすすめです。
ただ、日常的に訓練しないとなかなか変わらないので、慣れてきたら色んな場面で、『時間にちょっとだけルーズ』を実践してみてください。『きっと大丈夫、間に合う』と、いい意味でいい加減になれたら、本番でも『きっとうまくいく』と、自信を持って行動できるようになるはずです。本番に強い人というのは、そういう根拠のない自信もしっかり持っているものです。そういう楽観的な考え方も大事です。
私は、それができれば日本人はもっともっと世界で活躍できると思います。日本人は、まじめでコツコツ努力ができるのが大きな強み。仕事に対しても人に対しても、まじめであることは良いことです。
でも、時間に対してだけは、もうちょっとだけルーズになってみてもいいと思います」
――ありがとうございました!
(取材・文/島田彩子)
塩田久嗣(しおた・ひさし)
1962年生まれ、脳科学者。ブレインサイエンス・ラボラトリー所長。京都大学卒業後、脳や心の研究に従事し、それまでの脳科学の常識を覆す「感情量」という独自の概念を提唱している。人気携帯サイト『男子脳×女子脳』の企画・監修をはじめ、執筆活動やテレビ、ラジオ出演も多数。