『コウノドリ』第4話~自然分娩じゃないと良い母親になれないって本当ですか?
将来産科医になるつもりもなく、やる気もない。四宮に罵倒されようが、仕事でミスをして下屋(松岡茉優)にビンタされようが、あまり応えているようにも見えない。だが、壮太と同じく蓮の命がけの出産を目の当たりにして、気持ちを入れかえる。自分の仕事に対して厳粛な気持ちを持つようになったのだろう。
前述の医師不足の問題を解決するのは、若手一人ひとりの成長だ。吾郎が一人前として働けば、ペルソナ総合医療センターの現場も少しは改善されるはず。このあたりのお話の組み立てが非常に上手いなぁ、と感じる。
■どう産むかよりも、どう想って産もうとしたか
帝王切開で無事に出産することができた蓮に、サクラが声をかける。
「赤ちゃんもこんなに頑張ってくれたお母さんに感謝しています。どう産んだかよりも、どう想って産もうとしたか。その想いは、きっと赤ちゃんに伝わっています。美奈ちゃんにとっても、そして赤ちゃんにとっても、秋野さんは世界一のお母さんなんです」
大切なのは、どう産むかよりも、どう想って産もうとしたか。サクラたち産科医は、その想いをかなえようと、一生懸命サポートしてくれる。そして、子どもにとって母親はいつも世界一の母親であり、父親は世界一の父親だ。そのことさえ忘れなければ、きっと家族はうまくいく。
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