くらし情報『『コウノドリ』第4話~自然分娩じゃないと良い母親になれないって本当ですか?』

『コウノドリ』第4話~自然分娩じゃないと良い母親になれないって本当ですか?

こういうところが、このドラマのバランス感覚が非常に優れているところだと思う。

■「医療崩壊」を招く医師の人手不足

問題はふたつある。

ひとつは蓮が「陣痛を経験して自然分娩しないと良い母親になれないのではないか」と思い込んでいること。これはまったくの迷信に過ぎない。第3話に登場した麗子(川栄李奈)も似たような話を信じ込んでいた。

もうひとつの問題は、医療の現場の人手不足だ。
四宮がトーラックに反対するのは、ひとえに人手不足のせいである。新生児科部長の今橋(大森南朋)が人手の確保のため、ほかの病院を回るシーンもあった。
医師不足は現実でも大問題となっており、「医療崩壊」を招く直接の原因になっている。つい先日は、香川県の県立病院で時間外労働が年2000時間を超える勤務医がいたことが明らかになった(朝日新聞11月7日)。

医療の最前線を守っている医師や看護師は、自分の健康や家庭生活を犠牲にしている。白川(坂口健太郎)の配慮で今橋は久しぶりに帰宅するが、玄関先に迎えに出てくるのは子どもだけで、妻は出てこなかった。

■つい2回聞き返してしまう“屋形船旦那”の恐怖

蓮の夫・壮太(前野朋哉)は、第3話に登場した康孝(ナオト・インティライミ)

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