浮気で「愛情確認」できる!? 映画『結婚まで1%』に学ぶ男女の性愛の心理学
しかし男性は、女性が浮気をして違う男性の子どもを産んだとしてもわからないですよね。
そのため「自分の子どもであるという確信」を持てなくなるのは困る、という理由から女性が浮気することを嫌うのです。
一方、女性は、産んだ子どもを育てなくてはいけないため、安定的な経済力の確保が必要です。
パートナーの男性が浮気をして、万が一、浮気相手が子どもを産んだ場合、自分の子どもを十分な環境で扶養してもらえない可能性が出てきます。
それどころか、もし子どもを産んでいない女性だったら、浮気相手にパートナーを取られて離縁されてしまうことも。一般的に女性は男性より現実的なので、自分の生活がかかっている分、浮気に対して潔癖になるのです。
とはいえ、これは自立した女性が圧倒的に少なかった昔のこと。今は男女のあり方が変容し、嫉妬の質も変わってきています。
では、現代ではどうなっているのでしょうか。
■違いを生み出す要因(現代)
現代は、「見捨てられ不安」を抱えている男性が多くなっています。
そのため自分の子どもを確実に残したいからではなく、捨てられて一人になりたくないから浮気してほしくない、と捉える男性が増えているんです。