79歳・日本のパリジェンヌがボン・シックなおしゃれを語る【積読を崩す夜 #8】
そこがバランスのいい定位置。そこに留めましょう。たいていの方が下を見ながら着けているので、どうしても下のほうに着けてしまうみたいですね。なるべく上に留めたほうがシャープで洗練された印象を与えますよ。(55ページより引用)
そもそも日本人には、若いうちから日常的にコサージュやブローチをつける習慣があまりないのかもしれません。つけ慣れていないからか、たまにつけると、とってつけた感がどうしても否めません。
フランス映画を見ていると、カジュアルなジーンズにストール、そして大きなブローチなんていう粋なパリジェンヌのスタイリングを目にすることがあります。
まずは、ジャケットの胸元に、巻き物のアクセントにと、コサージュやブローチに挑戦してみたくなります。
つける位置も思い切って、「気持ち上目の位置」でチャレンジしたいものです。
著者はさらに、ネックレスとブローチの合わせ技の提案をしてくれます。細めのロングネックレスやラリエットを首にぐるぐると巻いた後、最後にブローチを引っかけるだけで、一味違う目を引くアクセサリーを演出できるといいます。
既成概念にとらわれないおしゃれの仕方、それがボン・シックのようです。