大人の趣味としての「観劇」。おすすめ公演からマナーまで【新世界を嗜む】
そのなかでも、わたしが特に愛してやまないのが「舞台」という世界。
物語世界へ旅立つ方法は数多あれども、舞台はその非日常性を最も身体中で感じ取ることのできる空間だと思う。
必要なものは、チケットと自分の身ひとつ。劇場の入り口をくぐれば、あとは空間に身と心を委ねて、どんな世界にも飛び立つことができる。そう、観劇は鑑賞というよりも「体験」なのだ。
もし「一度舞台に行ってみようかな」と思う人がいたら、ぜひためらわずに劇場へ行ってみてほしい。最初の一歩を踏み出しさえすれば、あなたの心と身体は勝手に動き出すに違いない。
■初めての観劇に、ミュージカルのすすめ
もし、舞台を観るのが初めてで、何を観ていいのかわからないという人がいたら、まずはミュージカルから入ってみるのはいかがだろうか。
芝居に加え、劇中で歌い踊るということは、あらゆるエンターテイメント性を兼ね備えているだけでなく、より非日常的な世界に浸れるに違いないからだ。
突然歌いだす?だから楽しい
「ミュージカルって突然歌いだすの、意味わからなくない?」――ミュージカルが好きだ、と言うと、5人にひとりくらいの割合でそう言われる(いつだかタモリさんもTVでそう言っていた)